2011年2月8日火曜日

日産リーフ アメリカでの納車遅れの報道 実走行電費データなど

1)共同ニュース(47NEWS等)で日産リーフ、米で納車遅れの指摘 1月末でまだ106台
という記事が出ました。日産が7日に1月末までの米国での販売数が106台であったと発表したという話で、すでに数日前にアメリカで報道された内容です。

http://bit.ly/gOHQiz

面白いのは、「顧客にはそもそも納期は伝えていないので遅れて」いないという日産の説明です。なるほど。

日本の補助金を顧客が受け取るために、日本での販売が優先される見通しだそうで、アメリカなどではより遅くなるということのようです。1月末までの日本の販売数が981台というのも既報(12月19台、1月962台)
の通りです。日産は増産を急いでいるが、「品質上の問題など生産面でのトラブルはない」のだそうです。

2)日本ではtwitterでみられるように、たしかに個人オーナーへの納車が進んでいるようで、生産が軌道に乗りつつあるのは確かです。ただ、今のところまだ、運用状況が詳しく紹介されているような情報は見当たりません。

twitterでは#leafnow や#nissanLeafというハッシュタグをつけて発信している方が多いので、これらで検索します。

twitterで「3日間約300km走行。総平均5.4km/kwh」というデータを出された方がおられました。企業で購入した社用車のようでその社長の方が試乗中ということでしょうか。何回充電されたかはわかりませんが、1回は急速充電をされています。リーフのバッテリーの蓄電容量は総電力量24kwhなので、100%充電できたとすると130kmの総走行可能距離(レンジ)ということになります。急速充電では80%までの充電になるのでレンジは104km、約100kmと思えばよいでしょうね。

なお、急速充電には約30分、普通充電には日本では約8時間かかります。
急速充電スポットを乗り継いで遠出をするというのは、理屈ではできそうな気がしますが、バッテリーへの負荷がどの程度かわからないのが心配です。急速充電が連続して可能であっても、100km走って30分休まなければならないということを考えると、片道50kmを越える遠出は現実的ではないでしょう。

日産のディーラーには充電設備が置かれるそうですが、普通充電設備が多く、急速充電設備が備えられるのは全体の1/3程度です。遠出の際にディーラーで何時間も普通充電をするという状況は考えにくいですね。

やはり、通勤、買い物などショートレンジでの用途に向いているといえると思いますね。毎晩充電をして1日100km以内の走行という用途であれば実用的ということになるでしょう。エンジン車の軽自動車と対抗するのなら良いかも知れません。

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