2011年1月13日木曜日

電子書籍ガラパゴス元年

電子書籍リーダーと電子書籍マーケット(書店)の発表が続いています。
一体いくつあるのか?リーダーのメーカーとして、シャープとソニーがそれぞれマーケットを開設。携帯電話キャリアのNTTドコモ、AU、ソフトバンクがそれぞれ、自社携帯電話(これは元からあった)、スマートフォン向けのマーケットを始めるようです。それから、アップルiPhone、iPad向けの電子書籍アプリでの提供などなど。

それぞれのマーケット毎に、決まったリーダーなり、キャリアなりで閉じているのが見事なガラパゴス現象です。島ごとに少しずつ違うゾウガメに進化していったように、同じコンテンツが違ったモノになっていくのでしょうか。島によっては絶滅、他の島と合体、ということが起きるのでしょうか。とても興味深いですね。

出版社は電子化した商品をいくつかのマーケット・キャリア(取次+書店)に渡すだけなので簡単。マーケットの方は、小さな国内市場を分けあって競争するということで、出版社はらくちんです。ユーザーはリーダーやキャリアを変えることができない?難しくなる?と良いことはありませんね。

日本にはKindleのようなデバイスやキャリアから独立した電子書籍が利用出来る日は来ないのでしょうか。現在のガラパゴスの競争の勝負がつくまで待たなければならないのかも知れません。

残念ですね。

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