2010年4月3日土曜日

日産リーフ予約開始

12月発売予定の日産の電気自動車(EV)リーフLeafの予約受付が始まったようです。

12月に日本とアメリカで発売される予定で、その後世界的に売り出すらしいです。値段は376万円で補助金を受けると299万円だそうです。年間5万台、その後25万台に増やすそうです。

フル充電で160km走れるそうですね。私の通勤なら週1回の充電で済むことになります。ただし、寒いときには電池性能が下がり、暖房にも電気を使うということで、走向可能距離は何割か減ることになりそうです。

フル充電には単相200Vで8時間、単相100Vで16時間かかるのですが、三相200Vの急速充電では30分で80%充電ができるそうです。80%だと130km程度走れるわけですね。

いずれにしても使い勝手は悪そうです。補助金があっても値段も高いので、差額分をガソリン代との差で回収するのも無理でしょう。ユーザーはイメージと静粛性以外に何も良いことがないのですね。イメージ向上で使いたがる自治体や企業のニーズがある程度あるでしょうが、個人で使いたいという人がどの程度おられるでしょうか。

特に疑問なのは、電池のコストが量産効果で劇的に下がることを織り込んでいるといわれる価格設定です。EVはコスト的には電池が走っているようなもので、軽自動車ベースの三菱のEV(iMeEV)が460万円であった(現在398万円で補助金を受けて284万円)ことから想像できますが、当面のコストはおそらく500万以上と推定でき、1台売ると120万以上損をすると思われます。急速充電器を備えた電気スタンド?網をつくるといったインフラコストなどもあるので大変です。

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