2010年5月3日月曜日

メキシコ湾原油流出事故対策続報

メキシコ湾原油流出事故の対策。NewYorkTimes5/2によると、BPは3箇所のリークのうち一つはシャットオフバルブを付ける、最大のリークはライザー先端部でこの方法は無理で、2箇所には2つの封鎖(containment)ドームを6日後、さらに2-4日後に被せる。

メキシコ湾原油流出事故の原因はBOPの不調。BPはBOPの上でライザーを切断し、ライザーパッケージと第2にのBOPを元のBOPの上に取り付けるという計画を検討中らしい。まず圧力計を取り付けてこの計画の可能性を探る。

メキシコ湾の原油流出事故の対策として、リリーフ坑井の掘削が予定されており、天候が許せば1本目の掘削が開始される。2週間以内に2本目の掘削が予定されている。リリーフ井では、高比重の泥水で石油の流出を押さえる。

メキシコ湾の原油流出事故の対策として、現在試みられているのが化学分散剤をライザーから流出する油の流れに注入する対策。これで油を分散させ小さな油滴として浮力を減らして海底に落ちるようにしたい。技術的に可能かどうか、海底環境への影響は不明。

メキシコ湾原油流出事故の原因はまだ不明だが、掘削坑の壁が崩れないようにケーシングを設置したあと、地層とケーシングの間の隙間を埋めて、ケーシングと地層を一体化するためのセメンチング(セメント注入)の実施中に、圧力急上昇による暴噴、リグの火災が起きたらしい。

メキシコ湾原油流出事故の際のセメンチングは、石油開発技術サービス会社大手のHalliburton社が請け負って作業をしていた。同社の4名の技術者は爆発事故の際に避難した。同社は、ブッシュ政権の副大統領チェイニー氏がかつて経営していたことでも知られている。

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