2009年9月21日月曜日

記者クラブの開放

内閣記者会見の記者クラブ外の記者への開放問題で民主党政権が批判されています。マニフェストには書かれていないが、野党時代に小沢元代表、鳩山元代表が政権を取ったら開放すると明言しているのに対し、平野官房長官がその方針をひっくり返したといわれています。

平野官房長官はセキュリティ問題とキャパシティ問題があるので、開放しないと言っているといわれています。

記者会見の開放を求めるジャーナリストは、アメリカホワイトハウスでは記者クラブはなくフリージャーナリストにも開放されているということを言っていると思います。ホワイトハウスでセキュリティをいい加減にしているということはありえないので、まともなジャーナリストであるかどうかのチェックは厳しく、日本の新聞社の記者などの場合は記者証を入手するのに半年近くもかかるそうです。

首相会見にチャンネル桜や赤旗の記者を入れる必要もないので、人数は官邸の会見場のキャパシティに合わせればよいでしょう。1社で何人も記者を入れたり、現在テレビクルーやカメラマンが何社も入っていませんか?映像は全体を撮ったものを各社に提供すればよいと思います。もし、それでも狭すぎるというのなら抽選で参加できるようにするということでよいでしょう。

記者クラブのメリットは大手マスメディアには、取材が簡単、情報の独占、抜け駆けを防ぐといったものがありますが、発表側と取材側のなれ合いが一番の問題になります。千葉県庁内の長年にわたる不正執行問題が最近明らかになりましたが、記者クラブに何年も詰めている記者にはおそらく先刻承知の事態だったと思います。このような事態は内部にいる人には常識で、規則にちゃんと従うとすれば良くないことはわかっているがどうしようもない必要悪であるというものなのです。そのようなつついて欲しくない問題を明るみに出すには記者クラブはじゃまになっているでしょうね。

民主党は政権与党になったので、野党とは違ってつついて欲しくない問題をたくさん抱えていくつもりなのでしょう。

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