2010年4月28日水曜日

2010年4月20日 メキシコ湾Macondoにおける掘削リグの事故について

Oil&Gas Journalの速報記事を読んでみました。

4/20 10PMにMississippi CanyonBlock252(水深4,992ft、Rigelガス田近く)でBP Exploration&Production のMacondo探査井を掘削中のTransoceanのセミサブDeepwater Horizonで火災発生。11人行方不明。18,000ft以深まで掘削して油と随伴ガスを発見、ケーシングを入れてセメンチングの最中に事故発生。兆候はなかった。ROVでBOPに"hot stub"することを試みている。4/22に沈没。

26日の記事によると、4台のROVでBOPを働かせようと努力しているが暴噴は止まっておらず、油ガスを止めるためのheavy fluidを注入するための坑井を1-2本掘削するためにDevelopment Driller IIIというリグをMacondoへ移動中で26に到着予定。さらに、1台のリグが5月始めに到着予定。海底にドームコレクションシステムを建設する可能性あり。BOPで止められない場合、ドームを作るには2週間以上かかる。ただしこの水深でのドーム設置の経験はない。

まだ、暴噴の原因、なぜBOPで止められなかったかはわかっていないようです。ドームシステムは海底にドームを設置して、流出してきた油ガスを海上までパイプで導くというものだそうです。浅海では有効なことがわかっているが、1500mもの水深でとなるとどうなることかまだ不明です。

0 件のコメント: