2009年10月2日金曜日

宇宙軌道エレベータの天才

野尻抱介さんの「ふわふわの泉」、アーサーCクラークの「楽園の泉」で知った宇宙軌道エレベータの本が出ている。


「宇宙エレベーター」(2006、大和書房)という本で、著者は、東大助教のアニリール・セルカンさんである。この方は『タイムマシン』(2006年、日経BP社)、『ポケットの中の宇宙』(2009年、中央公論新社)という本も出している。

以前朝日新聞の土曜版の人物を大きく紹介するページで紹介されているのを読んだことがあるが、PDの頃にNASAやJAXAなどでも研究をリードしているダビンチのような若き天才だというふれこみだったと思う。新聞を読んだときの感想は、NASAで認められているなら、東大やJAXAよりそっちで働けばよいのにと思っていた。

最近知ったことだが、学位は東大の建築で宇宙空間での構造物がテーマだそうで、日本語で上記のような本を書くほどのこともあり日本語は堪能なようだ。科学未来館やつくばエキスポセンターなどでのイベントで講演をするなどで活躍しておられる。

それはよいのだが、ネットの噂ではちょっと変わった人らしい。天才であるというよりも、自分は天才のような気がしてしまうという人なのではないか?ある種の妄想癖があるのかもしれない。周囲が気をつけてあげないといけないのではないか。

東大の博士号を持ったその種の人としては、コメディアンのドクター中松さんがいる。東大教授などにもその手の人は珍しくないらしいので、やるべき仕事をちゃんとやっていればとやかく言われることはないと思うが。テレビでよく見る茂木健一郎先生なども、ちょっと怪しいと思う。賢すぎる人は怪しくなることが珍しくないということだと思う。

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