2011年2月6日日曜日

日産リーフの急速充電での運用は可能か?2/7 追記あり

日産リーフの個人への納車が進んできてネット上に多くの情報が出回るようになって来ました。最初の個人オーナーの一人であると思われる方が、twitterで運用状況を発信しておられます。

この方は賃貸にお住まいのため、住宅に現在充電環境が無く、当面ディーラーの急速充電サービスを使う計画だったようです。ところが、昨日だかに、ディーラーに充電を依頼し、その間に予定した用事をすませて、30
分後に充電済みとして受け取ったリーフには50%しか充電されていなかったそうです。当然クレームを言われたところ、急速充電ので、それだけしか充電できない、充電中はディーラーの店内で待って欲しいといわれたそうです。フルに充電するのはリーフを一晩預けてくれといわれたそうです。この方のリーフはファーストカーであり預けることは無理で、フル充電して、予定をしておられた遠出ができなくなったということでした。充電時間が30分でなく10分と設定されたため50%しか充電されなかった、ディーラーの教育が悪いためのミスと推測しておられます。日産の指示なのか、ディーラーの方針あるいはミスなのか不明ですが、ユーザーの想定とのミスマッチの例である思います。急速充電は電池の負荷が大きく、緊急用であるとも考えられます。自宅に充電環境がない場合の運用方法についての、日産の考え方を購入希望者に周知しておくべきだったのではないでしょうか?

2/7追記
同じユーザーのツイートで、次に急速充電に行った別のディーラーでの対応はよかったようです。何%充電できたかは書かれていません。対応が良かったのは結構ですが、急速充電ばかり続けていくとどうなるのでしょうか?

この方は、急速充電サイトを伝って遠出をすることを考えておられるようで、応対者の判断で50%しか充電されなければ、予定通り走れないというのはそのとおりです。しかし、そもそもリーフは急速充電だけで運用することは想定されていないのではないでしょうか。よくいわれる電池の性能が5年後に80%という想定は、主に普通充電を続けて、たまに急速充電をするという場合のものではないかと想像します。毎回急速充電を続けて列島縦断といったテストを早くやったほうが良いでしょうね。

Leafの価格の半分以上は電池のコストのはずで、5年後に80%の走行性能の中古車としての商品価値を残すためには、急速充電のみで運用するのは無理ではないでしょうか。

日産のサイトのQ&A (http://ev.nissan.co.jp/FAQ/#Battery)
日産リーフのバッテリー寿命の保証は何年ですか?
使用状況によって差はありますが、日産リーフに搭載されるリチウムイオンバッテリーは、5〜10年経過時で70〜80%程度の残存容量を見込んでおります。保証期間については、通常の主要部品と同様の自動車部品として、適切な期間を検討中です。

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