2009年6月30日火曜日
ASTER GDEM
昨日から公開されているERSDACのASTER Global DEMですが、昨日の朝は動いていませんでした。今朝ASTER GDEMのサイトが動いていたので、早速試してみました。
http://www.gdem.aster.ersdac.or.jp/
データのダウンロード前にユーザー登録が必要です。
次にログインします。
現在アクセスが集中しているとのことで、同時に要求することが出来るタイルは100までと制限されているそうです。1タイルは1度x1度の範囲で、全体では22600タイルのデータとなっています。
検索ボタンで検索ページに移動します。
ダウンロードしようとしてタイルを選択し、次へと行くと著作権等の同意確認のページがあり、利用分野・利用目的を選択しなければなりません。
Disaster、Energy、Climate等から選びます。配布対象はこれらに係わる研究や業務を行う個人あるいは組織だそうです。教育目的は書かれていないので、小中高の教師が使うことは認められていないのでしょうか。気になるところです。
試しに、1タイルのみダウンロードしてみました。zip圧縮されているデータフォルダには2つのGeoTifファイルが入っていますが、一つは_dem.tif、もう一つは_num.tifとなっています。demの方が通常の標高モデルです。numというファイルの方は値が1-7あたりの整数が帯状に分布するデータで、DEM作成のために繰り返し同じ地域からとられたデータを使っているので、このファイルは元データが何回分使われたかを示しているようですが、このデータファイルの説明はざっと見たところでは見つかりませんでした。
DEMデータの方ですが、試しにダウンロードした喜望峰が入ったエリア(S35E018)をフリーソフトのMironeで見てみたところ、画像で示すように平野部に0m域がかなり散点し広がっており、GoogleMapでみる画像とは印象が違いました。
サイトによるとカシミール3DでGDEMデータを読み込む方法を近日中に掲載するそうです。
いずれにしても、ほぼ全球の標高データが高分解能で利用できるようになったのはとてもありがたいと思います。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
1 件のコメント:
はじめまして。
GDEM、アクセス集中のため、なかなかデータがダウンロードできませんね。私も昨日の夜、ようやく1タイル分だけ入手できました。
>教育目的は書かれていないので、小中高の教師が使うことは認められていないのでしょうか。気になるところです。
データの教育利用については、FAQに見解が出ていました。
>教育目的でもご使用になれます。ユーザ規約同意の際に提示される9分野の内から、GDEMを使用して行う予定の教育内容に一番近い物を選択してください。
ということですので、「教育」の内容に応じて種別を選択すれば良いのだと思います。ご指摘の0m域とかステレオマッチングのノイズとかデータの特徴はこれから見てみようと思いますが、高緯度地方まで、高解像度のデータが公開されたというのはすばらしいですね。
コメントを投稿