Golden SoftwareのVoxlerは地球科学用途を意識した汎用3次元可視化ソフトウェアである。
72,000円+税で、日本語解説付きのパッケージがHulinksから購入できる。
http://www.hulinks.co.jp/software/voxler/
このソフトウェアは取り扱いが直感的で扱いやすい。ライセンス管理は特に行っておらず、インストールしてシリアル番号を打ち込むのみであり、ユーザーを信頼したものでありがたい。
色々なフォーマットのデータを入力して3D可視化できる。Amiraのメッシュ、スタックトイメージを取り込めるのもありがたい。SEG-YやUSGS DEMなど地球科学で使われるフォーマットが用意されているのがありがたい。
3次元地震探査データを扱うこともできる。一方、サンプルデータは250 x 250 x 250のものであり、このサイズなら直接扱うことができるが、もっと大きなデータではどうだろうか。
Voxlerに関する日本語の情報はHulinksのサイト以外ではあまりないが、memoT(茶帽子鳥文小箱)さんの「3Dを楽しむフリーソフト」という記事(http://d.hatena.ne.jp/Fumiba/20080128)に少し紹介されている。
日本語での使用レポートなどは他にはGoogleではかかってこない。英語では、たくさんありそうだが、気象屋さんのレポートがあった。
http://www.geospatial-solutions.com/geospatialsolutions/article/articleDetail.jsp?id=375625
ところで、Amiraなどの高額なソフトウェアでは、CPUを特定したり、ネットワークカードのMACアドレスを特定したり、Flexlmの諸機能でプロテクトするのが一般的だが、別のマシンで使いたいときやディスククラッシュや陳腐化でCPUを更新する場合などにとても面倒でありとても困っている。フローティングライセンスならLANの中ではどのマシンでも動かせるが、ノートPCを持ち出して使いたいこともあるし、これも限界がある。Voxlerのようにシリアル番号を入れるだけで使えるというのはありがたいが、一方でGoogleでVoxlerで検索すると、ただでダウンロードできるという違法サイトがいくつか出てくる。こんなものが存在し続けると、いつかGoldenもAdobeやMSのようになってしまうかもしれない。
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