2012年10月末に、Amazon.co.jpのKindleストアが使えるようになりました。
Amazon.comのアカウントと結合しないと、co.jpのKindleストアのアカウントが使えない事がわかり、.comで結合しました。
まず、co.jpの無料本、今村明恒「地震の話」を作業の試しを兼ねて購入。青空文庫からのタイトルです。青空文庫は素晴らしいと思いますが、現代人である私にはとても読みづらいタイトルが殆どです。「地震の話」も1930年に書かれた少年向けの短い記事ですが、総ルビの読みづらいものでした。書かれていることは今でもおよそ通じるものです。
その後、購入したタイトルは以下のとおり。2日で1冊くらいのペースで読んでいます。
芦原すなお 「ミミズクとオリーブ:1」 創元文庫 267
瀬名秀明 「パラサイト・イヴ」 新潮文庫 741
NHK100分で名著 「鴨長明 『方丈記』」 NHK出版 429
篠田節子 「レクイエム』 文春文庫 368
加納朋子 「ななつのこ」 創元文庫 400
クロフツ 「フレンチ警部と毒蛇の謎」 創元文庫 700
2012年11月3日土曜日
2011年1月29日土曜日
Amazonの売上で電子書籍がペーパーバックを上回った!
1月27日の報道によると、Amazonの第4四半期決算でKindle向け電子書籍の売り上げが初めてペーパーバックの売り上げを超えた。ハードカバーの売上をその電子書籍版が上回ったというのが、第3四半期だったでしょうか。Kindle booksの快進撃は目を見張るばかりです。
日本の電子書籍は、リーダー端末、マーケットが乱立しています。
iPhone・iPadアプリ、Sonyリーダー、SharpガラパゴスーTsutaya、Docomo、AU、Softbank
現在日本の電子書籍市場はガラパゴス状態になっていますが、全部ほそぼそと生き残るのか、どこかが生き残るのか、全部潰れてしまうのか?これらの外からアマゾンKindle booksやApple iBooksが入ってくるのか?
ユーザーは置いてきぼりというのは日本らしいですが、アメリカに数年遅れて似たような状況になると予想しておけば大きく外れることはないでしょう。今回の報道が何か影響をあたえるかも知れません。
日本の電子書籍は、リーダー端末、マーケットが乱立しています。
iPhone・iPadアプリ、Sonyリーダー、SharpガラパゴスーTsutaya、Docomo、AU、Softbank
現在日本の電子書籍市場はガラパゴス状態になっていますが、全部ほそぼそと生き残るのか、どこかが生き残るのか、全部潰れてしまうのか?これらの外からアマゾンKindle booksやApple iBooksが入ってくるのか?
ユーザーは置いてきぼりというのは日本らしいですが、アメリカに数年遅れて似たような状況になると予想しておけば大きく外れることはないでしょう。今回の報道が何か影響をあたえるかも知れません。
2011年1月15日土曜日
著作権の難しさ 電子書籍のガラパゴス病
電子書籍リーダーとしてシャープが「ガラパゴス」という名前を選んだため、ガラパゴス化しているという電子書籍の問題を、単に電子書籍のガラパゴス化というと何のことかわかりません。ガラパゴス病というのが適切でしょうか(電子書籍でも失敗を繰り返すメディア業界の「ガラパゴス病」http://ascii.jp/elem/000/000/544/544407/)。
さて、出版社側が既得権益を守るために独自フォーマットで電子書籍を普及させる、あるいは電子書籍そのものを普及させないようにしたいというのは至極当然のことです。音楽産業と同様です。音楽産業は高価なレコードやCDの販売で利益を上げてきましたが、一方で無料のラジオ、テレビ放送で音楽を宣伝のために流してきました。録音やタイマーの技術が進歩するとともに、また近年ではインターネットの一般化とともに、高価なディジタル音楽コンテンツを従来のレコード業界のシステムを通して購入する人は減ってきました。ソニーがMP3に対応せずDRMを備えた独自フォーマットのみのディジタル音楽プレイヤーでiPodに負けてしまいました。
現在、ディジタル音楽コンテンツはYouTubeのような共有サイトで違法に置かれているものと、ガラパゴス携帯電話の「着うたフル」のような著作権管理されたもの、iTunes Music Storeのような中間的なものがあります。
現在の日本の出版社を中心としたインターネット上での電子書籍マーケットは「着うたフル」のモデルを目指しています。現在の電子書籍マーケットの中で世界的にも最も成功しているのは、日本のガラパゴス携帯電話のマンガだそうです。インターネット上ではスマートフォンが主体なので、「着うた」のモデルを何とかして汎用電子書籍市場に持ち込みたいということです。
いろいろなグループを作って、リッチコンテンツの電子書籍フォーマットの開発などを目指していますが、私が読みたいのは普通の文字が中心んの本です。青空文庫以降の普通の小説や新書がpdfで売られていれば相応の金を払って読みたいのですが、金を出しても読めないのです。権利者がその気になればすぐに出来る商品ですが、無料でコピーされたらかなわないので売らないということです。それが自炊を流行らせるわけです。放送された音楽コンテンツをmp3にすることで無料の音楽コンテンツがネットにあふれたように、自炊で作ったDRMなしのpdfファイルがmp3のように違法に溢れでてくるようになっていき、業界の息を止めることになるのではないですかね。違法なものがあふれjavascript:void(0)ないように、DRMで管理した有料pdfを安く利用出来るようにしてほしいものです。
著作権を守ろうとして無理をしている大手出版社は地盤沈下していき、出版業界全体が再編されることになるでしょう。
さて、出版社側が既得権益を守るために独自フォーマットで電子書籍を普及させる、あるいは電子書籍そのものを普及させないようにしたいというのは至極当然のことです。音楽産業と同様です。音楽産業は高価なレコードやCDの販売で利益を上げてきましたが、一方で無料のラジオ、テレビ放送で音楽を宣伝のために流してきました。録音やタイマーの技術が進歩するとともに、また近年ではインターネットの一般化とともに、高価なディジタル音楽コンテンツを従来のレコード業界のシステムを通して購入する人は減ってきました。ソニーがMP3に対応せずDRMを備えた独自フォーマットのみのディジタル音楽プレイヤーでiPodに負けてしまいました。
現在、ディジタル音楽コンテンツはYouTubeのような共有サイトで違法に置かれているものと、ガラパゴス携帯電話の「着うたフル」のような著作権管理されたもの、iTunes Music Storeのような中間的なものがあります。
現在の日本の出版社を中心としたインターネット上での電子書籍マーケットは「着うたフル」のモデルを目指しています。現在の電子書籍マーケットの中で世界的にも最も成功しているのは、日本のガラパゴス携帯電話のマンガだそうです。インターネット上ではスマートフォンが主体なので、「着うた」のモデルを何とかして汎用電子書籍市場に持ち込みたいということです。
いろいろなグループを作って、リッチコンテンツの電子書籍フォーマットの開発などを目指していますが、私が読みたいのは普通の文字が中心んの本です。青空文庫以降の普通の小説や新書がpdfで売られていれば相応の金を払って読みたいのですが、金を出しても読めないのです。権利者がその気になればすぐに出来る商品ですが、無料でコピーされたらかなわないので売らないということです。それが自炊を流行らせるわけです。放送された音楽コンテンツをmp3にすることで無料の音楽コンテンツがネットにあふれたように、自炊で作ったDRMなしのpdfファイルがmp3のように違法に溢れでてくるようになっていき、業界の息を止めることになるのではないですかね。違法なものがあふれjavascript:void(0)ないように、DRMで管理した有料pdfを安く利用出来るようにしてほしいものです。
著作権を守ろうとして無理をしている大手出版社は地盤沈下していき、出版業界全体が再編されることになるでしょう。
2011年1月13日木曜日
電子書籍ガラパゴス元年
電子書籍リーダーと電子書籍マーケット(書店)の発表が続いています。
一体いくつあるのか?リーダーのメーカーとして、シャープとソニーがそれぞれマーケットを開設。携帯電話キャリアのNTTドコモ、AU、ソフトバンクがそれぞれ、自社携帯電話(これは元からあった)、スマートフォン向けのマーケットを始めるようです。それから、アップルiPhone、iPad向けの電子書籍アプリでの提供などなど。
それぞれのマーケット毎に、決まったリーダーなり、キャリアなりで閉じているのが見事なガラパゴス現象です。島ごとに少しずつ違うゾウガメに進化していったように、同じコンテンツが違ったモノになっていくのでしょうか。島によっては絶滅、他の島と合体、ということが起きるのでしょうか。とても興味深いですね。
出版社は電子化した商品をいくつかのマーケット・キャリア(取次+書店)に渡すだけなので簡単。マーケットの方は、小さな国内市場を分けあって競争するということで、出版社はらくちんです。ユーザーはリーダーやキャリアを変えることができない?難しくなる?と良いことはありませんね。
日本にはKindleのようなデバイスやキャリアから独立した電子書籍が利用出来る日は来ないのでしょうか。現在のガラパゴスの競争の勝負がつくまで待たなければならないのかも知れません。
残念ですね。
一体いくつあるのか?リーダーのメーカーとして、シャープとソニーがそれぞれマーケットを開設。携帯電話キャリアのNTTドコモ、AU、ソフトバンクがそれぞれ、自社携帯電話(これは元からあった)、スマートフォン向けのマーケットを始めるようです。それから、アップルiPhone、iPad向けの電子書籍アプリでの提供などなど。
それぞれのマーケット毎に、決まったリーダーなり、キャリアなりで閉じているのが見事なガラパゴス現象です。島ごとに少しずつ違うゾウガメに進化していったように、同じコンテンツが違ったモノになっていくのでしょうか。島によっては絶滅、他の島と合体、ということが起きるのでしょうか。とても興味深いですね。
出版社は電子化した商品をいくつかのマーケット・キャリア(取次+書店)に渡すだけなので簡単。マーケットの方は、小さな国内市場を分けあって競争するということで、出版社はらくちんです。ユーザーはリーダーやキャリアを変えることができない?難しくなる?と良いことはありませんね。
日本にはKindleのようなデバイスやキャリアから独立した電子書籍が利用出来る日は来ないのでしょうか。現在のガラパゴスの競争の勝負がつくまで待たなければならないのかも知れません。
残念ですね。
2011年1月6日木曜日
Smart Solutions to Climate Change by Lomborg
今度は、Cambridge University Pressの
Smart Solutions to Climate Change: Comparing Costs and Benefits by Bjrn Lomborg (2010)
を買った。
11.99ドルでした。数秒でKindleに入っていました。
Amazon.comによると、
ハードカバー 83.26ドル
ペイバーバック 18.73ドル (定価29.99ドル)
ディジタル定価 24.00ドル
Amazon.co.jpによると
ペーパーバック 2,332円 (参考価格2,570円)
です。
ディジタル版のサイズは
6317kB Location数16750
ペーパーバックでは436ページ。
約1000円なので、ちゃんと読めばかなりオトク!
ただし、相当長い。Lost Symbolが10943だったので本当に長いです。全部読めるでしょうか。
Reference として使うというつもりで持って歩けるというメリットもあります。
Cambridge University PressやOxford University Pressの本は、怪しいものはほとんどないので、安心して買うことができます。非常に専門的なものから入門書まで多様です。気候変動関係はIPCCの出版物はCambridge University Pressから出ていることもあり、全体に充実していると言えると思います。
Smart Solutions to Climate Change: Comparing Costs and Benefits by Bjrn Lomborg (2010)
を買った。
11.99ドルでした。数秒でKindleに入っていました。
Amazon.comによると、
ハードカバー 83.26ドル
ペイバーバック 18.73ドル (定価29.99ドル)
ディジタル定価 24.00ドル
Amazon.co.jpによると
ペーパーバック 2,332円 (参考価格2,570円)
です。
ディジタル版のサイズは
6317kB Location数16750
ペーパーバックでは436ページ。
約1000円なので、ちゃんと読めばかなりオトク!
ただし、相当長い。Lost Symbolが10943だったので本当に長いです。全部読めるでしょうか。
Reference として使うというつもりで持って歩けるというメリットもあります。
Cambridge University PressやOxford University Pressの本は、怪しいものはほとんどないので、安心して買うことができます。非常に専門的なものから入門書まで多様です。気候変動関係はIPCCの出版物はCambridge University Pressから出ていることもあり、全体に充実していると言えると思います。
2011年1月5日水曜日
A Very Short Introduction to The ...
Kindleで日本語の電子書籍を読めるようになるのはまだ先のことになりそうです。
英語の書籍で、小説は古典はいくらでもあるのですが、やはり読みにくい。海外出張のような移動時間が長い時などには小説も結構読めるのですが、普段の自動車通勤の生活ではそんなに読む時間がありません。
そこで、英語の勉強として、ある程度興味を持てる短い教材を少しずつ読んでみようと思い、Oxford University PressのA Very Short Introduction シリーズの本を選んでみました。
このシリーズは、いろいろな分野の最初の入門書で、判型は日本の新書版とほぼ同じで200ページ程度の薄い本です。200冊以上出ています。非常に多彩で、「ファラデー」、「惑星」、「貴族政治」、「不可知論」、「広告」、「アフリカ史」、「アメリカの移民」、「アメリカの政党と選挙」、「無政府主義」、「古代エジプト」、「古代哲学」、「古代の戦争」、「英国国教」といった面白そうなタイトルが並んでいます。
今ネットで調べると、岩波書店から翻訳が「1冊でわかるシリーズ」というシリーズ名で数十冊出ているそうです。見たことはないですが。1冊1500円前後です。
元のOUPのAmazon.comでの値段は、定価らしい11.95ドルを消して8ドルから9ドルです。
さて、kindle版ですが、このシリーズのすべてが揃っているわけではありません。また、日本では買えないものも多いようです。例えば「地球温暖化Global Warming」は8.36ドルの書籍版が4.01ドルらしいですが、アジア&太平洋の消費者は買えない、となっています。
アジア&太平洋で利用可能なこのシリーズのkindle版は62タイトルで、哲学や人文系が多く、残念ながら科学関係は殆どありませんでした。
その中から、
A Very Short Introduction to The Modern Scientific Method and The Nature of Modern Science
2010年12月17日発行。ASIN: B002YX0NJ4
というRaji Al Munirという人が書いた本を選んで購入してみました。4.99ドルでした。ワンクリックで購入して、数秒後にKindleのスイッチを入れたらもう入っていました。51kバイト。値段相応に短いんですね。文のカウント(location数)が703しかありません。
この題名で検索してもKindle版しか出てこないので、書籍版はないようです。OUPのA Very Short Introduction シリーズの電子カタログにも出ていないのです。
同じ著者でよく似たタイトルの書籍のkindle版がありました。ASIN: B002C74MUS
The Modern Scientific Method: Why A Modern Scientific Theory is NOT just a theory
2010年12月16日発行で4版。5.99ドルで少し高い。109kバイト。
実際、目次も良く似ていますが、付録が付いています。
(著者のサイトによると書籍版は7.95ドルらしい)
この付録を見ると、400円と480円の違いなら、こちらを買えばよかったかなとも思います。
Appendix 1: A Short Summery of The Science-Based Natural
History of Planet Earth
Appendix 2: A Short Description of The Theory of Evolution
via Natural Selection
Appendix 3: The Phenomenon of Life and Death
まずは読むことですね。
面白いことに、同じ名前の著者がOxford University Pressからイスラム教に関する本を出していることです。Kindle版もあります。同姓同名で別人物のようです。
さて、2日かかりましたが読み終わりました。さすがに短かった。話は分かりやすいと思います。
英語の書籍で、小説は古典はいくらでもあるのですが、やはり読みにくい。海外出張のような移動時間が長い時などには小説も結構読めるのですが、普段の自動車通勤の生活ではそんなに読む時間がありません。
そこで、英語の勉強として、ある程度興味を持てる短い教材を少しずつ読んでみようと思い、Oxford University PressのA Very Short Introduction シリーズの本を選んでみました。
このシリーズは、いろいろな分野の最初の入門書で、判型は日本の新書版とほぼ同じで200ページ程度の薄い本です。200冊以上出ています。非常に多彩で、「ファラデー」、「惑星」、「貴族政治」、「不可知論」、「広告」、「アフリカ史」、「アメリカの移民」、「アメリカの政党と選挙」、「無政府主義」、「古代エジプト」、「古代哲学」、「古代の戦争」、「英国国教」といった面白そうなタイトルが並んでいます。
今ネットで調べると、岩波書店から翻訳が「1冊でわかるシリーズ」というシリーズ名で数十冊出ているそうです。見たことはないですが。1冊1500円前後です。
元のOUPのAmazon.comでの値段は、定価らしい11.95ドルを消して8ドルから9ドルです。
さて、kindle版ですが、このシリーズのすべてが揃っているわけではありません。また、日本では買えないものも多いようです。例えば「地球温暖化Global Warming」は8.36ドルの書籍版が4.01ドルらしいですが、アジア&太平洋の消費者は買えない、となっています。
アジア&太平洋で利用可能なこのシリーズのkindle版は62タイトルで、哲学や人文系が多く、残念ながら科学関係は殆どありませんでした。
その中から、
A Very Short Introduction to The Modern Scientific Method and The Nature of Modern Science
2010年12月17日発行。ASIN: B002YX0NJ4
というRaji Al Munirという人が書いた本を選んで購入してみました。4.99ドルでした。ワンクリックで購入して、数秒後にKindleのスイッチを入れたらもう入っていました。51kバイト。値段相応に短いんですね。文のカウント(location数)が703しかありません。
この題名で検索してもKindle版しか出てこないので、書籍版はないようです。OUPのA Very Short Introduction シリーズの電子カタログにも出ていないのです。
同じ著者でよく似たタイトルの書籍のkindle版がありました。ASIN: B002C74MUS
The Modern Scientific Method: Why A Modern Scientific Theory is NOT just a theory
2010年12月16日発行で4版。5.99ドルで少し高い。109kバイト。
実際、目次も良く似ていますが、付録が付いています。
(著者のサイトによると書籍版は7.95ドルらしい)
この付録を見ると、400円と480円の違いなら、こちらを買えばよかったかなとも思います。
Appendix 1: A Short Summery of The Science-Based Natural
History of Planet Earth
Appendix 2: A Short Description of The Theory of Evolution
via Natural Selection
Appendix 3: The Phenomenon of Life and Death
まずは読むことですね。
面白いことに、同じ名前の著者がOxford University Pressからイスラム教に関する本を出していることです。Kindle版もあります。同姓同名で別人物のようです。
さて、2日かかりましたが読み終わりました。さすがに短かった。話は分かりやすいと思います。
2010年12月28日火曜日
電子書籍ゼロ年
電子書籍元年という言葉を時々見かけた2010年でした。
年末に、Sony Reader、Sharp Galapagosといった電子書籍端末が発売され、それぞれ販売システムが動き出しました。さらにAU、docomo等の携帯電話キャリアからも電子書籍販売システムが発表され、AUからは電子書籍端末ビブリオリーフが発表され、docomoからはGalaxy SやTabなどのスマートフォンにおいて電子書籍アプリのトライアルサービスが行われました。
携帯電話キャリアは従来、i-Modeなどそれぞれの携帯用インターネットサービスの有料コンテンツサービスとしてマンガやケータイ小説を中心に電子書籍を販売してきましたが販売システムはキャリアごとに閉じています。いわゆるガラパゴス状態ですが、AndroidやiOSを使うスマートフォンでは、PCと同様により汎用的なプラットフォーム上のアプリを通常のインターネット上で使うサービスとして使えるようになっています。
電子書籍販売システムでの課題は課金です。携帯電話キャリアで閉じたガラパゴス的なマーケットでは、電話契約と一緒に決済できるので、競争が無いこともあって非常に販売者に有利でした。一方インターネットを使うと課金が難しいのです。さらに、コピーされやすく著作権の管理が難しい。iPhoneやAndroidのアプリとして販売すれば、これらのシステムの外では使えないし、電話の契約とリンクしているので取りはぐれもないということで、人気作家の作品では一般的になっています。そのかわり、小さな携帯の画面で読むしかないという情けない状態でしか利用できないわけです。Amazon kindleはPC、MacやiPhone、Androidでのアプリと専用端末があり、kindleフォーマットのファイルはどれでも読めます。
アメリカでは、Amazonなど数社がそれぞれ、多くの出版社と契約をして電子書籍を販売するシステムを整備していますが、日本ではいくつかの企業グループがそれぞれ、システムを動かし始めたという段階です。日本の多くの出版社は電子書籍が普及してこれまでのビジネスが出来なくなることを恐れているようで専用アプリ販売程度以上の事はやりたがりません。結局、SonyもSharpも現在のところ売っているものは、マンガ、ベストセラーの一部とビジネス系の新書などマイナーなものばかりで、限られた層の需要にしか応えられていません。このような状態では遠からず営業をやめることになるでしょう。
個人的にはkindleを持っているので、日本の書籍を買ってkindleで読めるようになることを願っています。現在は青空文庫か、Web上のコンテンツをpdf化したものくらいしか日本語で読めるコンテンツがないのです。kindleで日本の普通の文庫や新書が読めるようになった時が私の電子書籍元年ということになります。
年末に、Sony Reader、Sharp Galapagosといった電子書籍端末が発売され、それぞれ販売システムが動き出しました。さらにAU、docomo等の携帯電話キャリアからも電子書籍販売システムが発表され、AUからは電子書籍端末ビブリオリーフが発表され、docomoからはGalaxy SやTabなどのスマートフォンにおいて電子書籍アプリのトライアルサービスが行われました。
携帯電話キャリアは従来、i-Modeなどそれぞれの携帯用インターネットサービスの有料コンテンツサービスとしてマンガやケータイ小説を中心に電子書籍を販売してきましたが販売システムはキャリアごとに閉じています。いわゆるガラパゴス状態ですが、AndroidやiOSを使うスマートフォンでは、PCと同様により汎用的なプラットフォーム上のアプリを通常のインターネット上で使うサービスとして使えるようになっています。
電子書籍販売システムでの課題は課金です。携帯電話キャリアで閉じたガラパゴス的なマーケットでは、電話契約と一緒に決済できるので、競争が無いこともあって非常に販売者に有利でした。一方インターネットを使うと課金が難しいのです。さらに、コピーされやすく著作権の管理が難しい。iPhoneやAndroidのアプリとして販売すれば、これらのシステムの外では使えないし、電話の契約とリンクしているので取りはぐれもないということで、人気作家の作品では一般的になっています。そのかわり、小さな携帯の画面で読むしかないという情けない状態でしか利用できないわけです。Amazon kindleはPC、MacやiPhone、Androidでのアプリと専用端末があり、kindleフォーマットのファイルはどれでも読めます。
アメリカでは、Amazonなど数社がそれぞれ、多くの出版社と契約をして電子書籍を販売するシステムを整備していますが、日本ではいくつかの企業グループがそれぞれ、システムを動かし始めたという段階です。日本の多くの出版社は電子書籍が普及してこれまでのビジネスが出来なくなることを恐れているようで専用アプリ販売程度以上の事はやりたがりません。結局、SonyもSharpも現在のところ売っているものは、マンガ、ベストセラーの一部とビジネス系の新書などマイナーなものばかりで、限られた層の需要にしか応えられていません。このような状態では遠からず営業をやめることになるでしょう。
個人的にはkindleを持っているので、日本の書籍を買ってkindleで読めるようになることを願っています。現在は青空文庫か、Web上のコンテンツをpdf化したものくらいしか日本語で読めるコンテンツがないのです。kindleで日本の普通の文庫や新書が読めるようになった時が私の電子書籍元年ということになります。
2010年12月4日土曜日
Kindleの価格と値段、電子書籍
結局、220.48ドル、レートが82.233円/$で、18,175円でした。
Item Subtotal: $189.00
Shipping and handling: $20.98
Import Fees Deposit: $10.50
Total: $220.48
Kindle 3G Wireless Reading 1台です。
Kindle用に買った本は以前の”Lost Symbol”のみ。
ほかは無料本(Inherit the Stars)と青空文庫、Gutenbergのみです。
日本語の新しいものを有料で良いので、読みたいですね。
残念ながら日本の出版社は著作権管理DRMの点で問題があると考えているようで、現在のAmazon Kindleのやり方では出したくないようです。
シャープ・メディアタブレット/ガラパゴス、ソニー・リーダーによる電子書籍市場がこれから始まるところなので、まだしばらくかかりそうです。
ソニーのリーダーの国内発売の発表があった後、twitterなどでは、通信機能がなくPCでダウンロードしてからUSBで移さなければならないということを非難する意見が盛んに出されました。多くは弾言ブログでの意見を引いているのですが、的外れの非難であると思います。どこにいてもネットでつながっていて、ほしい時に買うことができる、というのは結構なことには違いありませんが、PCの前にいても読みたくて買える本が無い、という現状の貧困を乗り越える大きな第一歩だと思います。
Amazonからも何とかして出して欲しいものです。
Item Subtotal: $189.00
Shipping and handling: $20.98
Import Fees Deposit: $10.50
Total: $220.48
Kindle 3G Wireless Reading 1台です。
Kindle用に買った本は以前の”Lost Symbol”のみ。
ほかは無料本(Inherit the Stars)と青空文庫、Gutenbergのみです。
日本語の新しいものを有料で良いので、読みたいですね。
残念ながら日本の出版社は著作権管理DRMの点で問題があると考えているようで、現在のAmazon Kindleのやり方では出したくないようです。
シャープ・メディアタブレット/ガラパゴス、ソニー・リーダーによる電子書籍市場がこれから始まるところなので、まだしばらくかかりそうです。
ソニーのリーダーの国内発売の発表があった後、twitterなどでは、通信機能がなくPCでダウンロードしてからUSBで移さなければならないということを非難する意見が盛んに出されました。多くは弾言ブログでの意見を引いているのですが、的外れの非難であると思います。どこにいてもネットでつながっていて、ほしい時に買うことができる、というのは結構なことには違いありませんが、PCの前にいても読みたくて買える本が無い、という現状の貧困を乗り越える大きな第一歩だと思います。
Amazonからも何とかして出して欲しいものです。
2010年11月20日土曜日
失われた時を求めて(マルセル・プルースト作、吉川一義訳、岩波文庫版)
岩波文庫で新しくプルーストの「失われた時を求めて」が刊行され始めたようです。夕べ書店に11月16日発行の第1巻があったので、買ってみました。全14巻の予定だそうです。第1巻は400ページくらいの本文の他、地図や、解説などの資料が多くて、読みやすそうです。
岩波文庫も古いものは現代人には読みにくいですが、新訳で読みやすい16行の版組で新しいものは良いですね。
井上究一郎訳<筑摩世界文学大系>全5巻の1,2巻を30年ほど前に買ってある(!)のですが、読めないできました。(世界文学全集のようなものは、堅いハードカバーで箱に入っていて、昔は書店でもよく見かけたものですが、遙か以前になくなってしまいました。)もともと、ほとんど文庫でしか、本を読まないので、しっかりしすぎた本は開くのもおっくうで読めなかったのです。
今度は、この文庫なら読みやすそうなので、おもしろければ最後まで読んでみたいです。
岩波文庫も古いものは現代人には読みにくいですが、新訳で読みやすい16行の版組で新しいものは良いですね。
井上究一郎訳<筑摩世界文学大系>全5巻の1,2巻を30年ほど前に買ってある(!)のですが、読めないできました。(世界文学全集のようなものは、堅いハードカバーで箱に入っていて、昔は書店でもよく見かけたものですが、遙か以前になくなってしまいました。)もともと、ほとんど文庫でしか、本を読まないので、しっかりしすぎた本は開くのもおっくうで読めなかったのです。
今度は、この文庫なら読みやすそうなので、おもしろければ最後まで読んでみたいです。
「星を継ぐもの」電子書籍版が無料
Paperback Reading洋書を読む、よ
http://paperback.blog10.fc2.com
というサイトにKindleの情報などがあるので、ながめていました。
そこで、James P. Hogan "Inherit the Stars"「星を継ぐもの」の電子版が
http://www.webscription.net/p-584-inherit-the-stars.aspx
から無料でダウンロードできるということを教わりました。
早速ダウンロードしてKindleに入れました。上記サイトにも$5とか書いてあるのですが、mobi版のボタンをクリックするとすぐにダウンロードできます。
訳本は買ったことがあるはずですが、冒頭だけ読んで止まってしまっていました。この機会に読んでみようと思います。
これで、Kindleで読みかけの本は、
ロマン・ロラン「ジャンクリストフ」
Agatha Christie "The Secret Adversary"
Daniel Defoe "The Life and Most Surprising Adventure of Robinson Crusoe"
に加えてもう一つとなったわけですが、脱落するものが多くなりそうです。
http://paperback.blog10.fc2.com
というサイトにKindleの情報などがあるので、ながめていました。
そこで、James P. Hogan "Inherit the Stars"「星を継ぐもの」の電子版が
http://www.webscription.net/p-584-inherit-the-stars.aspx
から無料でダウンロードできるということを教わりました。
早速ダウンロードしてKindleに入れました。上記サイトにも$5とか書いてあるのですが、mobi版のボタンをクリックするとすぐにダウンロードできます。
訳本は買ったことがあるはずですが、冒頭だけ読んで止まってしまっていました。この機会に読んでみようと思います。
これで、Kindleで読みかけの本は、
ロマン・ロラン「ジャンクリストフ」
Agatha Christie "The Secret Adversary"
Daniel Defoe "The Life and Most Surprising Adventure of Robinson Crusoe"
に加えてもう一つとなったわけですが、脱落するものが多くなりそうです。
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