世界初の量産電気自動車EVである三菱i-MiEVはすでに発売から1年以上たっており、昨年7月から一般向けに販売されているため一般のユーザーの使用感なども公開されています。
価格.コムのクチコミで岩手のig4wdawという方が、充電状況と走行状況を報告しておられます。
「i-MiEVがやって来た!」というスレッドに、
2010/12/31 01:00に書かれた情報です。
現在の走行距離は、861kmで充電11回です。
①走行距離89km/充電13コマ=6.8km/コマ
②90km/16コマ=5.6km/コマ
③91km/15コマ=6.1km/コマ
④107km/15コマ=7.1km/コマ
⑤69km/13コマ=5.3km/コマ
⑥73km/13コマ=5.6km/コマ
⑦80km/13コマ=6.1km/コマ
⑧26km/5コマ=5.2km/コマ
⑨58km/11コマ=5.3km/コマ
⑩86km/16コマ=5.3km/コマ
⑪94km/16コマ=5.8km/コマ
なお、この「コマ」については、同じig4wdawさんが12/19に、「i-MiEVは、満充電で160km走行(カタログ)で
バッテリーメーター16コマですから1コマあたり走行距離10kmが目安です。」と書いておられます。
このような報告はとても貴重です。ig4wdawさんは岩手県の方で、12/12ころに納車されたようで、4までで1週間だそうです。エアコンの使い方で変化しますがフル充電で冬期でも100km程度は走れるようです。
日産リーフの走行可能距離も公称160km以上です。日産リーフは24kWh、i-MiEVは16kWhという電池容量の違いがありますが、リーフは5人乗りでサイズも一回り大きく重量も相当のもので、電池が50%も大きくても走行可能距離は同じ程度になります。
日産リーフに関して、最近聞くニュースは、○○県に納車式とかiPhoneアプリでリモコン可能、試乗会で快適に走ったといった、走行可能距離とは関係の無い宣伝用の情報ばかりです。○○県は(どうせ税金で運用するので)実用性など気にせず環境を意識しているというイメージを売るために購入してます。一般ユーザーの参考にはなりません。iPhoneでリモートに充電状況のモニタができるなどの手段があるのは、たしかに役には立つでしょうが走りには関係ありません、試乗会での走行は電気自動車の特長の一部を知ることはできますが、運転充電運転という実際の運用でわかる走行可能距離の情報への手がかりにはなりません。
実車を見ることもなく予約できるという人は、日産を信頼している、トラブル承知で新しいものを試したいといったアーリーアダプターで、自分の実用になるかどうかはあまり気にしない方々でしょう。良いものを使いたいという一般のユーザーにアピールしようとするなら、日産は長距離走行とか運用体験の報告などを早い時期に出していくべきでしょうね。今のままでは、出先で電欠になる不安を感じる一般ユーザーが購入するということは不可能です。
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