Kindleで日本語の電子書籍を読めるようになるのはまだ先のことになりそうです。
英語の書籍で、小説は古典はいくらでもあるのですが、やはり読みにくい。海外出張のような移動時間が長い時などには小説も結構読めるのですが、普段の自動車通勤の生活ではそんなに読む時間がありません。
そこで、英語の勉強として、ある程度興味を持てる短い教材を少しずつ読んでみようと思い、Oxford University PressのA Very Short Introduction シリーズの本を選んでみました。
このシリーズは、いろいろな分野の最初の入門書で、判型は日本の新書版とほぼ同じで200ページ程度の薄い本です。200冊以上出ています。非常に多彩で、「ファラデー」、「惑星」、「貴族政治」、「不可知論」、「広告」、「アフリカ史」、「アメリカの移民」、「アメリカの政党と選挙」、「無政府主義」、「古代エジプト」、「古代哲学」、「古代の戦争」、「英国国教」といった面白そうなタイトルが並んでいます。
今ネットで調べると、岩波書店から翻訳が「1冊でわかるシリーズ」というシリーズ名で数十冊出ているそうです。見たことはないですが。1冊1500円前後です。
元のOUPのAmazon.comでの値段は、定価らしい11.95ドルを消して8ドルから9ドルです。
さて、kindle版ですが、このシリーズのすべてが揃っているわけではありません。また、日本では買えないものも多いようです。例えば「地球温暖化Global Warming」は8.36ドルの書籍版が4.01ドルらしいですが、アジア&太平洋の消費者は買えない、となっています。
アジア&太平洋で利用可能なこのシリーズのkindle版は62タイトルで、哲学や人文系が多く、残念ながら科学関係は殆どありませんでした。
その中から、
A Very Short Introduction to The Modern Scientific Method and The Nature of Modern Science
2010年12月17日発行。ASIN: B002YX0NJ4
というRaji Al Munirという人が書いた本を選んで購入してみました。4.99ドルでした。ワンクリックで購入して、数秒後にKindleのスイッチを入れたらもう入っていました。51kバイト。値段相応に短いんですね。文のカウント(location数)が703しかありません。
この題名で検索してもKindle版しか出てこないので、書籍版はないようです。OUPのA Very Short Introduction シリーズの電子カタログにも出ていないのです。
同じ著者でよく似たタイトルの書籍のkindle版がありました。ASIN: B002C74MUS
The Modern Scientific Method: Why A Modern Scientific Theory is NOT just a theory
2010年12月16日発行で4版。5.99ドルで少し高い。109kバイト。
実際、目次も良く似ていますが、付録が付いています。
(著者のサイトによると書籍版は7.95ドルらしい)
この付録を見ると、400円と480円の違いなら、こちらを買えばよかったかなとも思います。
Appendix 1: A Short Summery of The Science-Based Natural
History of Planet Earth
Appendix 2: A Short Description of The Theory of Evolution
via Natural Selection
Appendix 3: The Phenomenon of Life and Death
まずは読むことですね。
面白いことに、同じ名前の著者がOxford University Pressからイスラム教に関する本を出していることです。Kindle版もあります。同姓同名で別人物のようです。
さて、2日かかりましたが読み終わりました。さすがに短かった。話は分かりやすいと思います。
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