2009年12月30日水曜日

今週のCSO シカゴ交響楽団

December 25, 2009 Program #CSO 09-52

“...the darkness of the key, the sense of drama and foreboding and great passion really marks [this] as one of the great Romantic symphonies.” ―Sir Mark Elder on Dvořák Symphony No. 7
Sir Mark Elder conducts an all Dvořák program, on this week’s BP Chicago Symphony Orchestra broadcast.

Dvořák Symphony No. 3 in E-flat Major, Op. 10
Sir Mark Elder, conductor
Dvořák Violin Concerto in A Minor, Op. 53
Janine Jansen, violin
Sir Mark Elder, conductor
Dvořák Symphony No. 7 in D Minor, Op. 70
Sir Mark Elder, conductor

ドヴォルザーク 交響曲第3番 変ホ長調作品10          2:40-38:35
ドヴォルザーク バイオリン協奏曲 イ短調作品5        41:45-1:12:15
ドヴォルザーク 交響曲第7番 ニ短調作品70          1:14:11-1:53:30

さすがにアメリカではドヴォルザークは人気のようですね。チェロ協奏曲が有名ですが、バイオリン協奏曲もすばらしいです。

2009年12月26日土曜日

今週のNYP ニューヨークフィル

Program:
Handel Messiah 5:10-1:50:00

Artists:
Helmuth Rilling   Conductor
Annette Dasch  Soprano
Daniel Taylor   Counterteno
James Taylor Tenor
Shenyang  Bass
Gachinger Kantorei Stuttgart Chorus

今週は ヘンデルの「メサイア」です。ハレルヤコーラスはおなじみですが、通して聞いたことがなかった大曲です。Wikipediaでは演奏時間2時間半程度と書かれていますが、この放送では1時間45分程度です。どこか、はしょられているのかもしれませんが、何しろなじみがないのでわかりません。

12月15-19日にフィッシャーホールで行われたコンサートの録音です。
曲の解説がpdfで入手できます。
http://nyphil.org/programNotes/Handel_Messiah.pdf
12月25日から1月8日までオンラインで聞くことができます。

2009年12月23日水曜日

今週のCSO シカゴ交響楽団

December 18, 2009 Program #CSO 09-51

Brahms Symphony No. 3 in F Major, Op. 90
Daniel Barenboim, conductor
Stravinsky Symphony of Psalms
Chicago Symphony Chorus
Margaret Hillis, director
James Levine, conductor
Bach Excerpts from Mass in B Minor
Sir Georg Solti, conductor
Felicity Lott, soprano
Anne Sofie von Otter, mezzo-soprano
Hans Peter Blochwitz, tenor
William Shimell, baritone
Gwynne Howell, bass
Chicago Symphony Chorus
Margaret Hillis, director

ブラームス      交響曲第3番         2:05-41:25
ストラビンスキー   詩篇交響曲         43:45-1:05:10
バッハ        ミサ曲ロ短調から 1:06:26-1:54:35

このシカゴ交響楽団のラジオ放送は、エネルギー企業のBP社の提供により、シカゴの98.7WFMTという放送局から12月18日に放送されており、CSOのWebサイトにListen Againとして12月21日~2月1日まで公開されている。BP CSO Radio Broadcast-Program # CSO 09-51-December 18, 2009というリンクをクリックすると、インターネットラジオ用のプレイヤが動いて演奏が始まる。これをRealPlayerでダウンロードするとflvファイルがダウンロードできる。このファイルはsplitflvでMP3に変換できる。

例によって、初めて聴く曲ばかりである。クリスマスが近づいて宗教的な曲が増えているのかもしれない。

2009年12月19日土曜日

今週のNYP

今週のニューヨークフィルのラジオはSalonenという指揮者によるドビュッシー「海」、デビッド・フレイのラベルピアノ協奏曲です。

Salonen, Ravel & Debussy's La Mer

Program:
Bartok Music for Strings, Percussion and Celesta
Ravel Piano Concerto in G
Debussy La Mer

Esa-Pekka Salonen Conductor
David Fray     Piano

今週のCSO シカゴ交響楽団

12/18に下記ラジオプログラムが聞けるようになっていました。

December 11, 2009 Program #CSO 09-50
Rouse Rapture
David Zinman, conductor
Shostakovich Violin Concerto No. 1 in A Minor, Op. 77
David Zinman, conductor
Julia Fischer, violin
Tchaikovsky Symphony No. 1 in G Minor (Winter Daydreams)
David Zinman, conductor
Tchaikovsky Excerpts from The Nutcracker
Fritz Reiner, conductor

ラウス ラブチャー                         2:15-15:30         
ショスタコービッチ ヴァイオリン協奏曲第1番 18:55-55:00
チャイコフスキー 交響曲第1番ト短調 冬の日の幻想   58:5-1:42:14
チャイコフスキー クルミ割り人形から            1:42:55-1:54:03

クルミ割り人形以外は初めて聴く曲ばかりです。

ラウスという人は現在60歳くらいのアメリカの作曲家らしいですが、日本語Wikipediaには出てきませんね。

2009年12月13日日曜日

今週のNYP

Honegger: Symphony No. 2
Beethoven: Symphony No. 3, Eroica

今週はMuti指揮のHoneggerの第2番とベートーベン英雄です。

英雄はやはり人気のようで、先日はシカゴ交響楽団のGetti指揮のネットラジオ放送も聞けました。

オネゲルという作曲家はまったく知りませんでしたが、20世紀前半のフランスの有名な作曲家のようです。Wikipediaは便利ですね。

2009年12月10日木曜日

シカゴ交響楽団 CSO!

最近CSO Chicago Symphonic Orchestraもコンサートのラジオ放送の音源をネット配信していることを知りました。こちらは2ヶ月程度置かれているので、現在以下の1-6の6回のコンサートのflvファイルがダウンロードできます。BPがスポンサーになっています。 0イタリア、英雄は今はすでになくなっていますが間に合って良かったです。

これもとても貴重ですね。ニューヨークフィルと合わせて聞いていきたいと思います。

0) October 23, 2009 Program # CSO 09-43
Mendelssohn Symphony No. 4 in A Major, Op. 90 (Italian)
Daniele Gatti, conductor
Prokofiev Piano Concerto No. 4 for the Left Hand in B-flat Major, Op. 53
Daniele Gatti, conductor
Dmitri Alexeev, piano
Beethoven Symphony No. 3 in E-flat Major, Op. 55 (Eroica)
Daniele Gatti, conductor

1) October 30, 2009 Program # CSO 09-44
Webern Im Sommerwind
Bernard Haitink, conductor
Haydn Symphony No. 101 in D Major (The Clock)
Bernard Haitink, conductor
Mahler Ruckert Lieder
Bernard Haitink, conductor
Christianne Stotijn, mezzo-soprano
Brahms Symphony No. 1 in C Minor, Op. 68
Bernard Haitink, conductor

2) November 6, 2009 Program #CSO 09-45
Carter Reflexions
Pierre Boulez, conductor
Stravinsky Symphony in Three Movements
Pierre Boulez, conductor
Mahler Symphony No. 7
Pierre Boulez, conductor

3) November 13, 2009 Program #CSO 09-46
The percussion instruments are in the spotlight in the Symphony No. 15 by Dmitri Shostakovich, this week on the BP Chicago Symphony Orchestra broadcast.
Purcell/Stucky Funeral Music for Queen Mary
Bernard Haitink, conductor
Britten Les Illuminations, Op. 18
Ian Bostridge, tenor
Bernard Haitink, conductor
Shostakovich Symphony No. 15 in A Major, Op. 141
Bernard Haitink, conductor
Purcell Suite from Abdelazer
Nicholas McGegan, conductor
Britten Four Sea Interludes from Peter Grimes, Op. 33a
Manfred Honeck, conductor

4) November 20, 2009 Program #CSO 09-47
DvoYak String Quintet in E-flat Major, Op. 97 (American)
Emerson String Quartet
Paul Neubauer, viola
DvoYak Slavonic Dances, Op. 72, nos. 2 and 3
Sir Mark Elder, conductor
DvoYak The Midday Witch
Sir Mark Elder, conductor
DvoYak Symphony No. 9 in E Minor, Op. 95 (From the New World)
Sir Mark Elder, conductor

5) November 27, 2009 Program #CSO 09-48
Bernstein Overture to Candide
Paavo Jarvi, conductor
Bernstein Serenade, after Plato’s Symposium
Paavo Jarvi, conductor
Vadim Gluzman, violin
Barber Knoxville: Summer of 1915
Paavo Jarvi, conductor
Renee Fleming, soprano
Bartok Concerto for Orchestra
Paavo Jarvi, conductor
Bernstein Divertimento for Orchestra
Paavo Jarvi, conductor

6) December 4, 2009 Program #CSO 09-49
Verdi Ave Maria, Laudi alla Vergine Maria, and Te Deum from Four Sacred Pieces
Sir Georg Solti, conductor
Jo Ann Pickens, soprano
Chicago Symphony Chorus
Margaret Hillis, director
Mahler Symphony No. 2 in C Minor (Resurrection)
Bernard Haitink, conductor
Miah Persson, soprano
Christianne Stotijn, mezzo-soprano
Chicago Symphony Chorus
Duain Wolfe, director and conductor

2009年12月5日土曜日

今週のNYP

Muti Conducts Prokofiev's Romeo and Juliet

Program:
Liszt Les Preludes
Elgar In the South
Prokofiev Romeo and Juliet (selections)

Riccardo Muti Conductor

リストの「前奏曲」、エルガーの「南国にて」というのは、初めて聞きました。リストは有名ですが、エルガーも人気がありますね。

プロコフィエフの「ロメオとジュリエット」は有名なバレエ音楽ですが、ロメオとジュリエットといえば映画の音楽が耳についてしまっていて、こちらの方はなじみが薄いです。

指揮のリッカルドムーティは、去年の3月に私が初めて行った(おそらく2度と機会がないであろう)NYPのコンサートで聞けるはずだったのが、病気か何かで他の指揮者に変わってしまったというビッグネームです。このときのコンサートではエルガーのバイオリン協奏曲を初めて聴きました。

エルガーといえば「威風堂々」しか、聞いたことがありませんでした。

昔は、レコードを買って同じ曲を何度も聞くのが普通でした。田舎のレコード屋ではクラシックというと本当の定番中の定番というものしか置いていないし、もちろんたまに買うだけでしたし。どうしてもおなじみの曲ばかり聴いていましたが、インターネットラジオでこのようにコンサートの演奏が聴けると自分にとっての新しい曲が聴けるのでうれしいですね。

2009年11月28日土曜日

今週のNYP

Garrick Ohlsson, Haydn & Sibelius

Program:
Haydn Symphony No. 95
Martinu Piano Concerto No. 4, Incantatio
Sibelius Symphony No. 1

Xian Zhang Conductor
Garrick Ohlsson Piano

マルティヌーという人は初めて聞いた名前でした。チェコ出身の人で多作の人らしい。Wikipediaですぐに調べられるのでありがたいです。

ニューヨークフィルのインターネットラジオでは、毎週好きな時間にこの超一流オーケストラの最近のコンサートのライブ版が聞けるというのはありがたいですね。NHKも放送コンテンツをネットで流して欲しいです。有料サービスしか考えていないらしいことが残念です。

ニューヨークには一度だけですが行ったことがあり、ニューヨークフィルのコンサートに行くことができました。

当日昼にリンカーンセンター フィッシャーホールの窓口に行って、ニューヨークフィルの演奏会の空きが無いか聞いたら運良くあったので、114ドルの席の切符を買いました。14,603回目の定期公演だそうです。

演目はエルガーのバイオリン協奏曲(独奏ピンカース・ズッカーマン) と コープランドの交響曲第3番という、はじめて聴く曲でした。指揮者がリッカルド・ムーティの予定だったのが、インフルエンザのため出られないということで、マイケル・クリスティというニューヨークフィルははじめてという人に変わっていました。

この演目で3公演あったのですが、その初日だったので、本人もどきどきだったでしょう。私の席は前から10列目の真ん中のブロックでほぼベストでした。何年に1回という程度しかコンサートで聴くということは無い人間なので、演奏については特に書くことはありませんが、十分楽しかったです。協奏曲の楽章毎の切れ目で拍手があったのは驚きました。私の周りでは見ませんでしたが、後ろの方から聞こえました。数人とかではなくかなりの人数でした。 素人としては、知らない曲では音がやんでもすぐには拍手しない、というのが鉄則ですね。

2009年11月26日木曜日

事業仕分け

事業仕分けが話題です。

予算案が96兆で、税収見込みは37兆。60兆を国債でまかなおうという、考えられない破綻財政で、切れるものは切りたい、という趣旨はわかります。一方で、議論のレベルの低さには唖然とします。時間が短いからしかたがない、という人がいますが、能力的時間的に正しく仕分けできないならこの形でやってはいけないのです。別の形にすればよいのです。

ネット中継がされていますが、これは確かに良いことです。
財務省が出してきた「論点」をみれば、密室での主計官の査定のレベルの低さが明るみに出たことの意義はありました。

自民党時代に始めた方策は内容を問わず、天下りがいることだけで、削減の理由になっています。天下りがいなくて同じ内容の事業をやるのならよいのか?だったら、天下りを「政治主導」で首にして、その人件費を引いた予算を認めるのが筋でしょう。

2009年11月6日金曜日

BGMにNYフィル

単純作業をやるときはBGMがあると気が紛れますね。

インターネットラジオで音楽や英語のニュースを流しておくというのもいいですが、NYフィルのサイトにコンサートのライブ録音が毎週ダウンロードできるように置かれているのに気がつきました。

2週間で消されていくようですが、今は Fri, Oct 30 , 12:00 Noon ET - Fri, Nov 13, 12:00 Noon ETのものと、Fri, Nov 6 , 12:00 Noon ET - Fri, Nov 20, 12:00 Noon ETのものがあります。古い方はジュピターとベートーベンのNo,.7交響曲、新しい方は、リストのNo.2ピアノ協奏曲、ボレロとその他で、どちらも1時間以上です。無料でこんな演奏が聞き放題とはありがたいですねえ。CDを買うことはますます少なくなります。

毎週ダウンロードしていこうと思っています。まもなく新しい番組がダウンロードできるはずです。シベリウスのNo.2交響曲とマゼールの自作曲らしいです。

NHKの日曜夜9時からの番組もこのようにして提供してくれるといいのですけれどね。放送を録画してmp3をつくるという手間がいやで聞けない時が多いので。最近は日曜劇場を見ているのでしばらくは、N響を聞けないなあ。

追記 

マゼール        モナコ ファンファーレ    4:00-8:41
マゼール        フェアウェルズ       11:23-37:25
シベリウス       交響曲第2番        42:25-1:30:10

2009年10月23日金曜日

給付付き所得税額控除

現政権となって、税制調査会での「給付付き所得税額控除」の検討がなされることになったそうです。
予算編成を中心に混迷を続けている新政権ですが、「給付付き所得税額控除」はリベラル政権、高福祉政権としてはまともな方策だと思います。ぜひ実現して欲しいと思います。

所得税はある程度以上の所得があった人毎に、所得が大きいほど課税率が大きいという累進課税制によって税が徴収されます。給与所得者であるとか、扶養家族があるとか、経費がかかったとかの額を控除していくので、所得が少ない人は課税されません。つまり、所得がある程度ない貧困者は非課税、それ以上あると課税されるということで、課税される集団と非課税集団(主に貧困層)が存在します。

麻生内閣で景気対策の一環として定額給付金が配られましたが、所得減税でなくこの制度になった経緯として、所得減税では貧困層にはメリットがないとして、公明党から所得減税に反対があったのでした。

「給付付き所得税額控除」は税額控除をすると課税所得がマイナスになる従来の非課税集団に給付をするという方式です。給与所得100万円、配偶者、親、子供等扶養家族控除やその他控除額を合計して140万円になれば、現状は非課税というだけですが、-40万円分はその額あるいは定数をかけた額を給付するという制度です。

これによって、ワーキングプアの給与水準の底上げができ、実効的な貧困解消策となります。ぜひとも実現して欲しいですね。

2009年10月19日月曜日

命と芸術の価値

往年の人気歌手が自殺された。やることがなくなった、という遺書があったそうだが、しばらく前から「うつ」だったらしい。一回目の結婚では、病気で奥様を亡くされ、二回目の結婚は、破綻して別れられたそうだ。なんともさびしい、ホテルでの孤独な死である。

病気なので、素人がああだこうだといっても仕方がないが、もったいないと思う。自殺などしなくてもせいぜい20から30年の命であったろうに。長年活躍していて、しばらく見かけなくなった俳優がうつで大変だったとかの話も聞く。

芸能界で名をなして、脚光を浴びてきた人には、思うように才能が引き出せなくなると、憂鬱になるのだろうか。才能を持たないものからはうらやましくも恐ろしい状況ではあるが。

それにしても死んでも花実は咲かない。どんな芸術も命と引き替えにするほどものではない。まして、彼が活躍した音楽という分野では、傑作はちゃんと残っていくのだから。「もう自分ではやらないけど、楽しんでね」といっていてくれればよかったのに。

彼が生み出した音楽の一部しか知らないけれども、私は死ぬまでそのいくつかを時折思い出しては口ずさむことだろう。

かつての仲間のひとりが精神科医だというのも、皮肉だ。最近は話し込むようなこともなかったのだろうか。

2009年10月16日金曜日

前原大臣の手法-政治主導

前原大臣は、八ツ場ダム、羽田ハブ化と、関係者に根回しをせずに、止める、やると先に言ってしまうという手法をとっています。話はわかるが先に関係者に相談してからやればいいのに、といった声もメディア上には多いようです。しかし、前原大臣は、関係者に相談すればやれなくなるので、先に結論を出しているのだと思います。

これが政治主導ということなのでしょう。ダムの地元民も、成田空港関係者も、既得権益を持っているのですから、止める、といえば反対するに決まっているのです。みんなが納得するまで話し合ってと言っていれば決着はできないでしょう。

これまでの(自民党政権下の)官僚政治は基本的に調整型の政治だということです。急変はしない代わりに、坂道をゆっくり転がるように深みにはまっていきます。いわゆる「ゆでがえる」ですね。成田の方が羽田よりよい、という人はほとんどいないはずです。(私などは成田の方が近いのでありがたいのですが、明らかに例外組です。)

それでも、ずるずるときているのは、被害を受けてきた地元や、これまでの経緯を考えれば、すっぱり羽田中心と大きい声ではいえないできたということで、多数にとってどちらを中心にするべきかを、合理的に検討した結果ではなかったためです。実際は国土交通省は少しずつ羽田の拡大、国際線の導入を進めてきていたので、「羽田をハブに」という表現以外は、関係者には周知の事実です。森田知事が驚いて寝られなかったというのは、単なるパフォーマンスでしょう。

政治主導でやるというのは、これまでのしがらみを自民党の責任として切り捨てればよいということにして(民主党が思っている)必要な政策転換ができるということです。国民全体としてみれば、良いことも悪いこともあるでしょうが、しがらみで糊口をしのいでいる業界も、労働者もいるのですから、当事者には気がかりなことですね。

2009年10月10日土曜日

温暖化ガス排出量25%削減!

鳩山政権が2020年までに90年代基準で、温室効果ガスを25%削減を目指すといったことが、評価されたりけなされたりしている。排出量の大きな先進国と、これから大きくなる途上国が全体で合意することが前提であって、まず実現の見込みがないので、どうでも良いと言えばよいことである。

実は、2050年までに50%削減という、これも夢のような目標が、安倍内閣の時に掲げられていたのだが、こちらの方はほとんどだれもまともに良いとも悪いとも言わない。自分に関係ないのでどうでも良いということなのだろう。実は我々の子供や孫には重大事なのだが、40年も先はあの世と同じということなのだろう。

科学教育とか歴史教育というのは、別にみんなが専門家になる必要はないのだが、40年や50年程度の将来までは考えて、自分の日常や、選挙での投票行動に反映させるだけの知性というか見識を持つことを目指して欲しい。

2009年10月2日金曜日

宇宙軌道エレベータの天才

野尻抱介さんの「ふわふわの泉」、アーサーCクラークの「楽園の泉」で知った宇宙軌道エレベータの本が出ている。


「宇宙エレベーター」(2006、大和書房)という本で、著者は、東大助教のアニリール・セルカンさんである。この方は『タイムマシン』(2006年、日経BP社)、『ポケットの中の宇宙』(2009年、中央公論新社)という本も出している。

以前朝日新聞の土曜版の人物を大きく紹介するページで紹介されているのを読んだことがあるが、PDの頃にNASAやJAXAなどでも研究をリードしているダビンチのような若き天才だというふれこみだったと思う。新聞を読んだときの感想は、NASAで認められているなら、東大やJAXAよりそっちで働けばよいのにと思っていた。

最近知ったことだが、学位は東大の建築で宇宙空間での構造物がテーマだそうで、日本語で上記のような本を書くほどのこともあり日本語は堪能なようだ。科学未来館やつくばエキスポセンターなどでのイベントで講演をするなどで活躍しておられる。

それはよいのだが、ネットの噂ではちょっと変わった人らしい。天才であるというよりも、自分は天才のような気がしてしまうという人なのではないか?ある種の妄想癖があるのかもしれない。周囲が気をつけてあげないといけないのではないか。

東大の博士号を持ったその種の人としては、コメディアンのドクター中松さんがいる。東大教授などにもその手の人は珍しくないらしいので、やるべき仕事をちゃんとやっていればとやかく言われることはないと思うが。テレビでよく見る茂木健一郎先生なども、ちょっと怪しいと思う。賢すぎる人は怪しくなることが珍しくないということだと思う。

2009年9月29日火曜日

亀井大臣、面白い!

亀井静香金融担当相・郵政改革担当相の活躍が止まりませんね。金融界からは総スカンのようですが、大臣なので一体どうなるのやらという感じです。マスコミでも亀井大臣のモラトリアム政策は副作用が大きすぎるとだめ出しをされています。

亀井大臣は、野党時代に国会に法案を出したこともある元々の3党の政策なので、鳩山首相も当然合意の上だと意気軒昂ですが、経済界、マスコミはとんでもない、こんなことをやっていたら民主政権はもたないぞ、早く斬れ、という論調が多いです。

自民党政権時代には、このような「えっ!」とおどろくような「政策」が、いろいろなセンセイからでてきては、官僚がそれらしい形にして押し通していったものです。金融界から「馬鹿な政策」と反発されていますが、破綻しそうな銀行に税金を入れて救済することも「馬鹿な政策」なのです。自分が損をするときは「馬鹿な政策」と悪口を言って、窮したときは「馬鹿な政策」にすがってきました。

亀井大臣はそのあたりは当然よくご承知で持論を押し通そうとしているのでしょう。このような政策は決して、「役所」からは出てきません。「政治主導」の良いところでもあり、危険なところでもあるでしょう。鳩山内閣の試金石となることは間違いありません。目が離せませんね。

2009年9月25日金曜日

年金いくら払っている?

国民年金は1号保険者で月額14,410円だそうですね。私はサラリーマンなので、もっと払っています。

例えば月額3万円払っている人がいるとして、この人は20歳から60歳まで40年間で1440万払うことになります。65歳から85際まで受け取るとすると20年間で、月額6万円程度となります。国民年金だけなら半分で3万円程度です。現在の基礎年金は6.6万円なので、3万円払って6.6万円受け取っているということになります。もちろん、支払い時と受け取り時での物価、貨幣価値が違うのでそんなに単純にはいきませんが、大体支払った額の2倍程度を受け取るということです。当然税金や雇用者側がその分を支払わなければなりません。

年金は制度を初めて金を集め始めて、支払いが本格的に始まるまでは、金は入ってくるばかりで余って仕方がない状態でした。厚生年金会館などを造って天下りし放題で無駄遣いをやってきました。誰でもわかることですが、支払い額が多くなってくるとそんなことは続かない。

今はとにかく収支が悪いのだから、支給開始を遅らせる、支給額を減らす、税金を増やす、支払いを増やすしかないです。支払額より支給額が少なくなったり、そのような見通しになれば支払う人はいなくなります。現在若年層やフリーターの不払いが多くなって問題になっていますが、基礎年金部分は本来全員加入なのだから、その分は税金でまかなった方が徴収費用が不要で未払いをなくせるということで有利です。これを消費税でまかなうというのが一番簡単な解決策ですが、「消費税」とひとこといえば政権が倒れるといわれるためにできないでいるのですね。

民放ラジオは大丈夫か?

日頃民放ラジオを聞くことが多いです。東京にはTBS、文化放送、ニッポン放送と3つのメジャー局があり、それなりの競争をしておりかなり活気があります。しかしながら最近思うのですが、CMが非常に少ない、少なくなったのです。

自局の番組宣伝や公共広告機構のCMはかなりありますが、○○提供の番組、コーナーというものがスポンサーなしになったものも多いし、スポットCMも特定のメーカー、商品に偏っています。朝だと再春館製薬所の痛散湯やDHCの化粧品など、聖教新聞、ばっかり聞かされます。昼頃だと特に○○提供という番組は少なくなっているようです。プロ野球中継などはそれなりにCMも入っていますので、一部の黒字番組で何とかしているという状態なのでしょう。

番組が売れないということのようです。ラジオ番組は安く作ろうとすればいくらでもやすくできます。音楽をだらだらと流すというだけでもいくらでもそれなりの番組にできるので、東京の民放ラジオもそのようになっていくのだと思います。

テレビや新聞といったマスメディアの危機が言われていますが、先に民放ラジオがなくなるのでしょうか。

2009年9月21日月曜日

千葉景子法務大臣による死刑廃止に期待

千葉景子法務大臣は弁護士出身の参議院議員で、社会党、社民党経由で民主党になった人で、死刑廃止の運動にも関わってきたかたらしい。法務大臣と死刑といえば、死刑執行には最終的にそのときの法務大臣の署名が必要だそうです。大臣も信念は別として法律には従わなければならないので、死刑執行の署名をする任務もあるはずです。かつて、キリスト教徒だからなどと宗教的信念などで署名をしなかった法相も何人かいたが、それは無責任と思います。

一方、制度として死刑は良くないと私は思っているので、千葉法相には、信念に従って廃止への制度改革の検討を始めて欲しいと期待しています。

鳩山内閣で存在感を持っている、亀井静香大臣は死刑廃止推進議連の代表でもあり、この問題の進展を期待したいと思います。

裁判員制度では、これまでの所では死刑の判断をするような事案は扱われていませんが、いずれ被告が無罪を主張している死刑相当の事件のような難しい判断をせまられることがあるはずで、人が人を合法的に殺すという制度の非道さが広く認識されることになると思います。

これまで、プロの裁判官に任せっきりで、「○人殺しているのだから無期では甘い」などと無責任に評論してきた市民が多いのではないかと思います。これからは人が人を裁くことの意味について、自分の問題として考えていく機会にして欲しいと思います。

記者クラブの開放

内閣記者会見の記者クラブ外の記者への開放問題で民主党政権が批判されています。マニフェストには書かれていないが、野党時代に小沢元代表、鳩山元代表が政権を取ったら開放すると明言しているのに対し、平野官房長官がその方針をひっくり返したといわれています。

平野官房長官はセキュリティ問題とキャパシティ問題があるので、開放しないと言っているといわれています。

記者会見の開放を求めるジャーナリストは、アメリカホワイトハウスでは記者クラブはなくフリージャーナリストにも開放されているということを言っていると思います。ホワイトハウスでセキュリティをいい加減にしているということはありえないので、まともなジャーナリストであるかどうかのチェックは厳しく、日本の新聞社の記者などの場合は記者証を入手するのに半年近くもかかるそうです。

首相会見にチャンネル桜や赤旗の記者を入れる必要もないので、人数は官邸の会見場のキャパシティに合わせればよいでしょう。1社で何人も記者を入れたり、現在テレビクルーやカメラマンが何社も入っていませんか?映像は全体を撮ったものを各社に提供すればよいと思います。もし、それでも狭すぎるというのなら抽選で参加できるようにするということでよいでしょう。

記者クラブのメリットは大手マスメディアには、取材が簡単、情報の独占、抜け駆けを防ぐといったものがありますが、発表側と取材側のなれ合いが一番の問題になります。千葉県庁内の長年にわたる不正執行問題が最近明らかになりましたが、記者クラブに何年も詰めている記者にはおそらく先刻承知の事態だったと思います。このような事態は内部にいる人には常識で、規則にちゃんと従うとすれば良くないことはわかっているがどうしようもない必要悪であるというものなのです。そのようなつついて欲しくない問題を明るみに出すには記者クラブはじゃまになっているでしょうね。

民主党は政権与党になったので、野党とは違ってつついて欲しくない問題をたくさん抱えていくつもりなのでしょう。

2009年9月15日火曜日

捜査尋問過程の可視化を!

千葉県の女児殺害事件、大阪カラオケ店の放火殺人事件の裁判で、被告が無実の主張をするというニュースが相次いで報道されました。

共に、重大な事件で捜査段階の報道はかなり多くなされていましたので、犯人逮捕と聞いて、それなりに解決したと思っていたので驚きました。

結局どちらの事件も、強要により嘘の自白をしたと、公判で主張を翻したというものです。密室で行われている現在の尋問の方法では、このような対立はいつまでも続きそうです。裁判員裁判でも、これまでは被告が容疑を認めていて量刑の問題だけだった事件が多かったですが、無罪か有罪か厳しく対立する裁判も行われることになります。素人の裁判員にとっては(プロももちろんだが)このような客観的でない捜査資料に基づいて、殺人事件の判断を下すのは耐えがたい仕事になるでしょう。

捜査尋問の映像音声の記録の義務づけによる自白調書の客観性の確保が望まれます。ビデオデータが安く記録できるようになったのですから、すべての尋問過程を可視化して欲しいです。

2009年9月14日月曜日

荒唐無稽?国民に高負担?技術革新に期待?

鳩山次期首相を中心とする民主党のCO2排出25%削減を目標、という発言には当然ながらたくさんの反応が出ているが、もし、日本が2020年までに1990年代基準のCO2排出量の25%削減をすると約束するとしたらどうなるだろうか?

通勤レジャーのための自家用車禁止、エンジンによる自動車禁止、電気自動車のみ許可、原子力発電所の大増設、新築住宅屋根への太陽光電池パネル設置義務づけ、中古住宅での太陽光電池パネル設置補助などをやって、国民一人あたり100万円程度負担することと、原子力を推進すればできないこともないような気がする。

CO2大量排出企業は海外へ逃げるといって、脅したつもりの産業界からの発言があるが、途上国に逃げれば削減義務がなくなるのなら、だれでも逃げるだろう。そんなざる法を作るはずがない。海外に逃げることもできずに倒産、解散することになるだろう。

ライフスタイルを変えるしかない。

個人的には地球温暖化が起きているかどうか疑問。起きているとして人為起源CO2の増加に夜かどうかは疑問。CO2の増加によって地球温暖化が起きていても何もしない方が得。今いろいろいわれている環境対策技術で本当に意味のあるものになるのはとても少ないと思う。かなりの浪費になる。

貧困問題、食糧問題、人口問題にもっと力を入れろ。

「環境」をイシューにすることで、「環境ビジネス」が産まれるということが、「目的」なのだろう。民主党も、社民党も、環境ビジネスでの成長をうたっている。

気をつけよう、直接途上国へ援助をするだけではビジネスにならないからということで、見捨てられる国々を忘れないように。

2009年9月9日水曜日

CO2削減、2020年に25%減を目標!の前提条件

鳩山次期首相が、朝日地球環境フォーラムで講演して、90年比25%削減を目標とすると表明した、ということで、経済界にとまどい、反発が広がっている、という。京都議定書では2008年から12年の間に90年比6%削減を約束しているが、国内削減分は1%にも満たない0.6%程度の見込みで残りは排出権購入などで埋めるのだそうだ。それなのに、2020年に25%ということは、普通に考えれば無理だろう。鉄鋼業を初めとして国内では成り立たない製造業は日本を出て行くしかないのか?しかし、中国やインドに出て行って、そこで同じ程度のCO2を排出していては、温暖化対策としては何の意味もない。設備の更新による改善は見込めるが。

実は、上記講演では、この数値目標には前提条件があるのだ。報道の多く、経済界の反発の多くはこれに言及していない

鳩山氏はスピーチで「我が国のみが削減目標を掲げても、気候変動は止められない。すべての主要国の参加が前提だ」と述べた。念頭には現行の京都議定書で削減義務を負わない米国と中国があった。両国で世界の総排出量の4割を占める。「25%減」は条件付きの目標なのだ。
(http://www.asahi.com/eco/forum2009/news/j/TKY200909080033.html)

つまり、アメリカ、中国、インドなどがこの水準の目標を掲げることが前提ということなので、現実には実現性はまったくないといってもよい。EUは20%削減目標をすでに掲げており、それと協調して世界のリーダーシップを取ろうということらしい。本当の約束をするまでには、実現性についてきちんと検討をしてほしい。

京都議定書では、議論の雰囲気に流されて、実現性のない6%削減という目標を約束してしまった。そのため、排出権を大量に購入して穴埋めをすることになるらしい。何年か後には政権を放り出すことになっても約束をしてしまうと未来に対して大きな負債を負ってしまうことになるのだから、いい加減な約束はしないでいただきたい。

2009年9月4日金曜日

解雇規制の緩和は必要か?

城繁幸さんや池田信夫さんが、正規雇用労働者の解雇規制を緩和し雇用の流動性を高めて、企業の成長を促進することで雇用を創出し、失業を減らすことを提唱しておられます。先日選挙前のTBSラジオアクセスに城さんが出演されました。その日の聴取者の意見を聞くバトルトークのテーマは、雇用創出のための正規雇用労働者の解雇規制の撤廃は有り?無し?という趣旨のものでした。興味深いのは、現在派遣切りにあって求職中という人が、(正規雇用労働者が解雇から守られているから)失業しているにもかかわらず、正規雇用での解雇規制撤廃に反対と主張しておられたことです。その人ばかりでなく全体として若年層を含めて雇用規制緩和には圧倒的に反対が多かったのでした。高年齢層の特権層が反対するのは(正義には反すると思いますが)自然なことですが、若い人もそうだというのは奇妙です。

世の中にどれだけの仕事があり、どのような経済活動があり、金がどこからどこへ回っており、自分にはどれだけの金が回るべきだという感覚が乏しい人が多いのでしょうか。正規雇用労働者と非正規雇用労働者の待遇の格差が広がっているなら、全体の待遇を良くするためには両者の間の条件にするしかないのは自明だと思います。悪い方だけ良くしろといわれたら、雇用者の方は雇う人の数を減らすしかないじゃないですか。道理はわかるはずですが、うまい汁を吸っている奴らがいるのでそれに文句を言うが、平等にしろというのではなく、自分にも吸わせろ、自分だけには吸わせろというさもしい根性になっていないでしょうか。

この問題は世代間格差とパラレルですが、民主党も自民党も高年齢層を支持基盤にしているので、改革が難しいのです。民主党は労組を支持基盤に持っているので、解雇をしやすくするということはいえないでしょう。社民党、共産党も派遣労働の規制をして非正規雇用を減らして、正規雇用にすべしと主張しています。

正規雇用の高年齢層は特権階層であり、その中に入って分け前を得たいということで、休職中の若い人も解雇規制に反対している人がいるのでしょう。現在の年功序列制度は、高年齢労働者の生活保障のために産まれたものです。若年労働者の生活が保障できない社会では、そのまま存続させる必要はありません。企業など職場で十分な役に立たなくなった高年齢労働者は自分の経験や能力に見合った仕事に移るべきで、その仕事に見合った給料を受け取るようにするべきです。

子育てがある高年齢層の経済的負担が大きいので、それを調整する機能を年功序列制度は持っていますが、子育て、教育の費用を公的に保証するということで、年功序列制度から同一労働同一賃金に代えていくべきです。働く意欲がある若年層を放っておいてはいけません。

2009年9月2日水曜日

「夢」と「嘘」の狭間~環境エネルギー技術

「「夢」と「嘘」の狭間~環境エネルギー技術」は、安井至先生の「あらたにす」での記事(2009年08月11日)です。
http://allatanys.jp/B001/UGC020001820090810COK00359.html

様々な、新エネルギー、代替エネルギー、再生可能エネルギーといった技術が研究されていますが、どの程度あてになるかというとはなはだ心許ないのは、実際に研究している人には半ば常識ですが、技術開発に予算がついたとか、何とか研究室で何かの実用化に必要な何とか技術を開発といった報道が入れ替わり立ち替わりでされると、一般の方々は、これだけいろいろなところでお金をかけて難しいことをやっているのだから、何とかなるのだろうと考えておられると思います。

実態は安井先生が書いておられるとおりで、現在主要なエネルギーの供給源となっている原子力や石炭、石油天然ガスの代わりにあてにできるエネルギー資源は事実上「ない」のです。研究者は夢を売り、予算当局もそれで、対策をやっていると社会に対する顔向けができる、マスコミも専門の記者はわかっているのですが、研究者と同じで夢のある話にしないとニュースバリューがないので、自分の仕事を続けていく、拡大するために研究者のささやかな夢を拡大して売っています。

予算当局や担当官庁は、夢の程度、本音、を承知していますが、困るのが報道を鵜呑みにして「政策」を打ち出したがる政治家の先生たちです。

まずは、マスコミが本当のところをちゃんと伝えていくべきだと思うのですが、地球温暖化対策で騒いでいるのは情けない限りです。石油が少なくなっていき、値段が上がればCO2の心配どころではなくなります。食べるものの心配をしたがよいです。

2009年9月1日火曜日

EV報道の底流にあるもの

安井至先生のサイト「市民のための環境学ガイド」に「カリフォルニア州のゼロエミッション車」という記事が出ている(2009/8/30)。

日産の電気自動車(EV)、ホンダのEV、シボレーボルトプラグインハイブリッド(PHV)あるいはレンジ拡大(ER)EV、スズキのハイブリッド車(HV)などの相次ぐ発表とその思惑を、カリフォルニア州のゼロエミッション車規制から解釈した記事だ。

カリフォルニア州で自動車をある程度以上の規模で売るためには環境負荷の少ない車を一定の台数以上売らなければならないのだが、その規制方式はかなり複雑で、より負荷が少ないEVや燃料電池車はポイントが高く、プラグインHVやプリウス型のHV、インサイト型のHVと徐々にポイントが下がるというやり方で、基準車に換算して何台分という環境対策車の台数が全体の販売台数の11%分以上(2009-11年規制)必要なのだそうだ。トヨタのように現在の販売車種や技術で対応可能なメーカーは少なく、各社がこの規制をクリアするためのいろいろな戦略を打ち出している様子が、最近のEV販売予定といった報道で示されるメーカーの動きの底流にあるのだということだ。

普通のマスコミや自動車業界紙の報道ではなかなかお目にかからない、本質をついた情報と議論がされていると思う。

2009年8月29日土曜日

禁酒法へ

飲酒運転、ひき逃げ、などがよく報道されています。福岡の公務員の酒気帯び、ひき逃げ死亡事故などで、飲酒運転の厳罰化が進められています。自転車の飲酒運転などはかつては目こぼしされてきていましたが、最近は許されなくなってきました。

かつては、タバコが、大人の印のような時代がありました。喫煙者、周辺の人々への健康への害がはっきりしてきて、社会的にはほぼ葬り去れようとしています。酒についてもそうなっても良いのではないでしょうか。

ほとんど、下戸の私からすれば、世の中からアルコール飲料がなくなればよいのに、と思ってしまいます。飲酒運転のみならず、例えば公共交通機関内での飲酒暴力、飲酒歩行、飲酒睡眠、飲酒着席も迷惑です。家庭外での飲酒は禁止したらどうでしょうか。

飲酒運転、アルコール依存症などの原因物質としての問題点の認識を広めていきたいものです。

2009年8月25日火曜日

酒類のCMとアルコール依存症

最近、女性がビール、発泡酒、ワイン、梅酒、…などを、晴れた空の下で、楽しそうに気持ちよさそうに飲んでいるCMが増えています。酒を入れたゼリーというのも出ていますね。酒類業者による、男だけでなく女性にもアルコールのおいしさを広めたい!という販売戦略という面がもちろんあるのですが、大きな問題があります。

男性に比べると、女性はアルコールに弱く、また依存症になりやすいということです。昼間からビールやワインを飲むことに抵抗がなくなると、女性に限りませんがアルコール依存症で苦しむ人が増えてくるのではないかと心配です。

アルコール依存症は悲惨らしいですよ。酒は控えめに、自宅で夜たしなむ程度が良いと思いますね。

プロ野球選手の首輪、ちょっと恥ずかしい

数年前からプロ野球選手が首輪を付けているのをよく見るようになりました。マラソンの高橋尚子さんが、積水化学のあとに所属していた健康器具販売のファイテンのものが多いと思いますが、チタン合金かなにかのわっかで、おまじないのようなものだと思います。

プロ野球選手は身体を鍛えて、人並みはずれた精進もしているでしょうが、けがや体調を崩したらそれでおしまい、ということもありうるわけで、精神的に弱いというか神頼みをしたくなる人も多いのでしょう。

心が弱いのは人間誰でもあることで、特に批難しようというつもりもありませんが、たくましいプロ野球選手の首輪を見るたびに、人の心の弱さを実感てしまい、恥ずかしく感じます。

○○クリニックのCM、ちょっと恥ずかしい。

中東かどこかにヘリで駆けつけて国際的な会議をやって活躍していたり、レーシングカーに乗り込んだり、それほどスマートでもイケメンでもない男性が、格好の良い役柄の、景気良さそうなCMのメインキャラクターをやっている。

「○○クリニック!」と格好をつけて叫ぶので、ああ、あの美容整形の「先生」なんだなとわかるのだ。この「先生」は格好の良い役をやりたい、金があるのでそれができる、CMだが全国に放送できる、ということだと思うが、これを見て、「先生!かっこいい!」と思う人は少なかろう。「××じゃなかろうか?」と思う人が多いのではないか。資本主義の世の中なので、金を払ってくれる人には、周囲もお追従しか言わないのだろうなあ、従業員やCM制作のスタッフなどは、内心、「この××め!」などと思いながら、制作しているのではないかと思ってしまう。

とにかく、恥ずかしいのだ。子供に「何でこんな変なCMやるの?」と聞かれたらなんと言ったらいいのだろうか?がっぽり稼いでいる「先生」が、かっこいい役をやりたかったんだろうね、と答えるのも恥ずかしい。

こんなにいたのか多重債務者!

最近、景気が悪いという民放テレビのCMに、ぱちんこと並んで目に付くようになったのが、○×ロイヤーズとか凸凹法律事務所です。電車の中の広告にもやたら増えています。

グレーゾーン金利撤廃で、払いすぎ利息を取り戻すというニーズがあるから、なのでしょうが、これらの広告を出して客を取り合うほどのマーケットになっているとは驚きです。多重債務者は泥沼に落ち込んであっぷあっぷしているのでしょうが、彼らを飯の種にして稼ごうという法律家がこんなにいるのかとちょっと驚きました。

客観的に見れば苦しんでいる人を助けているのかもしれませんが、ちょっと釈然としないのです。しかし、もちろん貧乏人を助ける仕事はただでやれ、できる、とは行きませんね。

最高裁裁判官は主張を示す運動を!

衆議院選と同時に、最高裁判事の国民審査が行われるが、これまでにこの国民審査で罷免された裁判官はいない。当たり前のことで、彼らが何を考えてどのような判断をしてきたか、これからどのような基準で何をしようとしているか、国民の多くは何もしらないからだ。選挙公報と、新聞にちょっとだけ載る経歴や意見を見て、この人は良い、この人はだめと判断できる人はあまりいないだろう。

この国民審査制度は、良い裁判官を国民が選ぶ、悪い裁判官を罷免する、という目的のためには、まったく機能していないのだ。

昨日の新聞に出ていた記事を見ても、死刑廃止論に対するスタンスは、全員が判で押したように、国民の意見に沿っていくと、(おそらく持っている)自分の考えを明らかにしていない。

また、現在のような罷免したい裁判官に×をつける投票法で、それが過半数にならなければ罷免されないというのでは、永遠に日本の国民審査は有名無実で過ぎていくだろう。

政治家と違ってふだんから言動を耳にすることはほとんどない、裁判の結果は重大事件の場合に、それなりに報道されるが、最高裁の判断がどうこう、と報道されても、この裁判官はどう判断、少数意見はどうだった、といったことはあまり話題にはならない。

信任したい裁判官のみに○をつけて、過半数をとれない裁判官は罷免する、としたらどうだろうか。裁判官は国民審査のための運動をして、自分の信条を明らかにして、国民の信を問うのだ。そして信任が得られたもののみが最高裁裁判官として生き残るのだ。まともな、最高裁を作るには良い案だと思う。

慶応大 電気自動車ベンチャー

慶大の清水教授とベネッセが、Sim-Drive(シム・ドライブ)という電気自動車EVのベンチャーを設立、というニュースがありました。1回の充電で300km走れる5人乗りEVの量産販売を13年をめどに目指すというのですが、メーカーにEV製造技術のライセンスを供与して、行うというのですからこの会社で製造するのではないです。バッテリーはリース方式で初期費用は車両価格で150万円程度に抑えるそうです。清水先生は、EVのスポーツカーEliicaの開発で知られる先生です。

これだと、日産「リーフ」に対抗するEVになりそうです。リーフの場合は価格は未発表ですが、バッテリーをリース方式で初期費用を下げる、という話は同じです。

「バッテリーがリースなので、価格競争力がでてくる」という発想ですが、リース代金はどの程度になるでしょうか。自動車評論家の国沢光弘さんは、「1万km走行毎に10万円程度か?(All about)」と推定しておられますが、三菱iMiEVのバッテリーは250万以上と言われています。リーフは24kWhでiMiEVは16kWhです。リーフのバッテリーは300万円以上すると思われますが、もし10年使えるとしても、年30万円以上のリース費用が必要なはずです。普通の自家用車は年間1万kmも走らないので、営業車以外ではとても国沢さんの予想は成り立ちそうもありません。

Sim-Driveの技術はEliicaでも使われているインホイールモータですが、これがコストを下げることにどのように役立つのかは不明です。Eliicaは値段よりも高速走行性能を目指すスポーツカーとしては良いですが、経済的な走行性能を持つ実用車のベースにする・できる車ではないと思います。走行距離を2倍にできる、というのが本当ならそれは魅力ですが。i-MiEVでも、元はインホイールモータで開発されていた時期もあるのですが、市販にむけてあきらめたのだそうです。

Sim-Drive社の前途も容易な道ではないと思います。

2009年8月22日土曜日

自分の墓を掘る

総選挙です。
4年前の小泉劇場で、若者や貧困層が熱に浮かされて、小泉行革の後押しをしたことを思い出します。最近になって、あれは、間違いだったという人が多いですね。自分で墓穴を掘っていた、ということです。(ちなみに私は小泉改革は必要悪と思っていますので、ある程度仕方がないと思っています。あれほどの改革は、小泉氏のような変人、カリスマがいなければ不可能だったということで希有なことです。)

今度は、政権交代フィーバーです。政権交代になったらどうなるか、に期待しているというよりは、良くなろうが悪くなろうが、変化を求めているということですね。

政権交代で暮らしにくくなる人も多いはずですが、その人々も含めて後押しをしているのではないかと思います。私などは親方日の丸で改革によっては仕事に差し支えがありそうです。それでも、あえて墓穴を掘るか、冷静にみるか、迷うところですjavascript:void(0)。

GMシボレーボルトの充電持続モード charge sustaining mode

ボルトは、充電持続モードに入ると、それまでピーク出力160馬力だった駆動力が71馬力以下に落ちるわけで、同じように続けて走行することができるでしょうか?例えば、このモードでは、ちょっとした上り坂で信号などで一旦停車した後に、すぐに発進できるでしょうか。街中でもいくらでもあり得ることです。

ボルトの試作車の試乗記はアメリカのメディアでも出ていますが、charge sustaining (CS) modeでのGM外部者の試乗は許されていないんですね。バッテリー消費(charge depletion:CD)モードから充電持続にモードが切り替わって

下記リンクは最近のGMの開発者へのインタビュー記事ですが、(どこまで本当のことを言っているかはわからないものの)このモードの設定は依然として試行錯誤の段階のようです。ソフトウェアが重要だと強調していますが、どの程度放電したらエンジンを動かすかも決まっていないのであれば、どの程度走れるかは不明です。当然ながら燃費を云々する段階ではなさそうです。

http://gm-volt.com/2009/08/17/exclusive-the-engineering-challenges-of-generator-mode/

なお、このサイトはボルトのファンサイトでGMとの直接の関係はないようです。ボルトに関する検索をすると上位にでてきます。ニューヨークタイムズが8/13に230MPGの発表に関して、The Chevy Volt: Mileage Numerologyという記事でGMの燃費に関する用語の使用法について皮肉っぽい記事にしたときに、このサイトの分析データを紹介しています。

三菱iMiEVのような通勤専用風の軽自動車であれば、電池がなくなって動かなくなったとしても違和感はないですが、ボルトのスタイルや大きさで、エンジンもあるから好きなだけ遠出もできるというイメージとはかけ離れた「走り」になると思います。

GMはボルト関連ではゼロエミッション、燃費、電池工場への投資といったことばかり発表していますが、CSモードでの車の走りについてはずっと黙りを決め込んでいます。これで本当に発売できるか?本当に売れるか?GM再建の一助になるのか?非常に疑問です。

2009年8月21日金曜日

GM シボレーボルト大丈夫か?

シボレーボルトは、プラグインハイブリッド車であるけれども、エンジンは発電専用でバッテリーのエネルギーが少なくなった時に動き出します。(JAFmateというJAFのサイトの記事で、ボルトはバッテリーが空になると停車してエンジンを回して充電しなければならないと書かれています。いくらなんでも、それでは商品としてはあり得ないので勘違いと思いますが、エンジンを回して走りながらどの程度充電出来るか、どの程度の走りができるかということは興味深いです。)出力は、1.4Lのガソリンエンジンでは53kW(71hp)で、モーターの方は120kW(160hp)だそうですから、充電しながら走るときはバッテリーで走る時より、かなり苦しくなるのではないかと思います。

ボルトはリチウムイオン電池を使いますが、最低温度を0℃以上に保たなければならないので、それ以下になったらエンジンで起動して暖めてからバッテリーを使うそうです。

本当は、EVとして走れる距離で用事が済む場合はエンジンは無用の長物です。一方、何かの都合でバッテリーで走れなくなってしまった緊急時や、たまに遠出をしたい場合には、頼りになります。普段は通勤でEVのみ、週末に買い物やレジャーで遠出という家庭用で想定されるニーズでは、週末のみエンジンを載せて走るように選べれば良いですね。安井至先生は未来の理想的な自動車はボルトのようなEVで、必要なときは発電機を引いてシリーズハイブリッド車として走る形を予想しておられます。

私もそのような時代が来るかもしれないと思いますが、ガソリンや軽油を使うメリットがなくなるまで、EVが主流になることはないし、必要もないと思います。プリウスのようなプラグインハイブリッド車が実用的で温暖化対策としても合理的な水準のものでしょう。

シボレーボルトは、4万ドル程度の価格で売り出すといっていますが、軽自動車ベースの三菱iMiEVもそのくらいの値段(460万円)ですから、技術革新があったのかもしれませんが、技術革新を期待してのものではないかと思います。価格の大半はリチウムイオン電池なので、ベース車両価格はそれほど大きくはかわらないともいえますが。ボルトの電池は170kgあって、16kWhの充電が出来ます。これだけで64km走ることが出来るというわけです。車重は発表されていないですが、3,500ポンド(1.59トン)と推定されています。iMiEVは車重1.08トンで、ボルトと同じ16kWhの容量で200kgのバッテリーを使って、走行レンジは10.15モードで1充電走行距離160kmだそうです。ボルトの走行レンジがかなり少ないのは、車重と空力特性の差なのでしょうか。日産リーフは24kWh、走行レンジはUSLA4モードで160km以上だそうですが、車重等は不明です。ボルトとiMiEVの中間的なサイズでバッテリー容量が大きいので、1.4トン程度でしょうか。

日産のリーフは、純粋EVなので、バッテリーが空になったらどうしようもありません。急速充電スタンドができたり、コンビニなどで充電できるようになっても、急速充電でも30分かかるといわれています。現在のガソリンなら5分で給油できるので、用事の途中でもそれほど問題になりませんが、比べようもないほど実用性が低いと思います。スタンドの方も1台あたり30分場所を占められるので、都会では立地が難しく非常に高くつくでしょう。バッテリーはリースにするそうですが、価格的にもあまり競争力があるものになるとは思えないですね。バッテリーが200万円とすると、5年間のリースでは年間40万円(+金利)、ガソリンなら4000L程度40000~80000km走れます。電気料金はガソリンよりかなり安いですが、元を取れるのは相当長距離を走るタクシーや営業車だけでしょう。家庭用としての実用性は今のところガソリン車やハイブリッド車とは比較になりません。

もちろん、バッテリーの耐久性が5年から10年、量産効果でコストが何分の1かに下がればよいのですが、いまのところそんなあてはないと思います。

GMも日産も本当はこのような未完成な車は自家用車としては商品とは考えていないと思っています。三菱のように、自治体や企業向け専用で売り出して、問題点を解決しコストダウンの見込みを付けてから、市販をするというのが正攻法でしょう。それをしないで、来年末や再来年に夢の車を売り出す、といった宣伝をしなくてはならないのが、未来戦略を語れる技術、商品がないという両社の窮状を示していると思います。

2009年8月19日水曜日

シボレー ボルト 「世紀の誇張」か?報道

アメリカのコンシュマーレポートがGMの発表に「誇大広告」という記事を電子版に出した、という報道(共同)がされている。これは、びっくり発表で驚いた人に納得させるという情報ではあるので、意義はあります。しかし、相変わらずのマッチポンプで、自分でろくに考えていないで記事を書くという日本のマスメディアらしいですね。

実はコンシュマーレポートはガロン230マイル(MPG)は誇張だといって、せいぜい100マイル相当、という記事(43km/L程度であり、これはこれですごく立派な数値)です。これは電気料金を考慮に入れたものというのですが、アメリカの電気料金は安いのでかなり良い数値になっているのです。

ガソリンで発電して、走行するハイブリッドモードでの燃費は、プリウスと同程度50MPGと同程度と言われておりCNN Moneyの記事で使われています。総合燃費が100MPGという数値は元々GMの記者発表資料で書かれていることそのものです。アメリカEPAの新燃費基準は市街走行時に電気自動車での燃費、エネルギー効率を示す指標を作るための基準で、ガソリンでのMPGという表現にする意味はもともとあまりありません。100マイル/25kWhという数値が電気自動車走行のエネルギー効率の実データですが、これを230MPGとしたいきさつは記者発表資料自体には書かれていません。(80%以上のアメリカ人は1日40マイル以下しか走っていないという情報は書かれています。)CNN Moneyの記事のような考え方で230MPGに換算したのでしょう。

2009年8月14日金曜日

GM シボレー ボルトにびっくり、しなさすぎ。

シボレーボルトの「燃費」リッター100kmという報道がされて、その後のブログ等の反応を調べてみました。

レスポンスの記事やアメリカの報道を引用したりして、私と同じように基準が違う燃費の数値の一人歩きに懸念を示すものが半数近くあるのに対して、半数近くは新聞記事を再掲して、GMの底力が示された、GMが日本勢の追撃に本腰、GMの技術は実は進んでいた、プリウスも危ない、燃費はすごいけど400万は高すぎといった、無批判、ピントはずれの意見が述べられています。

自分で車を運転したり、車を買うときに燃費データを見たりした人なら、乗用車の燃費は10km/Lからいわゆるエコカーでも30km/L程度ということをご存じのはずです。エアコン使ったら10kmもいかなかった、というのが普通なんです。原付でも30-50km/L程度でしょう。100km/Lといわれたら眉につばをつけるというのは至極当然の反応だと思うのですが、素直に記事を信じる人が半分もいるということにまた驚いてしまいました。新聞記者はさすがにわかっていて、目を引くように誤解を招くような書き方をしているのだと思います。人が犬にかみつく記事が新聞の取り上げるべき記事であるという、悪しき体質ですね。

日本語Wikipediaのシボレー・ボルトの項目ではほとんど情報も書かれておらず、
「2008年8月現在燃費は、1リッター100kmという驚異の記録を出した。」という記述が置かれています。(8/21)


(驚いたのは新聞社などの報道をそのまま再掲しているだけで何の意見もコメントも書かれていない、というサイトが全体の半分近くあるのですが、これはどういうつもりでしょうか。著作権も何も気にしないで新聞記事で誘導してアフィリエイトを稼ごうというつもりのようです。コメントが書かれているサイトでも、1行コメントというサイトも多いです。正当な引用とはいえないですね。)

2009年8月12日水曜日

GM シボレー Volt ボルトにびっくり!

「GM:家庭で充電できる車ボルト、リッター100キロ達成」
http://mainichi.jp/select/biz/news/20090812k0000m020131000c.html
という見出しで新聞記事になっていますが、景気が悪いなかでもさすがGMはすごい技術を持っているのかな、と思った人も多いでしょう。ネット上の反応をみると、ざっと半分は疑う人、半分はGMの底力を再認識する人という感じです。

しかし、GMの記者発表資料、CNNの報道等、少し調べて、とっても驚きました。

まず、「ボルト」とはどのような車かというと、来年12月から製造、再来年初めから売り出される予定の、プラグインハイブリッド車です。ハイブリッド車の中でもシリーズハイブリッドとよばれる、エンジンとモーターとが直列のタイプでトヨタプリウス式の並列式とは違います。

ボルトの最大の特徴はプラグインハイブリッドで、つまり、プリウス、インサイトのようにエンジンで充電する他に、電気自動車と同様に外部から充電する/できます。充電池はリチウムイオン式の高密度のもので16kWhのものです。この電池にフルに充電すると40マイル、64kmの走行が可能です。電池のエネルギーが25%程度に減るとエンジンが動いて充電します。

ボルトのエンジンは1.4Lのガソリンエンジンで、充電のための発電専用で、プリウスのように走行パワーが必要なときにバッテリーと併用する、ということは出来ません。その一方、発電専用なので発電の効率は良いはずです。

プラグインハイブリッド車なので、通常夜間などに充電しておき、まず64km以内の用途はバッテリーのエネルギーのみで走行します。通常の通勤などではこれだけで済む場合も多いでしょう。もっと遠くまで行く必要があるときには、ガソリンエンジンで発電しながらモーターで走るのです。

さて、このような車の燃費をどのように示すべきか、これが問題です。
プリウスではガソリンだけを使っているので、普通にLあたり何kmといって通常のエンジン車と比較できますが、電灯線から充電する電気自動車では「電費」というkWhあたり何kmという言い方をしなければなりません。プラグインハイブリッド車では、両方の要素があるので、どのような走行をする場合に、電費と燃費がいくらといくらと言わないと意味がありません。(ガソリン車でも10モードなど走行モードで基準を作っているわけですがもっと複雑になる。)

ボルトで夜間にフル充電をして、通勤で片道32km、往復64km(40マイル)を走行してガソリンをまったく使わなかった場合、燃費∞km/Lということになります。電気はフル充電分16kWh使ったということで電費は64km/16kWh=4km/kWhとなります。アメリカでは3セント/マイル位で64km、40マイルでは1.2ドル、150円程度で済むということです。なお、下のCNN Moneyの記事ではフル充電分デトロイトでは夜間料金で40セント、一般には88セント程度と出ています。

さて、新聞記事にあるリッター100kmというのはどのようにして出したものでしょう。日本の新聞では詳しいことは書かれていません。GMの広報資料にはEPA(環境保護局)で検討中のプラグインハイブリッド車の燃費に関する新基準を使って出した値と言っています。

CNNのビジネスサイトCNN Moneyの記事によると、「50マイル走ったとすると、最初の40マイルはガソリンを使っていない、最後の10マイルで0.2ガロン使う。そこでガロンあたり250マイルとなる、80マイル走った場合は100mpg、300マイルなら62.5mpg…」という驚くような単純な話が出ています。
http://money.cnn.com/2009/08/11/autos/volt_mpg/index.htm?postversion=2009081108

(この記事が正しいという保証はないですが、)本当でしょうか。プリウスなどの燃費から考えて、急に100km/Lという燃費が達成できるはずはないので、本当あるいは似たような考え方で出された数字でしょう。

ボルトのハイブリッド走行での燃費は50mpgだそうでLあたり21.7kmと、プリウスよりやや悪い程度です。特に悪い数字ではないですが、Lあたり100kmという数字を聞いたあとでは、多くの人に詐欺的な数字ではないかと驚かれるでしょう。

まもなくプリウスハイブリッドが企業向けに発売されますが、この方式だとおそらくボルトより大きな数値が発表できることになります。GMは、こんな姑息な数字を大々的に発表して幻想をふりまいて何をするつもりでしょうか?日産が「リーフ」であまり現実的でない夢、誤解を振りまいているのと同様の危うさを感じます。

GMには米政府が大金をつぎ込みましたが、こんなことをやっているようでは再建は難しいのではないでしょうか?また、よくあることですが日本の新聞の報道はわざと誤解を生むように書かれているようです。センセーショナリズムですね。

「追記8.13」ライブドアニュースにもなっているレスポンスというサイトの記事がまともに評価できているようです。
http://response.jp/issue/2009/0812/article128354_1.html

2009年8月11日火曜日

ニッサン リーフEV

ニッサンは来年後半に発売予定の電気自動車EVのリーフを発表しました。

1年目に早くも5万台生産だそうです。
1台200万程度で売るようです。電池はリースで別売にする。月に5千円くらいでリースできればガソリン50L程度月に500km走るという人ならこれは魅力的です。三菱ミーブは軽自動車ベースで400万円で半分が電池代と言われています。リーフの電池も300万程度のものでしょう。5000円で割ると600ヶ月、金利がなければ50年で元が取れる勘定ですね。

実際には、ミーブもリーフもLiイオン電池を使うのですが、その信頼性は未知数です。10年以上生産を続けて熟成してきたプリウスは今年からの3代目でも信頼性が高いNi-H電池を使っています。リーフの電池の耐久性は長くて10年、おそらく5年程度で使えなくなるでしょう。月に5万円から10万円払ってくれなければメーカーの方の元は取れないでしょう。電池についてはリースの他にも、着脱カセット式で電池スタンドに寄って電池を交換するというシステムを作ればよいという話もあります。これは確かにグッドアイデアですが、来年後半に売り出されるリーフでそのようなシステムが実用的に使えるはずがありません。

三菱は当面企業向けのみでスタートし、その間に諸トラブルをつぶしていって、来年一般に向けて売り出すというそれなりの堅実な方向です。一方、ニッサンは来年いきなり年産5万台だそうです。無理だと思います。このような車は宣伝のために電力会社が使うとか、燃費自体はよいので月に5000km走る営業車程度しか当面の需要はないでしょう。

航続可能距離が160kmのコンパクトカーですが、確かに夜充電して通勤に使うだけなら、航続距離の制限があっても実用性がないわけではありません。しかし、遠出は無理です。急速充電機をガソリンスタンドやコンビニに置けば解決とかいっていますが、急速といってもガソリンの1分程度で入るのとは違って30分程度かかるそうです。ちょうど目的地で充電するのなら良いですが、途中で入れるというのは現実的ではありません。

ゼロエミッションなどと威張ってみても、ハイブリッドカーでトヨタにもホンダにも追いつけないことがわかっているので、目先を変えてみようという小手先の技術です。実用性のないモーターショウででてくるコンセプトカーと同じで、一応動く程度の車に見えます。プリウスを見ながらハイブリッドカーはつなぎの技術で究極のエコカーの燃料電池車では自分たちは先行しているから、本番の戦いはまだ先だからといってごまかしていたGMなどと同じ、時間稼ぎではないでしょうか。実用的な燃料電池自動車が10年以内に売り出せるとは昨今はだれも思っていません。マスコミや一般の評論家はいい加減なもので、ほんの2年前頃には、燃料電池自動車を開発中、走行実験などと発表していれば、生き残り競争をちゃんと戦っていると見せかけることが出来ていました。電気自動車も同じでしょう。

ゴーンさんは1年半自分の寿命を延ばすために発表したのでしょう。ゴーンさんは追い出されようとも毎年何十年分もの給料としても十分な給料をもらっているので辞めていけば済みますが、残される社員や株主はひどい目に遭うと思います。これでよいと思っているのでしょうか。来年後半に本当に市販して、年内に2万台も売れたら大成功でしょうね。来年半ばには、市販は延期ないし中止ないし、生産計画縮小、ゴーン退陣と予想しておきますね。

2009年8月7日金曜日

Siena シエナ

Google EarthやGoogle Mapで、ちょっと知っている場所を眺めるのはとても面白いです。特に旅で訪れたところを上から、斜めから眺めるというのは広い範囲を大雑把にでも理解するということで、地面を移動していった旅ではわからなかったことがわかるということで、とても興味深いことです。

2000年だったと思いますが、イタリアのシエナへ行きました。郊外の施設で小さなワークショップが開かれて、参加しました。日本からは一人でした。初めてイタリアに行ったということもあってかなり緊張していました。航空会社は忘れましたが、成田からミラノのマルペンサ空港まではJALかANAだったでしょうか忘れてしまいました。ミラノで降りて、フィレンツェ行きに乗り継ぐのですが、掲示もイタリア語が中心のところ英語を探してたどっていくと一旦空港ビルの外へ出てしまいました。

ちょうど同じ便に乗ってきた日本人の中年女性が同じ方向へ歩いておられて、いっしょにフィレンツェ行きのゲートにたどり着きました。ゲートの前の待合室には十数人しかおらず、日本人は我々だけで、ちょっと話をしました。日本人同士は海外では滅多に知らない同士で話しかけたりはしませんが、2人だけだったことと、道がわかりにくかったことで多少親近感があったからでしょうね。その女性は、お子さんがフィレンツェでレストランか何か店を出していて、その手伝いに行くのだといった話でした。私はその先シエナまで行くという話をしました。

フィレンツェまではアリタリアでしたが、これが20人乗り程度のプロペラ機でした。幹線だと思っていたのでこれには驚きました。乗り込むと、CAは女性一人で、例によって飛び上がる前に救命胴衣の説明などをやるのですが、このころすでにビデオで済ます便が多くなっていたのに、このサイズではさすがに実演が必要でした。この女性は、やる気なさそうに斜め先を見ながらやっていました。客の方も見ていないのでどっちでもいいですが、誰も見ていなくても普通はやっているので、イタリア人とは…、とほとんど最初に見たイタリア人女性から、一般論を述べたくなってしまいました。

フィレンツェには何事もなく着いて、タクシーで一人で駅に近いホテルに行きました。古い町の駅前ということで、落ち着いたホテルでした。このころは電話線でインターネットにつなぐという時代で、一応プロバイダのローミングを利用してメールのチェックなどをしました。ホテルから外へ散歩に出てほんの5分ほどしたとき、大声で怒鳴る声と走って逃げる子供に出くわしました。イタリアには多いといわれる噂のスリです。緊張して翌日シエナまで行く列車に乗る予定の駅まで行きました。言葉に不安があるのと気が小さいのとで、時間があれば事前にチェックする習慣です。切符売り場やホームを確認して来ました。フィレンツェの駅は、ヨーロッパではよくあると思いますが、全部の線路が突き当たるようになっています。つまり幹線から線路が引き込まれて来ているのです。Google Earthで駅を見るとよくわかりますね。ホームは皆低いもので、列車にはステップがあって何段か昇って乗り込みます。

駅を確認してから町の中を1~2時間ほど歩きました。翌朝も早く起きたので1~2時間ほど町の中を歩きました。どこかの建物に入るということは出来ませんでしたが、大きな教会は壁一面に様々な彫刻で飾られているのでとても見応えがありました。Google Earthでもよく見えます。この夜はどこで何を食べたか、何も覚えていません。

翌朝、ホテルをチェックアウトして、駅に行き切符を買いました。シエナ1枚と言ってすぐ買えるというつもりだったけれど、言ってみると、ラウンドかと聞かれました。周遊券と言っているのかとどぎまぎしましたが、聞いてみると単なる往復のことでした。もう少し英語を学ばなければというところでした。

この便については、当時イタリアの国鉄がWebでサービスしていたシステムで存在は事前にわかっていましたが、路線図とか地図とか、駅時刻表がわからなかったので、どのくらいで着くのかはわかりませんでした。Googleマップなどもなく、フィレンツェとシエナの位置関係もよくわかっていませんでした。

とにかく、列車に乗ると適度に客もおり、適度にすいていて快適でした。列車は6両くらいだったと思いますが、最後尾には自転車の絵が描いてあり優先車両のようでした。プラットフォームには駅員はおらずいくつか立っている改札機で乗車時刻を切符に刻印して乗りました。不安なのはシエナを乗り過ごしてしまうことなのですが、あと何駅かということがわからないので、駅に止まるたびに駅名を読んで緊張していました。ある駅に着いたあとに、反対向きに走り出しました。これには驚きましたが、別にフィレンツェに戻るというわけではなく先に進んでいき、まもなくシエナに着きました。よく覚えていませんが8時頃に乗って10時前に着いたのではないかと思います。

夕方までに、シエナの郊外のワークショップ会場に行けばよいという予定だったので、町を見物することにしました。荷物を駅に預けて、歩いて町に向かいました。町は丘の上にあり、町の周りは石の塀で囲まれています。駅は麓の平地にあります。この状況はそのときにはわかっていませんでしたが、Google Earthでシエナとして検索して拡大していくと、駅は町の北西にあることがわかります。線路は単線ですが、引き込み線や小さいですが車庫もあるようです。南西に向かって坂をのぼり右に曲がると塀があり、中の古い町に入っていきます。広い道が突き当たると左へ細い道を上っていきます。古い町なので街中は石畳で、車が走るのは大変な道の狭さです。面白いのは古い石造りの家ばかりですが、土産物屋などはちゃんとけばけばしい飾り付けがされていることです。

細い道をずっと上って一番高いところへ来た頃に、左側の建物の間から短い通路を隔てて広いところがあるように見えたので、入ってみると有名な広場に出ました。広場はすり鉢状にへこんでいてその縁に立っていました。観光客が広場にも、私がいる縁にも一杯でした。縁の部分には土産物屋とカフェがいくつもあり、カフェでピザとビールで昼飯にしました。このとき驚いたことに、近くの席にワークショップの主催者の研究者らがいたことです。しばらくすると、ラッパや太鼓の演奏と共に大きなカラフルな旗を持った一団が広場に登場して、にぎやかに行進を始めました。広場でひとしきり演技をすると、階段を昇って街中の道を行進していきました。私は土産物屋を冷やかしてから駅に戻り、タクシーでワークショップの会場に移動しました。

この肝心の会場はもう名前も覚えていないので、Google Earthでも探せないのですが、駅から20分くらい走った畑地帯の小高い丘の上の元々は修道院のような古い建物でした。Google Earthで見るとそれらしい感じの場所はいくつもありますが、同定は出来ませんでした。周りはオリーブかぶどうの畑か林で、快適な散歩コースもありました。周りには人家はまったくありませんでした。大学の施設で合宿のワークショップなどのためのものではあるのですが、物置には壊れかけた古い農具があったりして本当に面白かったです。部屋は2人部屋でアメリカ人の学生と一緒でした。部屋は薄暗いし、作業や議論をする部屋が快適なのでそちらにいることが多く、あまり部屋にはいませんでした。

ワークショップは2泊で、研究者が集まり研究提案をまとめたり、論文の打ち合わせをしたりしました。朝食、コーヒーブレイク、ランチ、ディナーと大量の良質な料理とワインやビールを頂いて、大いに楽しみました。日本人は一人だし、ネットもないし、テレビもなしで、緊急連絡用に電話、FAXの番号を職場や家に残してはありましたが、日本で何があっても何もわからないという環境でした。

ワークショップが終わると、タクシーで駅まで戻りました。多くの参加者はレンタカーできており、ドイツの研究者と一緒に駅まで同行しました。彼はKierの人でユーロスターで帰るということでした。よく覚えているのは、彼はリラを持っていないというのでタクシー代を私が払ったということです。今ならユーロなのでこのようなことはないですね。

列車に乗ってフィレンツェにつくとそのままタクシーで飛行場へ移動して順調に帰宅することが出来ました。フィレンツェでもミラノでも何もする余裕もなくかえりました。トラブルがなかったためか帰りのことはほぼ10年たった今ではほとんど何も覚えていません。ヨーロッパには会議でしか行ったことはありませんが、最初から最後まで日本人は一人だったというのはこのときだけです。イタリアにはこのあと2001年にシシリーに行きましたが、そのときも強い印象が残る旅でした。

GMT4.5.0が出ていました。

GMTが7月15日に4.5.0にバージョンアップされていました。

早速、WindowsXP+cygwin上でインストールしてみました。
gmt_install.paramに条件をセットして、install_gmt.shを実行すると、ftpでソース、海岸線データ等をダウンロードして、configure、make、install、examplesの実行を含めて、10分足らずでインストール出来ました。

Google Earth用にkmlフォーマットの出力が出来るgmt2kmlというコマンドなどが追加された他、オプションの記述法が統一のために変更されたところなどがあるようです。examplesも増えています。

このような優れたソフトウェアが、どんどん成長していくのは、ユーザーとしては大変ありがたいです。開発に貢献する力がないのは情けないですが。

フリーソフトとしてはかなり大規模になってきたので、初めてのユーザーにはだんだん敷居が高くなってきたかもしれません。私はv.1の時代から使ってきていますが、どこがどのように変わったのかはよくわからないでいます。

日本語での解説文書もかなり作られましたが、機能や仕様をフォローしていっている人はだんだん少なくなってきたのではないでしょうか。全体像がわからなくても役に立てて使うことは出来るのですが、そろそろ、だれか決定版の解説書でも書いてくれるといいのですが。

2009年8月5日水曜日

3Dデジカメ

富士フイルムから3Dデジタル映像システムというものが発表されていますね。

http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_0305.html
カメラ(FinePix REAL 3D W1)、ビュアー(FinePix REAL 3D V1)、プリントサー
ビスから構成されていて、当初8月8日発売。サービス開始予定だったのですが、
ビュアーは8月中旬発売に延期されたそうです。

カカクコムでは、カメラ、ビュアーセットで8万9千円となっています。カメラだ
けだと5万円です。どの程度使い物になるか興味深いです。

2009年7月30日木曜日

テレビで言う国民的なんとか、の国民に入れないでくれ

長嶋さん、元読売の名選手、監督などを勤められた方だが、テレビなどでは、「日本人なら巨人ファン、アンチ巨人ファンを問わず誰からも愛されている」と言いたがるが、止めて欲しい。私を入れないでください。

長嶋さんが、優れた選手であったことを認めることに躊躇するものではないが、私にとっては、王選手、張本選手、江藤選手などと同じような名選手の一人だ。特に一人を祭り上げるのは止めてくれ。

森光子さん、石原裕次郎さん、など、あまりに祭り上げることがエスカレートしていくのを見ると、嫌いになってしまう。元々好きでも嫌いでもなかったが。

2009年7月28日火曜日

スパムを禁止するための方法は?

Google Bloggerでは、あの読みにくい文字画像を読んで打ち込ませるキーワード(文字認証コード?)入力がなくなったらしい。

1ヶ月前くらいからこのコード入力が始まったと思います。これはスパム対策だから仕方がないかと思ってがまんして入力しましたが、記事を書き始めるときにすでにコードが設定されていて、記事を書き終わったときにそのコードを入力してもすでに代わっていますので、必ず入力違いとなり、新しい画像が示され、新たに入力するという真抜けたことを繰り返してきました。

勝手に始めて、勝手に止めて、勝手に情報を削除して、一体どうしたのか、と思っていましたが、Bloggerのロボットがスパムかと疑った6月19日から、コード入力を求めてきたのかもしれないと思い当たりました。

真相はいかに?

スパム認定された

Googleのロボットにスパム認定されて、アクセス出来なくなっていました。

見えなくなってからヘルプなどを見たところ、スパムだと判断されたということが分かったが、一体どの部分が悪いのかは不明。だって、自動では投稿できないように人力でのキーワード入力をさせているのに。本サイトではオリジナルでないコンテンツはほとんど何もない。これがスパムだったら世の中にスパムでないブログなんてほとんどないだろう。

再開の要求を送れというので、やってみたが10日間近くほったらかしで、昨日再開要求をもう一度やったところ、今朝アクセスできるようになっていた。

6月19日に確認要求と削除の予告のメールがGmailに来ていた。

2ヶ月ほど、適当なメモを書いてきたものが、見ることも出来なくなってしまい、クラウドに自分が書いた代わりのない情報をおいておくことの危険性がよくわかった。少なくとも無料サービスには文句も言えない。

ブログのメモも、GoogleDocsもローカルにおいておくことにするしかないらしい。

Bloggerヘルプディスカッションというところに、Bloggerによるスパム誤認という投稿と、回答があった。
http://www.google.com/support/forum/p/blogger/thread?tid=3580d0d5ec5f528b&hl=ja

1年前にもミスで同じようなことをやっていたらしい。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0808/06/news030.html

2009年7月13日月曜日

DVDをPCで見る

著作権の問題があり微妙な話ですが、買って持っているDVDの映画を自分の英語の教材にする、ということは許されているはずです。

DVDからファイルを取り出すリッピングのためには、DVD Shrinkというフリーソフトが使えます。このソフトの特徴はデータファイルを圧縮できることらしいですが、普通のDVDからデータを取り出すこともできます。取り出してDVDのファイルとしたり、isoイメージとして別のDVDに書き出すためのデータを作ることも出来ます。DVDの映画ソフトなどは、個人的利用のためでもコピーは許さないとして暗号化をしているものがあるので、その方法によっては、このソフトではファイルを取り出すことは出来ないらしいですが、今回試した映画では問題なくPCに取り込めました。

これを、WinDVDといったフリーのDVDplayerソフトで鑑賞できます。これはフリーでは無いかもしれませんが、DVDplayerが着いているPCにおまけで付いていたものです。

次に、DVD2AVIというフリーソフトで、上記の方法で取り込んだDVDのファイルの音声部分を取り出しWAVフォーマットで保存することが出来ます。WAVフォーマットではファイルが大きくなるので、MP3に変換するなどしてMP3プレイヤーで使います。MP3への変換は例えばiTunesでできます。2時間半の映画で、WAVフォーマットで1.65GBですが、MP3にしたところ212Bとなりました。iTunesではこの変換に13分ほどかかりました。

有名な映画の場合、脚本(Transcript)がWeb上で手にはいるので、MP3オーディオファイルを使ってリスニングの勉強をするのも良いですね。

2009年7月11日土曜日

小話「ボーアと気圧計」について

”404 Blog Not Found”という有名なブログで紹介されていた、「ある物理学生の回答 「気圧計を用いて,高い建物の高さを決定することができることを示しなさい」」という問題の話です。
http://www.asahi-net.or.jp/~HA4K-MYZK/jyugyou/studentanswer.pdf

横浜物理サークルの宮崎幸一先生が、「高等教育フォーラム」で落合栄一郎さんという在米の先生が英語で紹介しておられたものを翻訳されたということです。2001年の記事のようです。元の英語の記事は見つかりませんでした。

さて、この話は、ラザフォード先生が語る、気の利いた回答をした学生がニールス・ボーアだったという落ちにしてあり、天才の学生時代のエピソードとして面白い小話です。

上記ブログの筆者の小飼さんが、Yahoo Answers、snopes.comの記事を引用して、「学生はボーアでなく、誰かというとAlexander Calandraという人だったようです。」と書いておられます。

しかし、引用されている記事には、1958年にReader's Digestの小話に出ていた話があり、Calandraさんがこの話を1961年に自分が書いた教科書に書いており、その後68年にSaturday Reviewという雑誌に、回答のリストをCurrent Scienceという雑誌に書いていると書かれていて、事実あったことかどうかはわからないと書いてあり、Calendraさんがその学生だとは書かれていません。

snopes.comの記事によるとCalandraさんの教科書は”The Teaching of Elementary Science of Mathematics”と書かれています。Google Booksでこの題名の検索をすると、出ていません。一方Calandraで検索すると、この教科書が引用されている本が引っかかりました。ただ引用されている書名が少し違ってい
て、”The Teaching of Elementary Science and Mathematics”が正しいようでした。たしかに、数学の科学とは普通いいませんね。

2冊の本で引用されているのですが、一つは1994年に出た化学安全管理の本で、上記教科書の1969年(改訂版?)の記事に基づいて書かれていますが、その記述は上記宮崎先生が訳された記事とそっくりです。ただし、GoogleBooksでは話の途中で非公開のページになってしまっています。Calandra先生がラザフォード先生
の役であったようです。

もう一つは1994年に出たCプログラミングの本で、こちらには1961年の教科書の記述を引用してあるようで、上記記事とは書き方が少し違います。そして、Sun社内でジャンクメールで"科学パズル”として出回り、新しい方法が16寄せられたとして紹介されています。

PCの進化はどうなっているのか?

まもなくWindows7が発売されるそうです。Windows Vistaが何年か前から売られていますが、私が仕事で使っていたり、関係者に使ってもらっている6台ほどのWindowsPCのうちVistaにしたのは1台だけで、他はまだXPで使っています。理由は、アプリケーションがXP用のもので、数万のWindowsの入れ替えと比べものにならない、数十万から数百万のコストがかかっているものだからです。

企業でVistaへの転換が進まないというもの当たり前で、Windows95程度の未完成のものからなら乗り換えたいという意欲があったものの、Windows98から2000へは渋々のところも多かったはず。Windows2000になって、相当に安定してきて実務に使えるというレベルになりました。現在でもWindows2000で動いている業務システムはかなり残っているはずです。XPになってからは、それまでにあったアプリケーションのトラブルでOSが落ちるということはほぼなくなり、堅牢性を実感しているユーザーが多いはずです。

非常に多くのアプリケーションがXPでは動くというのが当たり前になりました。一般ユーザーが考えるような主なソフトは一応Vistaに対応してきたものの、専門的な業務に密着したアプリケーションソフトではVistaにわざわざ対応するメリットがなく、XPのユーザーが引き続き多いために、XP対応だけで商売にもなるので、新しく開発するものでなければVistaに対応しようとはしませんでした。

Vistaの世代ももう終わり、Windows7になるといよいよXPでしか動かないアプリ専用マシンを残して、オフィスソフトやメイラーなどをつかう常用マシンだけはWindows7に変更しなければならないかもしれません。年をとると、面倒なだけなので、XPで使い続けたいと思います。いつまで可能か気になるところです。

私の常用ノートPCはPanasonic Let's Note W2という2004年度後半モデルで、4年と4ヶ月使っているものです。XPプロフェッショナルでMSOffice2003がバンドルされていました。HDは元は40GBだったのですが、昨年壊れたので160GBのものに換装しました。

CPUはPentiumMで、1.1GHzのものです。メモリはフルに増設して760MBです。オリジナルは256MBでおそらくそれではいろいろ難しかったと思いますが、最初から512MB追加していたので、ずっと特に問題がありませんでした。USB2.0とか、SDが使えるとか、Illustrator10とか、PhotoShop6とか、Beckyとか、IE8とか、Cromとか、RealPlayerとかiTunesとか、無線LANとか、PowerPointでプレゼンとか、Cygwinとか、GMTとか、GRASSとか、VPNでWANからLANアクセスとか、サクラエディタとか、どれも特段のストレスなく使えています。

4年前には珍しくない価格で30万近くしていたのですが、未だにまったく陳腐化して困るということがないという優れたツールだと思います。現在のモデルはW8でSSDが選べるとかCPUが速くなっているとか、メモリが基本も増設もずっと大きくなっているとか、HDがSATAで早くなっているとか、HSDが使えるとか当然良くなっていますが、大きさ、重さ、電池駆動可能時間などは余り変わっていないようです。メールの読み書きなどはどうせまったく性能アップとは関係ないので問題はありません。

以前はバージョンアップ用のWindowsを購入することがしばしばありましたが、最近ほとんど無くなりました。マイクロソフトも商売のタネがなくなって困るわけです。Windows7はVistaのように重くない、ことが売り物らしいですが、それ以上のメリットがあるかどうでしょうか。

XPを使い続ける上での問題は、セキュリティ対策で、XPのサポートはいずれ無くなるということがいわれていますので、いつか職場のLANにXPマシンはつないではいけないとなると思います。そのときまではXPを使うことになるでしょう。

2009年7月9日木曜日

我慢しないエコ!?

先端技術を使って、我慢しなくても地球温暖化が防げる、という話が目につくようになってきました。
本当でしょうか。そんなに都合よくはいきませんよ。本当に温暖化を防ぐというのなら、我慢しなければ無理です。それも少々の我慢では無理です。大不況にしなければ無理で、そんな政策は現実的にとることはできないでしょう。環境至上主義者が、日本のCO2削減目標では世界に笑われるとか言いますが、食べていくことも困難な人を大量に作り出してもいいのでしょうか。

資源がなくなったら使わないようにするしかないと思います。なくなれば我慢するしかありません。それで人類が絶滅するわけではありません。その前に、技術で我慢もしないでうまくやるというのは幻想でしょう。

人が減れば資源の寿命は延びるでしょう。中国は少子化政策のおかげで遠からず現在の日本以上に高齢化社会になって、人口が減っていくそうです。世界の人口を減らすのが、一番効果的です。

2009年6月30日火曜日

ケープタウン、喜望峰

12年前に、調査航海のためにケープタウンへ行きました。
シンガポール、ヨハネスブルグで乗り換えて、20時間くらいかかったと思います。ケープタウンの港で調査船に乗り、その後調査をした後はチリのバルパライソで降りて、マイアミ、ロサンジェルスで乗り換えて、日本に帰りました。世界一周したわけです。このときは西回りだったので、80日間世界一周の人と逆で日数は1日少なくなったのでした。もちろん移動中の1日の時間が長いからですが。

ヨハネスブルグでは入国審査に時間がかかりあわててやっと乗り換えに間に合ったという感じでした。入国審査というのはどの国もそうですがやたら時間がかかる時があり、窓口が少ない場合には本当にいらいらします。多くの人を長時間待たせているのにのんびりと動いている係官を見ると怒りたくなりますが、にらまれて入れなかったらばかばかしいので皆羊のように従順です。犯罪者がときどき混じっているということはあるでしょうが、単なる一時的な旅行者にはいらだたしく感じられますね。入国審査は現在のEUではどこもとっても簡単で速い、ただしイギリスはとっても遅い、アメリカの場合は審査はちゃんとやる方ですがほとんど列のコントロールがされているので極端に遅くはありません。

一行は10人くらいだったと思いますが、ケープタウンの空港から港までは、旅行社手配の大型バスで異動しました。その日は土曜か日曜で、道路も空いていて、町も人気があまりありませんでした。面白いことにバスにはバスの運転手の10才くらいの息子が乗っていました。休みだからお父さんの仕事に着いてきたという感じでした。

ケープタウンの港は、その頃世界各地で進んでいたウォーターフロント開発が行われて、しゃれた店やレストランがたくさん集まっていて多くの家族連れでとてもにぎやかでした。その頃シドニーに何回か行きましたが、シドニーのウォーターフロントと似ています。

船は補給のために3日ほど入港していて、我々は入港日に着いてそのまま乗船しました。入港中には日本から乗ってきた船員などと一緒に、テーブルマウンテン、喜望峰に見物に行きました。

テーブルマウンテンはケープタウンの町の南にそびえていて頂部が真っ平らで、港から見ると本当に絶景です。近代的なロープウェイ(Cableway)で頂上まで行けて、上から見るとまたすばらしい眺望が得られます。

喜望峰までは、バスで途中のワイナリーによって、海岸でペンギンを見てから行きました。岬の先の方には人かがほとんどなく、ずっと草原の中をひたすら進み、途中で野生のダチョウを見たりしました。先端に行くと土産物屋もあってその駐車場の先に展望台があって、10分近く歩いていったと思います。展望台からは岩場が見えて、聴いたことはないですがワーグナーの「さまよえるオランダ人」に出てくるらしいです。幽霊船がこのあたりに出ていたという話ですね。アフリカ最南端のような錯覚をしますが、地図で見るとよく分かりますが、喜望峰は別にアフリカ最南端ではなく南西に突き出ているだけです。

さて、ケープタウンは日曜に街中を少し歩いたら、ビルが建ち並ぶダウンタウンにほとんど人気がなく怖かったのを覚えています。また、バスで移動中に何カ所か難民キャンプがあり、かなり広いところでおそらく数千人以上がすんでいそうでした。内陸の農民が飢饉があって町に出てきて、働くところもなく戻ることも出来ないということらしいです。一方、海岸近くには瀟洒な豪邸がいっぱいあって、どの家も高い塀で囲まれていて、その塀には申し合わせたようにセコムのようなセキュリティのシールが貼ってありました。国全体としてはかなり豊かですが、貧富の差はとにかく激しいです。

その後、何ヶ月かたって日本の新聞で、ケープタウンのウォーターフロントで爆弾テロがあったというニュースを見ました。南アフリカに行ったのはこの1回だけですが、美しい自然、豊かな国という印象と、恐ろしいというイメージが残っています。今度ワールドカップが開かれますが、事故や事件がなければいいですが心配ですね。

ASTER GDEM


昨日から公開されているERSDACのASTER Global DEMですが、昨日の朝は動いていませんでした。今朝ASTER GDEMのサイトが動いていたので、早速試してみました。
http://www.gdem.aster.ersdac.or.jp/

データのダウンロード前にユーザー登録が必要です。
次にログインします。

現在アクセスが集中しているとのことで、同時に要求することが出来るタイルは100までと制限されているそうです。1タイルは1度x1度の範囲で、全体では22600タイルのデータとなっています。

検索ボタンで検索ページに移動します。
ダウンロードしようとしてタイルを選択し、次へと行くと著作権等の同意確認のページがあり、利用分野・利用目的を選択しなければなりません。
Disaster、Energy、Climate等から選びます。配布対象はこれらに係わる研究や業務を行う個人あるいは組織だそうです。教育目的は書かれていないので、小中高の教師が使うことは認められていないのでしょうか。気になるところです。

試しに、1タイルのみダウンロードしてみました。zip圧縮されているデータフォルダには2つのGeoTifファイルが入っていますが、一つは_dem.tif、もう一つは_num.tifとなっています。demの方が通常の標高モデルです。numというファイルの方は値が1-7あたりの整数が帯状に分布するデータで、DEM作成のために繰り返し同じ地域からとられたデータを使っているので、このファイルは元データが何回分使われたかを示しているようですが、このデータファイルの説明はざっと見たところでは見つかりませんでした。

DEMデータの方ですが、試しにダウンロードした喜望峰が入ったエリア(S35E018)をフリーソフトのMironeで見てみたところ、画像で示すように平野部に0m域がかなり散点し広がっており、GoogleMapでみる画像とは印象が違いました。

サイトによるとカシミール3DでGDEMデータを読み込む方法を近日中に掲載するそうです。

いずれにしても、ほぼ全球の標高データが高分解能で利用できるようになったのはとてもありがたいと思います。

2009年6月29日月曜日

Ex319での熊野海盆における「ちきゅう」の活動状況について

私は直接地球深部探査船「ちきゅう」による探査に係わっているわけではありませんが間接的な関係者の一人です。掘削の話は門外漢には難しく少しずつ勉強しているところなので、「ちきゅう」の活動状況についてメモを残していきたいと思います。誤解などもあると思いますので、その際にはご容赦ください。

「ちきゅう」の一般的な紹介としては、下記の「塩屋天体観測所」というサイトでの紹介(地球深部探査船「ちきゅう」(1)(2)(3))が写真も豊富でわかりやすいと思います。
http://www.h2.dion.ne.jp/~kazuf/sao/paorep/chikyu01.htm

現在「ちきゅう」の319次研究航海(南海地震発生帯掘削計画ステージ2の最初)が始まっており、デイリーレポートが送られてきています。
http://www.jamstec.go.jp/chikyu/jp/Expedition/NantroSEIZE/sp319_dr.html

今回、IODP(統合国際深海掘削計画)で初めてライザー掘削が行われます。一昨年、ステージ1が行われました。「ちきゅう」によるライザー掘削は試験は何回か行われていますが、IODPのために使用されるのは今回が初めてです。すばらしい成果を期待したいと思います。

いろいろトラブルがあって対処のための時間がかなりかかったようですが、結果的に数日遅れでライザーを使った掘削が始まったようです。デイリーレポートに基づいて経過をまとめてみました。

5月19日に掘削地点(C00009A、NT1-11地点、熊野海盆)での最初のジェットインで36インチ(90cm)パイプを設置して開孔ました。海底直下の柔らかい地層を、ホースの先から勢いよく水を出して孔を開けながら孔の中にホースを押し込んでいくという感じで、36インチパイプを海底下54.5mまで入れています。試料やデータはほとんど何も取れません。この浅い部分については、事前にライザーを使わない方法で試料が採取されています。

次に、その中から26インチ径のドリルビットで海底下700mまで掘削されました。
この26インチのドリルビットはマッドモーターという泥水の流れで回転させる仕組みです。24-26日で712.7mまで掘削されました。このときにはMWDという計測を行っています。

6/3に、20インチ(51cm)ケーシングパイプを設置し、セメンチングを行っています。ケーシングパイプは孔壁が崩れないようにするためのものです。セメンチングは20インチのパイプと26インチ径の孔の壁の間にセメントを入れてパイプと地層を固定します。

その後、BOP(暴噴防止装置)とライザーパイプの降下、BOPの設置の作業が行われましたが、いろいろトラブルがあって大変だったようです。トラブルはライザーを吊っているライザーテンショナーとBOPで生じました。ライザーパイプは坑井の海底部のウェルヘッドという36インチ(コンダクター)パイプの頂部の固定装
置に取り付けたBOPに接続されて、2000m上の「ちきゅう」のやぐらまで伸びて吊られています。ライザーパイプは水中ではほとんど重量はないと思いますが、海水の流れで曲げられたりするので、吊る力の方で調整しなければなりません。

最終的にBOPが設置されて孔井と「ちきゅう」がライザーパイプでつながったのが6/24のようです。

掘削パイプ、ライザーパイプと、井戸の中はこれまで海水が入っていましたが、掘削泥水に入れ替えられ、今後はこの掘削泥水が循環します。6/25に掘削が始まりました。

今後1510mまで12.5インチの径で掘削され、その後1510-1600mまで10インチのコア試料採取用のビットでコア試料が90m採取される予定です。このサイトでのコア試料採取はこの90mの区間だけで、その他の地質試料は掘削時に泥水と一緒にあがってくる削りくず(カッティングス)と、泥水に含まれるガス程度です。この掘削、試料採取は順調であれば1週間で終わります。

その後、検層、17インチビットで拡掘し、13-3/8インチケーシングの設置をして、検層を行い、上からケーシングハンガーとセンサーを設置して、BOP、ライザーを回収、ふたをして、この場所での作業終了となります。

この坑井は、今後孔内の物理化学的なモニタリング、将来の実験などに使われます。

2009年6月28日日曜日

ERSDACが全世界30mメッシュ標高データの公開

世界全域の陸上地形のデータは毛利さんが参加した2000年のスペースシャトルによる合成開口レーダーSAR観測でえられたSRTM(Shuttle Radar Topography Mission)で得られているSRTM-3という約90mメッシュとSRTM-30という900mメッシュのデータが無償で利用できる標準的なデータです。アメリカ国内域分のみですがSRTM-1という30mメッシュデータも公開されています。

一方、ERSDAC((財)資源観測解析センター)では、陸域観測技術衛星だいちALOS(2006~)のPALSAR(10mx10m)、地球資源衛星「ふよう」JERS-1(1992~1998)のSAR(18mx18m)のデータを扱っています。今回明日6/29日から30mメッシュのデータを公開するという報道がありましたが、SRTM-3の9倍、つまりSRTM-1と同等の分解能で世界中の標高データを無償公開するということなのでしょう。

日本国内の数値地形情報で従来標準的に使われている50mメッシュのデータ(数値地図50mメッシュ日本全国でCD-ROM3枚各7500円)と比べても精度も向上し、世界中のデータがこの高精度での無償公開となれば、すばらしいことだと思います。

日本の数値地形情報は、50mメッシュの他に、火山標高用の10mメッシュ、航空レーザー測量による5mメッシュ(これまで都市部中心に10地域)データがありますが、無償公開されているのは250mメッシュと1kmメッシュのデータのみだと思います。

PALSARは今も新しいデータを送ってきているので、世界中のほとんどの陸域をカバーしているとう点で有意義であると同時に、地形の変動の情報としては日本の防災にも十分役立つと思います。

2009年6月26日金曜日

好きな歌手、好きな歌 その4

藍美代子さん:「ミカンが実る頃」
藍美代子さんもベスト盤を1枚持っていました。とてもきれいな澄んだ声質で清楚な歌声が好みです。演歌風のこぶしとか、過度のビブラートが嫌いで、その反対のこのような歌いかたが好きなんですね。もちろん、チャーミングな容姿も重要でした。その後の、太田裕美さんの「木綿のハンカチーフ」や、松村和子さんの「帰ってこいよ」と似たモチーフの、ミカン畑で今日も祈る、と田舎娘が都会へ行ってしまった恋人を思う歌です。田舎育ちの私には身近な歌であるということも、ポイントでした。

むかしは、田舎が舞台の歌がかなりありましたね。もっと古くなりますが、三橋美智也の「達者でな」は大ヒットしましたが、丹精して育てた馬を売る若者の心情を歌っていますが、このような心情は今の時代の若者には想像もできないのではないでしょうか。

子供の頃、我が家では農耕用の牛を飼っており、水田の他、柿や桃や梨や野菜を作っていました。当時はこんな田舎が舞台の歌がしっくり来る人がまだまだ多かったのでしょう。高度成長期を越えてこのような歌はめっきり少なくなってしまったのですが、この藍美代子さんの歌は多くの日本人の心の原風景とも共鳴するところがあったとは思います。残念ながら小ヒットでおわり、見かけなくなってしまいました。

コメディアンと政治

コメディアンだから政治に向いていないとか、逆に向いているとかいうべきではないと思います。当然ながら、人物次第です。

かつて、コロンビアトップ、西川きよし、青島幸男、横山ノックといった国会議員、知事がおられましたが、一般的な評価はネガティブだったと思います。私も同じです。人気者が世間一般にある政治や社会、生活に関する不満を取り上げて、マスメディア上でぼやいたり、素人政談で権力者を批判してみると受ける、ということはよく分かります。最近政治家の世襲が問題になっていますが、政治家に必要な、地盤、看板、カバンの中の看板を持っているということでコメディアンやプロレスラーはスタートラインが世襲政治家と似て、一般人とはかけ離れています。そのような特権を持っていて、当選できているということを肝に銘じて、謙虚であって欲しいと思います。

最近、大阪府と宮崎県の知事がコメディアン時代の人気を保ったまま、国政に関心、口出しを行っています。二人とも謙虚さが足りない傍若無人な態度が売り物で、私が嫌いなタイプです。テレビではある程度まともなコメンテイターは、新聞などと同様にバランスや客観性などを心がけてコメントしています。一方、コメディアンは断定的、強圧的、大衆受けをする表現で受けをとります。

大阪府知事(法曹人であってコメディアンではないという方もおられるでしょうが、私はコメディアンと思っています)が新型インフルエンザの厚労省のトンチンカンな対応ぶりを変えさせたことは評価したいと思います。

コメディアンが人気を持っていて、国政に出てきても、批判することのみでは野党の遠吠えと同じですし、与党の場合にも親分のいうなりに動くだけでは、政治家として何かをすることはできないわけです。政治をする、政策を作り実現するということは、限られた予算、政府組織、官僚、政府周辺の諸組織の資源を、何に振り向けるかを決めていくことです。何かをするためには何かを止めたり、予算を減らしたりしなければならない、八方美人では何も解決されないのです。利害関係者の調整を行い、時代、環境に則した本当に意味のある政策を進めていく見識と実行力、調整力を持った政治家だけが存在意義があるのだと思います。優れた政治家は、新たな政策で損をする支持者もつなぎ止め、不支持者をも賛同させる力を持っています。自治体の知事や市長は、国政での1議員とは違って、小さいながらも大統領的な権限を持っていますので、政治家としての器量を示すにはよい場だと思います。一方、十分な利害の調整が出来ないでも支持率が高いとかなり一方的な政策も出来てしまうのです。

例の人気があった元首相は、内容の割にやけに支持率が高かったですが、痛みがあっても改革が必要だという政策を実現したのはたいしたものだと思います。この人もコメディアン風の世襲政治家だった。今になって、だまされていたとかいう意見を時に見ますが、政治家や政策を判断する時に、ブーム、バブルであることを十分理解していればだまされることはないと思います。

コメディアンだから政治家としての能力や見識があるとかないとかはもちろん決まらないですが、人気を頼りに一方的に好きなことばかりやられるというのではたまりません。話題の中心にいる2人の知事にはもっと謙虚であって欲しいと思います。

ワイヤレス給電

2009年6月26日の、朝日新聞"eb版によると
「電波政策懇談会」(座長・土居範久中央大教授)が実用化が見込める技術分野を検討。立体テレビなどの高度無線端末▽ネットワーク無線家電▽無線による事故防止システム▽小型カプセル内視鏡などの医療無線システム▽高速大容量の無線ネットワークの5分野を戦略プロジェクトに決めた。
そうです。

電波の利用で、コードなし冷蔵庫、炊飯器などが実現するということが書いてあるのですが、ネットワーク無線家電というのは、冷蔵庫ならネットワークを利用して庫内物品の在庫管理などの機能を持ついわゆるインテリジェント家電のことだと思っていました。何年か前にインターネットで家電がつながったら、テレビで送られるレシピと冷蔵庫の中の食品在庫からメニューを提案するといったポンチ絵があったような気がします。

ということで、家電をネットに載せてサービスをするというのは現実の技術で今や驚くことはないですが、電源コード無しで使える冷蔵庫や炊飯器には驚きました。冷蔵庫や炊飯器の数百Wの電力を無線で送る技術がそろそろ現実的になってきたのでしょうか。

例によって、技術動向を読めない新聞記者が誤解をしてインテリジェント家電のワイヤレスインターネット接続と無線電源供給をごっちゃにして間違えたのかと思いましたが、上記「電波政策懇談会」の資料を見てみると、家電の無線給電もたしかに話に出ているようです。

日経BPの記事で、東芝が上記懇談会にワイヤレス給電の検討を提案したと出ていて、まったくの夢物語ではないのかもしれないと思い始めました。ただし、3つの課題とかいうのには、距離数mmで数十Wの電磁誘導給電というすでに実用化している技術の改良の話も入っています。数m数百Wの給電についてはMITが開発したresonant induction 共鳴誘導方式というのでしょうか、方式の検討となっていて、これが本命のようです。

Web上には、すでに、インテルがどこかでワイヤレス電球を点灯させたという記事もありますし、英語版Wikipeidaにはwireless energy transferという項目があって、resonant inductionも解説されています。

楽しみです。

2009年6月19日金曜日

English as a Second Language, ESL PodCast

Pod Castでラジオ番組と英語教材を聴いているが、英語教材ではESL PodCastが良いです。

Net上でもたくさん、このPodCastを薦めているサイトやブログがあります。

無料であること、
かなり頻繁に更新されること、
Webサイトでスクリプトが提供されていること、
身近で興味深い話題が取り上げられていること、

といった特長があり、今私が知る限りで、ラジオ、テレビの語学番組、VOA、NPR、BBCのESL向け番組、有料教材も含めて、最良の英語教材だと思います。

casterのJeffさんがアメリカの歴史や社会、都市などについて語るEnglish Cafeは週に1回、会話形式の生活、ビジネス、旅行、健康、娯楽などの教材が週に2回、配信されます。

Net上の紹介では、遅すぎるとか易しすぎるという記述がありますが、確かにアメリカ人とのコミュニケーションに苦労しない上級者にはそうかもしれません。しかし、そのような方々は組織だった教材より、新聞や雑誌を読んで、CNNやNPRを視聴したほうが元々良いでしょう。Net上で意見を表明するような人は、かなり英語にも自信を持っている人が多いのではないかと思います。

私の意見では日本人向けの多くの英語教材と比べると標準的でしょう。発音は明瞭で、スピードはナチュラルよりはかなり遅いのですが、この教材が分かりすぎて興味が持てないという方は、日本人にはかなり少なく、上級者の入り口にいる人でしょう。私には少し難しい程度で、何回か聴けば大体内容が分かります。私はTOEICの所内の非公式なテストを2回受けたことがありますが850点、855点でした。これは非ネイティブとして今ひとつという評価でした。当所では、この点では若い人では普通、私の年代では良い方です。所内ではほぼ標準的というところでしょう。

私は日本人では中級者の中程度、世界のESL学習者の中では初級者の上程度です。職業柄たまにアメリカ人などの講演を聴いたり、会議に参加したりしますが、スライドを使ったプレゼンを聴くといった場合は見て読んだ情報に耳からはいる情報を肉付けするということで済むので良いですが、会議で議論が進んでいくような場合にはちゃんと聞き取れないのでほとんど意味が取れなくなってしまいいつも困っています。私程度では英語がわかるとか使えるとかいった水準には遙かに及ばないということです。

聞き取れないのは、スピードと共に語彙力が不足しているからです。この教材ではちょっと難しい語彙について易しく言い換えたりして説明してくれます。たぶん、この教材を1回聴いて全体の意味がちゃんと取れる人はTOEICで900点は越えると思います。なんとか、その域にたどり着きたいと思って努力していきたいと思います。

2009年6月18日木曜日

好きな歌手、好きな歌 その3

YouTubeで改めて視聴して、若い頃の好みを再確認しているような感じです。

岡田奈々さん:「青春の坂道」「手編みのプレゼント」
レコードを買うところまでのファンではなかったですが、故郷がある程度近いこともあって好きなアイドルでした。学生時代はテレビを持っていなかったので、テレビは食堂で見るか、帰省した時に見るかだけでしたが、美人アイドルだというのは有名でした。学生時代にパチンコの景品!に岡田奈々さんのパネルがあったので入手して、殺風景な4畳半の下宿、神奈川、茨城と引っ越しのたびに持っていっては10年くらいの間ずっといつも部屋に飾っていました。結婚を機に心の中で泣きながら処分しました。YouTubeでは美少女アイドルぶりがよく分かります。歌は特にお上手とはいえないですが、曲が良いこともあって何度聞いてもあきないです。最近テレビでもたまに見かけますが、相変わらず美しい方です。

西島三重子さん:「池上線」
私が好きな歌手の中で岩崎宏美さんについで2番目に好きな歌手となると西島三重子さんです。LPとミュージックテープで5枚程度(私の場合は入れ込んでいてもこの程度!)買いました。若い頃長い出張でカセットテープを30本ほど持って行っていましたが、他のものはある程度聴くと飽きてしまいますが、岩崎宏美さんと西島三重子さんの歌は飽きないので、本当に何回も聴きました。YouTubeでは池上線の他はあまり聴けないですが、「喜劇通り」「かもめより白い心で」「水色の季節の風」「朝顔」「スパゲッティラグタイム」「千登勢橋」「かげろう坂」「鬼無里の道」といった好きな曲がいっぱいあります。ちょっと暗いですが、傷つきやすい青春の恋を歌った曲が多いですが、憂いを含んだ声がぴったりなんですね。現在は結婚され静岡県に住んで歌手活動も続けておられ、お元気でご自身のブログで活躍の様子をうかがうことが出来ます。

「池上線」は朝日新聞の「うたの旅人」の最初の方で取り上げられ、歌詞では女性が主役ですが、男性の作詞者が留学で海外にいくために恋人と別れたという自分の体験を歌にしたのだそうです。彼を待っていてくれなかった恋人を記者が見つけてきてコメントをとっていました。離れていたのでどうせあてにしていないと思って別の人と結婚した、といった話です。ところが作詞者はずっと彼女を思ったまま、数十年たっているのに未だに一人でいるという悲恋物語になっていたのでした。女性の方は、彼も別の人と暮らしていると思っていたようです。この記事を読んで心境の変化はあったのでしょうか。

久保田早紀さん:「異邦人~シルクロードのテーマ」
いかにも中近東のバザールを歩いているようなエキゾチックな雰囲気の曲で大ヒットしましたね。最初聴いたときにはてっきり洋楽だと思っていました。20年ほどの間、たまにラジオで聴くだけで、そのたびに良い曲だなと思っていました。YouTubeでは夜のヒットスタジオやベストテンの録画が鑑賞できますが、音程やテンポが乱れることがしばしばあり、残念ながら歌手としての力は最上級とはいえないと思います。レコードの音源がアップされているものではさすがに乱れもなく、伴奏もダイナミックで雰囲気が良く出ています。久保田さんのヒット曲はこの1曲で、しばしばいわれる「この人この曲」という感じになってしまっていますが、これだけの大ヒットに恵まれる歌手はとても少ないのですからね。その後ゴスペル歌手としてキリスト教会などでのコンサートを中心に活動しておられるとのことです。

2009年6月17日水曜日

好きな歌手、好きな歌 その2

YouTubeで鑑賞可能ななつかしい曲

西崎みどりさん:「旅愁」
1974年の歌だそうですが、最近の着物姿で歌っておられる動画が鑑賞できます。35年前にもすばらしく美しい少女でしたが、相変わらずの美しさに感動します。

兼田みえ子さん:「2月12日の手紙「ひとり…」」
走れ歌謡曲のパーソナリティだった兼田みえ子さんの歌ですね。70年前後にたまに聴きました。まさに私も青春時代でしたね。普段は起きていないので、たまにしか聴けませんでしたね。「私もあなたと泣いていい?」という曲も同じくらい流行りました。

朝倉理恵さん:「あの場所から」「坂の上のアパート」
シングルレコードを買ってよく聴きました。どうも、美人で声がきれいな歌手が好きでしたね。「あの場所から」はKとブルンネンというデュエットの歌もあるのですが、かわいらしいさで圧勝でしょう。声がすばらしくきれいですが、か細いので、大ヒットとはいかなかったのが残念です。

森田由美恵さん:「潮風の吹く町」
ラジオで聴いてすぐに好きになりました。東北の海辺で育って、親をおいて都会に出てきた娘が母を想う哀歌ですね。テレビでも何回か見ているのですが、顔が思い浮かびません。

塚田三喜夫さん:「五月のバラ」
LPを持っていたブレンダ・リーさんが日本語で歌っていた「五月のバラ」の元歌です。いかにもシャンソンというしゃれた曲ですが、川口真さんという日本人の作曲でした。ブレンダ・リーさんが歌っているものは見つけられませんでした。

ヴィッキーさん:「悲しき天使」
田舎育ちで、中学の頃はレコード店には縁がありませんでした。高校生になって学校の近くのレコード店で少しずつレコードを買いました。10年以上前に捨ててしまっていますが、初めて買ったのがポールモーリアの「恋はみずいろ/シバの女王」、2枚目がビートルズの「ヘイジュード/レボリューション」。少ない金で買うので最初は両A面のようなものを買いましたね。「悲しき天使」が3枚目かなと思います。

シルヴィ・バルタンさん:「あなたのとりこ」
4枚目に買ったような気がします。やはり美人に弱い。フランス語の甘い発音にも弱いです。フランスのトップアイドル歌手ですが、交通事故で大けがをおった後に復活した時の曲だったと思います。「悲しみの兵士」、「アイドルを探せ」も好きですね。「アイドルを探せ」が一番ヒットしたと思いますが、映画になっていて、テレビで見たことがあります。シルヴィさんは、歌手でこの歌を歌うという役でした。

岩崎宏美さん・辛島美登里さん:「愛すること」
私が一番好きな歌手はなんといっても岩崎宏美さんです。私の就職前後にアイドルとして全盛期でした。アイドルでかわいらしいのはもちろんですが、つやのあるよくのびる声が魅力です。オリジナル曲は名曲揃いですが、ライブなどで聴くカバーしている洋楽のセンスなども私の好みにしっくりあっています。

就職して関東に来たので、4回ほどコンサートに行きました。本当に入れ込んでいるファンの方は何十回も行っているでしょうから全く自慢にはなりませんが、私は他にコンサートというものにはほとんど行ったことがないのです。けちなだけですが。

2年もしないで関東でも奥つ方に引っ越してからは、コンサートも行かず10枚くらいLPやミュージックカセットを買って楽しんでいたのですが、ここ10年近くはほとんど聴かないでいました。YouTubeなどでその後の曲を見つけて聴くと、すばらしい曲をたくさん聞き逃してきたことがわかりました。少しは応援しようとCDも買いましたが、YouTubeに上がっている曲はほぼ全てダウンロードしてコレクションしています。

YouTubeで集めた曲は今200曲以上になっています。LPやCDで持っていなかった曲、テレビだけで歌われた曲などがずいぶん集まりました。「愛すること」は辛島美登里さんの曲でテレビでお二人がデュエットしておられる曲が上がっていますが、本当にすばらしい名演です。これはテレビを見逃した人にはネットがあってはじめて出会えたわけで良い時代になったと思います。

岩崎宏美さんは最近結婚もされて公私ともに充実しておられるようで、30年ぶりにいつかまたライブに行きたいなと思っています。

2009年6月16日火曜日

好きな歌手、好きな歌

いい年になっているので、最近の歌は良さがよく分からない。その分、昔の歌がなつかしい。

今はYouTube(と不規則投稿者)のおかげで昔の歌手の昔の歌や、昔の歌手がどこかで歌い続けているのを聴くことが出来る。私が知っている程度の洋楽ならばYouTubeで見つからないものの方がめずらしい。

金を出してCDやDVDを買わないで、盗み見ているというのでは、ファンと名乗ることも出来ないですが、好きな曲や昔聴いて気になったのにその後聴く機会がなかった、なつかしい歌をYouTubeで久しぶりに聴くのはとてもうれしいです。

沢田聖子さん:「シオン」
30年前のオリジナルのレコード音源と比較的最近のコンサートで歌っている映像と共に鑑賞できる。昔のミュージックカセット「坂道の少女」で何回も聴いた想い出の曲です。当時はかわいいばかりでしたが、最近もとてもきれいで、歌声の伸びもすばらしいです。

アラ・プガチョワAlla Pugachevaさん:「百万本のバラ」
動画は特に見たくなかったけれど、昔ラジオで聴いて耳に残っていて聴きたかった歌です。加藤登紀子さんが日本ではやらせましたが、元歌の「トビビリョン トビリリョン」というところが気持ちいいんです。

ジリオラ・チンクェッティGigliola Cinquettiさん:Dio come ti amo「愛は限りなく」
沢田研二さんなどがカバーされていますが、大好きな岩崎宏美さんのライブの歌で最初に知りました。

ナナ・ムスクーリNana Mouskouriさん:Amazing grace 「アメージング・グレース」
35年ほど前、大学に入ってしばらくして2枚組のライブLPを買って聴いていました。世界的な人気がある透明な美しい声の歌手でYouTubeには1920件と大量にアップされています。実は一番聴いてみたいのは「伝説の島」という曲ですが、これはまだ見つかりません。

ミレーユ・マチューMireille Mathieuさん:Pardonne-moi ce caprice d'enfant「気まぐれを許して」
ベスト盤のLPを買って聴いていました。ナナ・ムスクーリさんの水が流れるようななめらかな歌い方ではなく、声を張り上げる情熱的な歌い方です。年をとるとつらいのではないかと思います。フランスの国民的な歌手で、国歌のラマルセイエーズ La marseillaiseを歌っている動画がいくつかあります。1989年にエッフェル塔の下で軍楽隊と一緒に歌っているもの。2007年のサルコジ大統領選出の時?一緒に歌っているもの(声を張り上げていますが、さすがに出なくなっていてつらいです。サルコジさんと並んでいるとミレーユがずいぶん小さいことに驚きます)。

マイルス・デイビスMiles Davisさん:Milestones
これもベスト盤を1枚持っていただけですが、好きな曲です。Milesさんの音という曲名がしゃれています。彼の全盛期の演奏だと思います。

The Dave Brubeck Quartet:Take Five
デイブ・ブルーベックもベスト盤を1枚持っていました。この人この曲という感じで知られている有名な曲ですが、5拍子というのが面白いのと、ちょっと休むという意味の題名がしゃれていますね。

誰が電気自動車を殺したか?

誰が電気自動車を殺したか?というドキュメンタリー映画があるそうです。見ていないので何か言ってもあまり説得力がないですが…

GMが90年に開発製造して97年からリースしていたEV車の製造を2003年に止めてしまった原因を、ガソリン車が無くなると困る石油業界による妨害によるものだと示唆して、そのような妨害がなければGMは環境先進的な車メーカーとして君臨していた可能性があるといいたい話のようです。速い、静かといったすばらしい性能で、映画俳優などのセレブに人気があったのに、GMが止めてしまったのは陰謀のせいだ…

ネットでこの映画についてふれているブログなどを見ると、判で押したように石油業界の圧力で、10年以上前にすでに実用的で人気があったEVを葬ってしまった、と納得しているものばかりです。そんなはずはない。ブログなどで語られているような内容なら、この映画の主張は全くのトンデモです。明らかに実用的でなかったからこそ消えたのです。

最近三菱が世界初のEV車の市販をするというので話題になっていますが、20年近く前のEV1はまともな電気自動車であったのでしょうか。高すぎて市販できずリースをしていたEV1は市販すると困るほど、100kmから200kmしか走れない、数年で電池の寿命がくる、何倍も値段が高いといったエンジン車ではありえない欠陥品だったはずです。

電気自動車が速く静かに走ることができるというのは当たり前です。慶応大のEliicaという8輪のスーパーEVは走行性能はすごいらしいです。小泉元首相が試乗して喜んでいた報道がありました。3000万円くらいで市販するそうです。Ellicaのような車は世の中にはあまり関係がありません。エコカーでも未来の車でもないです。

映画も見ていないし、EV1も見たことが無くても明らかで、EV1が実用的でなかったのは電池技術が未熟だったからです。EV1は当初鉛蓄電池、次にニッケル水素電池を積んでいました。この7月から市販されるという三菱のi MiEVは軽自動車がベースで、リチウム電池を積んでおり、460万円で、フル充電で100km程度の走行距離だそうです。他人の金で買うことが出来る法人、官庁で実験的に使うのは良いでしょうが、個人で使うには1/3以下のコストになるまでは無理でしょう。それも2台目、3台目の買い物用、近所用専用の車としてです。

電気自動車の技術はEV1以前からありましたが、エンジン自動車に対抗できるような実用的な電気自動車は、これまでにはありませんでした。三菱の電気自動車も大衆が買うようになるまでには10年以上かかると思います。石油業界の妨害など無くてもEV1が勝ち残るチャンスがなかったことは間違いないと思います。

トヨタのプリウスは新しい3代目もニッケル水素電池を使っています。リチウム電池の方がエネルギー密度が高く性能は高いのですが、ノートPCのバッテリーが発火事故を起こしたように製造、管理が難しく、自動車のような悪環境で使う場合にはまだ信頼性がよく分かっていないと想像するのですが、三菱は大丈夫でしょうか。

三菱のi MiEVは5年くらい先には量産効果で黒字にしたいそうです。補助金が140万も出て300万程度で買えるそうですが、300万の使いにくい軽自動車が売れるとは思えません。5年も持たずにあきらめるだろうと予想しておきたいと思います。140万の補助金は無駄遣いと思います。

プリウスは市販されるようになってから10年以上たちますが大きな問題もなくやってきました。これは本当に大変なことだと思いますね。十分な台数の製造ができて、今の価格で利益が出せるのなら、これから10年くらいは乗用車の市場はハイブリッド車中心になるのは間違いないと思います。

2009年6月12日金曜日

派遣労働規制

社民党や共産党が、現在3年派遣を続けたら正社員として雇用の義務が生じるのを1年に縮めるなど、派遣労働者を保護する法案を用意したという報道があった。

何か勘違いをしているとしか思えない。派遣労働者を雇っている企業は、派遣契約後に正社員にしたいと思っているわけではないので、3年間使えるなら3年間使い1年間しか使えないなら1年間使い、正規雇用の義務が生ずる前に契約解除ができるようにするだけである。正規雇用のコストは年金、保険、退職金、福利厚生と給与外のコストが大きく、給与も年功制で高くなっているので、正規雇用者と同程度の給与で使える派遣労働者を使うのである。

自分で人を雇うことを考えてみればわかる。昔労働組合の分会が専従事務員を雇っていた頃、正規雇用の事務職と同じ条件で雇用するという約束でやとっていた。5年やそこらならそれでもよかったがやめてくれないので20年とか長期になり、定期昇給で苦しくなるばかりか退職金の用意も必要となり数百名の組合ではとてもまかなえなくなった。労働者の権利を守る団体といっておいて、自分たちをまもるだけなのかと事務員には恨まれながら役員が値切って辞めてもらったことがある。だって若い事務員の何倍かのコストになっていたのですね。いまは契約職員と同じ条件で雇っているらしい。

社会党などの専従者とも、つぶれたときにそんなもめ方をしたのではなかったかな。あまりに単純すぎ、政権から遠いのも納得できる。もう少し考えてほしい。

ロマンの問題か?

銀河鉄道の夜という宮沢賢治の名作童話があり、松本なんとか氏の銀河鉄道999という漫画がある。銀河鉄道999がロマンティックだという人が多いらしく、時々新聞などのメディアで町おこしなどで銀河鉄道、ロマンといったキーワードのニュースを見る。

汽車で宇宙をあっちこっち移動する、という考えについて行けない。自転車で空を飛ぶといった子供の夢と同じで純粋だ、ということなのであろうけれども、もう少し物理的にまともな設定で話を作ってくれないものか。純粋さを感じるより単純さを感じてしまいあほらしくなってしまう。宮沢賢治は科学者だったので、宇宙に線路も空気もないのは当然承知の上で子供にいいたいことがあったのか。

松本氏もそうかもしれないが、トンデモ宇宙戦艦漫画などもありユニークな人らしいので単なるとんちんかんな方なのでしょうかね。

2009年6月6日土曜日

Googleが世界を変えていく

Google ブックスを使うと、著作権が有効な書籍は、多くは数ページ、著作権が切れた古典であれば全体を見ることが出来る。Googleが著作者の団体、出版社に訴えられていた訴訟が和解し契約を結んだところで、日本の団体も同じ方向に向かっている。

Googleブックスは、大規模ないくつもの大学図書館の蔵書をディジタル化して提供している。当然この中には現在流通している書籍もあり、商品の価値が無くなるというので、著作者、出版社が猛烈な抗議をしていた分けである。これが和解したというのは、著作権が残っていたり、流通している書籍は著作権者が認めた分だけしか中身を見せないというもので、Googleは検索でヒットしたり、一部を見せることで、関心を持った読者に購買意欲を高めさせるサービスを提供するのである。

もちろん、著作権が残っていても絶版で再版の見込みがない書籍や、すでにコストを回収して公開したいと著作権者が希望すれば、全部を公開することも可能である。

日本では、いろいろな図書館などが、書誌情報のデータベースを構築してきて、キーワードなどを使って論文や書籍の存在、所在を知ることが出来るようになっているが、肝心の中身を見るためには、所蔵している大学まで出かけたり、コピーサービスを利用したりする必要があった。これは著作権者に遠慮してきたためで、中身をデータベース化するとか、無料で公開するという発想は誰も持っていなかったと思われる。Googleはあっさりこの壁を破ってしまった。

書籍というのは独特の価値を持つもので、著作権が切れたとたんに価値が無くなるものではないし、1000年たっても価値が残ったり、時代と共に価値が増すものもある。一部でしか必要とされないような書籍は、著者が広く普及したいと思っても手だてがなかった。それをGoogleが提供してくれるのはありがたい。一方、美術品とか工芸品としての価値を別にすると、その価値を担う中身は情報そのものであって、IT時代となって文字に置き換えたりPDFで何ページ分何MBとかの形になると、無料で何部でもコピーが可能となってしまった。

著作者や出版社は、ネット上に無料のニュースが飛び交っていて、有料購読者が激減して苦しんでいる新聞社と同じ質の重荷をしょっている。かつては、編集、印刷、流通、販売の手段を独占しているために安泰であったこれらの企業は、印刷から先のコストがネットの発達でほぼゼロになってしまい、編集の機能だけしか売るものがなくなってしまった。記者や小説家も無料でも発言したい大衆から大量に産まれており、本当のプロと大衆との境界が不鮮明になった。プロの著作者や出版社は、どのようにして素人と差別化していくかが問われることになる。

20万分の1シームレス地質図DVD版


産総研地質調査総合センターでは、地質調査によって作成した地質図を順次GISデータとして公開している。日本の全域をカバーした統一凡例で編集されているのが20万分の1シームレス地質図である。
http://riodb02.ibase.aist.go.jp/db084/index.html
このページで、閲覧、ラスター画像データのダウンロードが出来る。閲覧はかなり遅い。ラスター画像は以前から公開されていた。一方、他のデータ等と合わせて利用できるベクタデータも、ダウンロードできると書いてあるが、具体的にどこからできるのか分からなかった。

最近DVD版が発行された(数値地質図G-16)ので、手軽にベクタデータとして利用できるようになった。とても使いやすくなってありがたい。収録されているデータは下記の通りであり、ラスターデータはJPGで、ベクタデータはAI(Adobe Ilustrator)とESRI Shape形式とTNT MIPS用RVC形式である。

Disc A
解説         (HTML形式)
Read me (TXT形式)
全国       基本版 (SHP形式)
全国       詳細版  (SHP形式)
地域       基本版 (SHP形式)
地域       詳細版 (SHP形式)
都道府県     基本版 (SHP形式)
都道府県       詳細版 (SHP形式)
20万分の1区画    基本版  (SHP形式)
20万分の1区画    詳細版   (SHP形式)
凡例表        基本版   (XLS形式)
凡例表         詳細版   (XLS形式)

Disc B
解説             (HTML形式)
全国        基本版   (RVC形式)
全国        詳細版  (RVC形式)
地域        基本版   (RVC形式)
地域        詳細版  (RVC形式)
都道府県      基本版 (RVC形式)
都道府県       詳細版   (RVC形式)
20万分の1区画    基本版   (RVC形式)
20万分の1区画    詳細版   (RVC形式)
20万分の1区画    基本版   (AI形式)
20万分の1区画    詳細版   (AI形式)
凡例表        基本版   (AI形式)
凡例表        詳細版   (AI形式)
20万分の1区画    基本版   (JPG形式, Raster Dataset)
20万分の1区画    詳細版   (JPG形式, Raster Dataset)
凡例表        基本版   (JPG形式)
凡例表        詳細版   (JPG形式)
フライトシュミレータ (SIM, MPEG, DV形式)    関東・中部地域を例に作成した動画ファイル

地質図として眺めたり、自分のデータをプロットするという程度の用途には、jpgが便利だし、自分でも調査をしたりして、地質図をより詳しくするとかで利用するにはIllustoratorファイルが便利。

GISのデータとして利用するには、SHAPE、RVCがあるが、RVC形式のデータをフリーのビュアーのTNTAtlasで表示しようとしたが、ポリゴンは描画されるが、属性情報が取り込まれているのかどうかよく分からなかった。
SHAPEファイルはESRIのArcGIS等の形式で、*.lyrファイルもあるので、ArcMapやArcViewが使える環境では、*.SHPと*.lyrを関係づけることで、オリジナルの地質図と同じものを使うことが出来る。

一方、QuantumGISでSHAPEを取り込んで表示を試みた。凡例の色のデータは、属性テーブルにRGBの値が記録されているので、手間を惜しまなければArcMapと同じように表示できる。しかし、凡例が200近くあるので、それぞれの色を指定するのが大変である。途中までやってあきらめたが、QGISではこのような表示用のパラメータをqmlというXGLのファイルとして利用できるので、エディタを使って編集すれば多少効率的かもしれない。ArcGIS等の*.lyrファイルはくせもので、他のシステムに情報を移転するのはかなり難しいらしく、検索してみても適当な方法が見あたらなかった。

貼り付けた図は、ArcGISv.9.2で表示した関東地方の地質図。

2009年6月2日火曜日

カリフォルニアのLiDAR 地形データ


以前アメリカのGeonのニュースレターにカリフォルニアの断層地帯のレーダー測地データの公開を紹介しました。mironeでArcInfoのバイナリファイル形式のデータを表示してみました。

opentopography.org/kml
上記サイトに行くと、上のkmlファイル(の圧縮されたkmz)をよべるリンクをクリックしてファイルを開くとすると、GoogleEarthが開いてデータを表示できます。

下のリンクからはGoogleEarthで黄色のタイルで示される小区画ごとのArcバイナリ(adfフォーマット)のDEMデータをダウンロードできます。

adfフォーマットのファイルはFWToolsでは、次のようにgdal_translateを使って、GMTのgrdフォーマットに変更できます。

gdal_translate -of GMT w001001.adf w001001.grd

adfフォーマットのデータはmironeでもFWtoolsのOpenEVでも表示できます。
画像はmironeで表示した例です。FileメニューのOpen Grid/ImageからArc/Info Binary Gridを選択して、ファイルを選ぶと、とりあえずデフォルトの色づけで表示されます。

2009年5月30日土曜日

岩崎宏美さん 白いバラ Lady D'Arbanville

岩崎宏美さんの「恋人たち」というアルバムに入っている「白いバラ」が好きで、30年ほど昔買ったカセットテープで何百回も聴いています。

カバー曲ではあっても、原曲を知らないでずっときたので、オリジナルと同じように聞いてきました。ただ、歌詞で繰り返し歌われれるLady D'Arbanvilleが一体どのような誰をさすのか気になってはいました。この女性が白いバラとよばれていたのかと思っていました。

原曲が洋楽とは知っていましたが、昔なら疑問も放っておくところですがインターネット時代になったので昔の疑問を想い出し、どのような素性の曲かとネットで調べてみました。岩崎宏美さんが歌っている「白いバラ」の原曲がこれこれで、という解説をしたようなページはなかなか見つかりませんでしたが、Google先生に何度も聞き直すとちゃんと分かりました。

この曲は、キャットスティーブンスCat Stevensが作詞作曲して歌っている Lady D'Arbanvilleというフォーク調の曲でした。日本の歌詞サイトでみると 片桐和子さんの訳詞とのことです。

片桐さんの訳詞では
Oh Lady D'Arbanvilleと始まり、白いバラであったLady D'Arbanvilleが旅人と恋に落ちて燃え上がったが、旅人は去り、恋に破れた乙女が枯れたようになったという失恋の歌になっています。

ところが、英語の歌詞サイトで見ると、かなりあっさりした歌詞で、
My lady darbanville, why do you sleep so still?
Ill wake you tomorrow.
And you will be my fill, yes, you will be my fill.
という3行の歌詞を、詞を変えながら何度も繰り返します。

よく意味は分かりませんが、恋人が死んでいく、死んだ時の哀しみを歌っているような詩です。詩の中には、「君は死ぬけれどバラは決して死なない」とあるので、バラは二人の愛のメタファということです。「白い」という言葉も君の肌が白くなってしまったというところで出てくるだけで、「白いバラ」は出てきません。

WikipediaでCat Stevensを調べると、この人は興味深い人です。日本ではそれほどはやっていないと思いますが世界で6000万枚以上のアルバムを売り上げているという人気歌手です。彼はイギリス生まれでカトリックだったのですが、1966-68年に大ヒットをとばした後結核になり、治ってた1970年にこのLady D'Arbanvilleという曲で復活したのだそうです。彼は病気の際に、内省的になり瞑想などに浸った結果イスラム教に帰依していきます。1977年からユスフイスラムYusuf Islamと名前も変えて活動しているのだそうです。今はロンドンとドバイに住んでいるようです。

さて、Lady D'Arbanvilleは、当時彼の恋人であった女優のパティ・ダーバンヴィル Patti D'Arbanvilleを歌ったものだそうです。歌詞は死んでいく恋人のことを歌っているようですが、WikipeidaのPatti D'Arbanvilleのエントリによるとモデルになったパティさんは現在も元気で、彼と別れてから3度結婚、3度離婚して、最後に別れた夫とその子供と一緒にニューヨークで暮らしているようです。

Wikipeidaによると、キャットスティーブンスとのロンドンでの同棲時代に、パティさんが仕事で一時的にニューヨークに行き離ればなれになっている時に、彼女を失って恋しく思ったキャットスティーブンスが、死んで棺に入っている恋人のことを歌ったのだといっています。

単調ですが印象的なメロディのこの曲はWikipediaのエントリーにもなっていて、エルトンジョンにカバーされていることがでています。そのほかYouTube上で検索すると、フランスのダリダ、イタリアのジリオラ・チンクェッティ、Gregorianらによってカバーされていて、どれもYouTubeで聴くことが出来ます。ジリオラ・チンクェッティは日本で「白いバラ」という曲名でシングルを出されていますね。

チンクェッティさんは、女性なのでMy Lady D'ArbanvilleをOh Lady D'Arbanvilleとして歌っています。(ダリダさんは、My ~ ですが)。ただし、歌詞の方はイタリア語でさっぱり不明です。片桐和子さん訳は、チンクェッティの歌と関係しているかもしれません。

さて、歌唱としては、キャット・スティーブンスは恋人を失った哀しみを訥々としかもたたきつけるように歌っています。エルトン・ジョンは淡々としすぎです、ダリダ、ジリオラ・チンクェッティもエルトン・ジョンと似たところがあります。まあ、好みなのですが、岩崎宏美さんの澄んだ声で情感をこめて歌い上げている「白いバラ」が一番ですね。

岩崎宏美さんは、ジリオラ・チンクェッティさんの歌のカバーで、「愛は限りなくDio, Come Ti Amo」をライブで歌っています。これもすばらしいですが、ライブ版にしか入っていないと思います。この曲は伊東ゆかりさんや布施明さんも歌っていたようです。ジリオラチンクェッティ版と伊東ゆかり版もYouTubeで聴けます。

2009年5月29日金曜日

マイクロソフトOffice2007ファイルの表示と印刷

いやでも使う、MS Officeが2007になった時にはいろいろとまどいました。ユーザーインタフェースを変えられて印刷メニューを見つけるまでに苦労したのを想い出します。

今でもOffice2003やそれ以前のMS Word、Excelを使っている人も多いので、通常の業務ではワードは.doc、エクセルは.xlsでファイルが流れていますが、2007が出てからはデフォルトの.docxや.xlsxで保存してメール等で送る人が増えてきて困っている人もまだ多いはずです。

マイクロソフトはそのような苦情に備えて、無料のビュアーを公開しています。これが意外に知られていないので、ここでもメモを書いておきます。

まず、Word2007で作成したファイルを表示、印刷できる"Word Viewer"です。編集はそのままでは出来ませんが、特殊な機能を使っていない普通の文書であれば、選択、コピーをして手持ちのWord2003等にペーストするという方法でデータを移して編集可能です。

http://www.microsoft.com/DownLoads/details.aspx?familyid=3657CE88-7CFA-457A-9AEC-F4F827F20CAC&displaylang=ja

同様に"Exel Viewer"で、Excel2007のファイルの表示、印刷、他のソフトへのコピーが可能です。

http://www.microsoft.com/downloadS/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=1cd6acf9-ce06-4e1c-8dcf-f33f669dbc3a

パワーポイントもアプリケーションを持っていなくても、表示と印刷が出来るフリーソフト "PowerPoint Viewer 2007" があります。
http://www.microsoft.com/Downloads/details.aspx?familyid=048DC840-14E1-467D-8DCA-19D2A8FD7485&displaylang=ja

2009年5月28日木曜日

Google kmlフォーマットとESRI Shapeフォーマットの変換


GISのベクタデータの交換にはESRI社のShapeファイルフォーマットが使われることが多いです。

最近Google Earth上にデータを載せるためにGoogle社のkmlフォーマットが使われることが多くなりました。

この両者のベクタデータを相互に変換するツールとして、FWToolsが使えます。

ogr2ogr geology.kml -f KML geology.shp
とすると、geology.shpからgeology.kmlが作られます。GMTなどと違って、出力ファイルを入力ファイルより先に書くことに注意が必要です。作成されたkmlファイルをGoogle Earthで読ませると図のように表示されます。この変換はArcGISを持っていれば、パブリックドメインのプラグイン"Export to KML"が使えます。

逆にKMLフォーマットのデータからShapeを作るには、

ogr2ogr geology.shp geology.kml

とすればよいのです。出力がShapeの場合にはデフォルトなので、-fで出力フォーマットを指定する必要はありません。但し、kmlファイルに日本語が入っていると、また大きなデータだとうまくいきません。小さなデータで日本語が入っていないときには大丈夫でした。

この地質図は色づけされていません。Shapeファイルはベクトルデータレイヤの、点、線、ポリゴン毎に作られるもので、色づけ自体はされていません。一緒に使う属性データファイルにdbfに書いておき、そのデータを使って、アプリケーションが色づけをするということが出来ればよいのですが、規定されていないようです。

ただ地質図を貼り付けるのならラスター画像の方が便利です。

2009年5月25日月曜日

Shapeファイルをイラストレータで使う

ESRI ShapeファイルはGIS上のベクタデータの相互移動のための標準フォーマットですが、これをAdobe Illustoratorに読み込みたいときがあります。このための変換ツールがShape Viewerと同様に、HYK社のフリーソフトのshapetosvgというユーティリティがあります。http://www.geocities.jp/hykgis/shapetosvg.html
(商用のコンバータもいくつかあるはずです。)

cygwin等のシェルで
shapetosvg geology.shp
とすると、geology.svgというファイルが作られます。

SVGファイルフォーマットは、Adobeのサイト(http://www.adobe.com/jp/svg/)によると、”Scalable Vector Graphics (SVG)というのは、World Wide Web Consortium (W3C)が提唱する、新しい可能性を秘めた、Webグラフィックス用のXMLベースの言語です。”

例えば、Illustorator10で読み込むことが出来ます。
InternetExplorerにAdobeのSVGプラグイン(SVGview.exe)を入れて表示することが出来ます。ただしAdobeによるこのビュアーの開発サポートは終わっているそうです。

恐竜研究者は考古学者!?

5月24日夕方のサザエさんに、博物館の恐竜にはまっているイクラちゃんの話がありました。博物館に展示されている恐竜の骨格標本にみとれ、恐竜のフィギュアを買ってもらって手放さないイクラちゃんを、カツオくんはじめ周囲の者みんなが、イクラちゃんは考古学者になりたいんだね!と喜んだり、騒いだりしているのです。

考古学と地質学(地史古生物学)をごっちゃにしている人が多いのですね。考古学は人の遺物等を手がかりに先史時代の人類の活動を調べる学問、必ず人に係わっているので、普通200万年前頃まで、どう転んでも500万年前より後の時代を対象としています。恐竜は1億数千万年前から6000万年前の地質時代に生きていた古生物で、対象も手法も違います。

まあ、世間一般の認識はこのくらいなのだなと納得しました。残念ですが。

ESRI Shapeファイル


ESRIはArc/Info、ArcGISといったGISシステムの老舗で最大手のソフトウェアベンダーです。
ESRIのGISシステムとの間でのベクトルデータの交換用のファイルフォーマットがESRI Shapeです。

ESRI Shapeフォーマットといってもファイルは最低3つで、もっと多い場合もあります。
chiba.shp 空間フィーチャを含む
chiba.dbf 属性情報(アトリビュート)を含む
chiba.shx shpファイル中のフィーチャにランダムアクセスするためのインデックス

このほか、chiba.sbx、chiba.sbn、chiba.qixといったアプリケーションのためのファイルや、a.prj(投影情報)というファイルも一緒の場合があります。

Shapeファイルフォーマットでデータをもらう場合には、必要なファイルがそろっていることの確認が必要です。

さて、Shapeファイルがあるとき、どのような内容であるかを見るにはどうしたらよいでしょうか。
いろいろ方法があると思いますが、GRASSなどではまずプロジェクトを作ってから読み込んで表示をする必要があります。一方、内容を表示するだけ、であれば、Shape Viewer1.20(HYK社のフリーソフト)を使って見ることが出来ます。

このビュアーはざっとどんな内容であるかを見たいときに有効です。また、dbf、shxといった必須のファイルがない場合にも、shpファイルの中身を表示し、空のdbf、簡単なshxファイルを作ることが出来ます。GISソフトではshpファイルは、dbf、shxファイルがそろっていないと全く読み込めませんが、これらを作っておけば、とりあえず読み込めるというわけです。

例えば、国土交通省の土地分類調査、水調査のGISデータのダウンロードというサイト(http://tochi.mlit.go.jp/tockok/inspect/landclassification/download/index.html)から、表層地質図をダウンロードし展開すると、
geology.shp、geology.dbf、geology.shx、geology.avlという4つのファイルが入っています。
shape viewerで、geology.shpを指定して読み込むと、図のようになります。



2009年5月23日土曜日

韓国元大統領

韓国の前大統領の盧武鉉ノムヒョンさんが自殺されましたが、韓国では前の大統領が不正をしたとして、任期後に、逮捕されたひとが何人もします。死刑になった全斗煥チョンドファンさんもいました。

泰平の我が国から見ていると、何か極端な社会だなあとも思いますが、これは政権交代があるからなのですね。日本でも自民党がずっと政権を担っているので、いろいろ生じている利権などのひずみが拡大していっていても、表に出てこないことがあると思います。政権交代がおきると出てくることもあるでしょう。自民党よりも悪い人物が目につく民主党に期待していることはあまりないですが、何か良いこともして欲しいと思っています。

西山事件で存在が明らかになった外務省の密約事件などは、民主党が政権を取ったら公開されるそうです。つき通せると思ってきた嘘つきたちがちゃんと弾劾されてほしい。

2009年5月21日木曜日

裁判員制度が始まる!

興味津々です。

死刑判決なんて素人には怖くて出来ない!といって自分は裁判員になりたくないという人がいます。このような人は、裁判官に任せておけば安心ということなのでしょうね。裁判官は仕事でなれているから怖くないだろう、好きで死刑とか主張する冷たい人だとでも思っているのでしょう。

事なかれ主義、いやなものからは目をそらして、見たくないものは見ないというわけです。意外とこのような人が被害者の感情を考えるとゆるせない、なんて感情的なことを言っている人だったりしそうです。見たいものだけを見るという都合のよい人ですからね。

私は死刑廃止主義者なので、仮に裁判員になっても、死刑判決には反対します。そのような主義を持っていると、選ばれないことになるのでしょうか?それならそれで良いですけれどね。

GRASSにラスターデータを読み込ませる。


GMTで地形のgeotifデータを作ってみる。
NOAAから ETOPO1_Ice_g_gmt4.grd.gz
をもらってきて、展開した。このファイルをGMTのgrdcutで

grdcut -R130/140/30/40 ETOPO1_Ice_g_gmt4.grd -Gtest.grd

として、東経130-140度、北緯30-40度の狭い範囲の地形データとした。

GMTのgrdファイルをMironeに読み込み、test.geo.tifという名前でgeotifで保存した。

GRASSを起動し、
X系 EPSGコードを2452としてtestというプロジェクトロケーションを作成し、ENTER GRASSボタンをクリックすると、通常のGISマネージャウィンドウの表示になる。他にOutput、Map Display1というウィンドウが現れる。

GISマネージャのFileメニュー->Imnport rasterfile->multiple format using GDALを選択すると、r.in.gdalというウィンドウが現れる。

Options、Print、Required、Metadataというタブがついたメニューウィンドウが現れるが、Requiredのファイルを指定する箇所で、先に作成したtest.geo.tifを選択し、その下の窓に出力ラスターマップ名を書く。testtopoとする。これで、testtopoという名前でラスターデータが登録された。

GISマネージャで、Config->region->Change Region Settingを選択する。set region to match this raster mapに上記testutopoを選択し、Runで、X系とのみ設定されていたプロジェクトロケーションの中のラスターデータの範囲のみが使われる。リボンの2つめのラスターアイコンでAdd raster layerを選択すると、上側の窓にraster1と表示される。

下の窓Display raster mapsのBasemap:のラスターアイコンを選んで、testtopoを選択。上の窓のrater1がtesttopo@PERMANENTという表示に変わる。この状態で、Map Display1というウィンドウの左端のアイコンをクリックすると、geotifの画像が表示される。

この地形データに別の画像を貼り付けたいときは、GISマネージャの上でdrapemapでファイルを選択する。ラスターレイヤは何枚かを置いて、チェックして選択、選択解除が出来る。各ラスターレイヤは下の窓の一番上のスライダでOpacityを設定できる。

ベクターレイヤを重ねたいときはGISマネージャのリボンの中程のアイコンを使う。

Map Display1ウィンドウのリボンメニューの3つめのアイコンをクリックすると、3DビュアーのNVIZが起動する。画像はNVIZで鳥瞰図を描いたときのもの。

GRASSの始め方

GRASS GISは高機能ですが、初めてさわるときに、何をどう始めるかが分かりにくいです。
インストールはWindows用なら、下記本家サイトでdownloadに行き、MS Windows(Cygwin)というのをもらってきます。今は安定版は6.2.3ですね。あれ、私が使っている6.3.0はどこへ行ったのでしょうか。

何かのデータを持っていて、GISマップにしたい、どのようにGRASSを始めるか?

インストールしたGRASSを起動すると、まずコマンドコンソールが開いて、次にGrass6.3.0Startupというウィンドウが表示される。

通常の使用では、ここで、GISデータのディレクトリを設定し、そこに入っているProject LocationとAccessible Mapsetsを選択し、EnterGRASSボタンを押して、ある地域のマップを選択してGrassの操作を始めることになる。

本当に初めて起動したところで、まだ、Project LocationとMapsetが定義されておらず、新しい地域を設定する場合は、右下のDefine new location withとうところにある3つのボタンのどれかを使用して、新しいLocationを生成する。Project Locationは例えばKanto、Hokkaido、TsukubaなどGISで扱いたい地域であり、Mapsetはそこで扱う地図の組である。

3つのボタンはGeoreferenced file、EPSGコード、Projection valueである。
このうちのどれかの方法で、プロジェクトを決める。

1)Georeferenced fileを選択して、新たに作りたいロケーション名と参照するGeorefenceファイルを選択し、ロケーションを定義する。この方法は、すでに何らかの形でGIS データセットとしてメタデータが提供されているデータの場合に使う。
 
2)EPSGコードを選択して、新たに作りたいロケーション名、EPSGコードファイル(デフォルトでGRASSの中のpsgファイルが設定されている)、EPSGコードの番号を入力して、ロケーションを定義する。
EPSGコードは地図業界で定めているものらしいが、日本のJDG2000の平面直角座標 第IX系の場合は、2451となっており、この番号で設定すると、横メルカトル、規準緯度36度N、基準経度139.8333333333333、k=0.9999、楕円体がGRS80=WGS84の投影法が設定される。
 
# JGD2000 / Japan Plane Rectangular CS IX
<2451> +proj=tmerc +lat_0=36 +lon_0=139.8333333333333 +k=0.9999 +x_0=0 +y_0=0 +ellps=GRS80 +towgs84=0,0,0,0,0,0,0 +units=m +no_defs  <>
 
3)Projection valuesを選択すると、コマンドプロンプトが出て、ロケーション、マップセットを入力し、投影法とパラメータを入力する。新しく作る場合は、座標系を次の4つから選択する。
x,y
Lat-Lon
UTM
その他の投影法

UTMの場合はゾーン番号が必要。
Lat-Lonを選ぶと、名称の記述行、データム(wgs84等)を入力して、デフォルトリージョンで南北、東西の緯度経度を入力し、グリッドの解像度を東西、南北それぞれに入力する。

以上いずれかの方法で、プロジェクトロケーションを生成する必要がある。入力する情報から見当がつくように、プロジェクトロケーションは地球上のどの範囲を対象として、どの投影法で扱うかを示している。
ロケーションにはPERMANENTというマップセットがデフォルトで必ず作られる。それ以外のユーザーのマップセットが追加できる。まずはPERMANENTを使うだけで良い。

UTMを使おうという場合は、3)でもよいが、2)のほうが間違いがなくできるだろう。
EPSGコードはhttp://bubble.atnifty.com/modules/bwiki/SRIDList.htmlなどで教えてもらうとよい。

プロジェクトロケーションが生成されると、データベース(設定したデータのディレクトリ例えばMy Documentの下のGIS Databaseディレクトリの中にプロジェクトロケーション名のディレクトリができている)の中のPERMANENTというディレクトリ中に、投影法等を記述したテキストファイルが6つできている。
DEFAULT_WIND 
PROJ_INFO 
PROJ_UNITS 
SEARCH_PATH 
VAR 
WIND

カント「永遠平和のために/啓蒙とは何か」

光文社古典新訳文庫が話題になっていますね。最近あまり読まれなくなった「カラマーゾフの兄弟」がこの新訳で売れたとかで有名になりました。

残る短い人生であとどのくらい本が読めるかと考えると、あまり馬鹿な本ばかり読んでいても何かむなしいという気分になることもあります。やっぱり風雪に耐えてきた古典でしょう、となりますが、古典は概して読みにくいので、積ん読になりがちです。この新訳文庫に何かあるかなと本屋で手にしたのがカントのこの本です。

啓蒙君主のフリードリヒ統治下のプロシアで働いていたカントは、キリスト教、王制の中で人間に関して思索を巡らせたわけです。岩波文庫の「~批判」等は手にとって何文字か読んだだけであきらめてしまい、カントがどのようなスタンスで人間、社会、歴史を見ていたか見当がつかなかったのですが、この本は新訳ということで多少はわかりやすくなっています。

まだ、ほんの途中での感想ですが、カントはキリスト教には全くとらわれないで自然と人間、人間と社会の考察をしています。ただし、キリスト教の枠組みや概念を利用して表現しています。人間の歴史を思弁的に考察した「人類の歴史の憶測的な起源」は、人と社会の本来の特性から歴史が生まれ、歴史の流れは何らかの法則に従っているという、エンゲルスが書いてもおかしくない無神論的な議論をしているのですが、それを、アダムとイブとか、楽園とか、神の命令とかの言葉を使って、人の自然的な特性とか、自然の枠組みとかを表現して議論を進めています。言葉は時代にとらわれていますが、論旨、論理は現代に通じるものです。やはり古典ですね。

YouTubeでなつかしのアイドルの歌をきいた

YouTubeには、いろいろ著作権的には問題がありそうな個人が録画したTV番組や手持ちのレコードやCDからアップロードされた映像や楽曲があふれています。

著作権を持っていてビジネスチャンスを失った方々には申し訳ないですが、仮に売っていたとしても買うほどではないが、テレビのように無料なら見てみたいとか聞いてみたいという映像や音楽が、ある程度年をとった私などにはあるものです。

最近懐かしかったのは、60年代末から70年頃の、下記の3曲です。レコード音源をディジタイズしてジャケット写真と共にアップロードされています。いずれも私が中学生の頃にラジオで聴いた曲で、それほどはやったわけでもなく、テレビにはあまり出ていなかったらしく私は見た記憶がありません。その後のTVの懐メロ番組にも出てくるほどには多くの人に記憶されていない小ヒットの曲なんですね。しかし、私は中学高校時代にラジオでは何度も聞いており、耳についています。

北野ルミさんの「ギターのように愛されたい」
梢みわさんの「恋のバイカル」
小畑ミキさんの「この花に愛をこめて」

小畑ミキさんはレコードなのに、音程がふらふらしていてとてもあやうい歌唱ですが、ハーフらしく非常な美形ですからそれなりに人気だったのでしょう。YouTubeではじめて写真を見ました。梢みわさんは、「平凡」か「明星」で一度だけ写真を見たことがあります。パンチの効いた印象的な歌ですが、歌詞の意味は不明です。バイカル湖畔で愛を語り合うというわけでもないでしょうしねえ。北野ルミさんもYouTubeで初めて写真を見ました。その後のニューミュージックに通じるロマンチックな佳品と思います。

これらの曲の後に、「スター誕生」を始めテレビ番組からでてきたアイドルの時代になったのですね。

スラムドッグミリオネア

時々想い出したように、ペイパーバックの小説を読みます。年に1-2冊程度ですが英語の勉強と娯楽をかねて…。

Slumdog$Millionaire
久しぶりに読んだのがこれで、上野駅の本屋で大量に売られていました。当然アカデミー賞の影響で、題名も元は違う名前だったものが映画の題名に変えて再発売と表紙に書かれ、映画の登場人物の写真も出ています。

映画は見ていませんが、小説は面白いです。インドのムンバイ周辺のスラムで孤児として育った少年がテレビのクイズ番組で正解を出し続けて、大金をゲットする?!という話です。なぜ正解を出し続けられたかというがスラムで育った様々な人生経験がたまたまクイズの問題にぴったりだったという話で、ファンタジーです。このクイズ番組がみのもんたさんが「ファイナルアンサー?」とにらみつけるという日本でもあった番組と同じ型のものなんですね。単純な問題で、何問か正解するとどんどん賞金が高くなっていくのですが、十万円くらいで止めて降りれば賞金をもらえるのですが、欲をかいて高い賞金をねらうと途中で降りられないし急に難しくなるというものです。イギリスやアメリカに元のクイズ番組があるようです。

少年の様々な経験というのがひどい話ばかりで、聖職者の性犯罪、スパイ、殺人、テロ、強盗、戦争などさまざまな事件の中で翻弄される少年から、インドの社会が描かれています。ひどい事件ばかりですが、ユーモアがちりばめられていて、少年の事件や社会に対する、けなげなまた達観した生き方が共感をよび、なかなか止められないおもしろさです。

面白いと思ったのが、ムンバイにある昼食弁当の集配業のことです。貧しい少年達を使って、住宅街の勤労者の家庭から弁当を集めて、オフィス街の当人のオフィスまで届けるという仕事があるのですね。主人公の俳優になることを目指している親友がこの仕事をしていました。スペルを忘れてしまいましたが、Googleでムンバイの弁当配達と引くと、ダッバ・ワラ(Dabbawala)というようです。人件費が違うと違う産業ができるのですねえ。

2009年5月20日水曜日

VisIt

VisItはLawrence Livermore NLで開発された2D、3D可視化フリーソフトです。

 

プラットフォームはLinux、MacOS-X、Windowsなどで、バイナリがダウンロードできますが、ソースが公開されていますので自分でビルドできます。

独自フォーマットのSilo形式のほか、Exodus、PDB、Mili、SAMRAI、BoxLib、Esight、VTK、Vistaなどのデータが読めるそうです。また、netCDFやASCIIで表現したLine等の形式、変わってるところではGISで使われるESRIのArcInfo shape形式のファイルも読めます。USGSのdemも読める。

 

機能はデータの2次元3次元のプロットの他、諸データの操作です。ステレオレンダリングが可能です。

 

クライアント-サーバー形式で、デスクトップPC単独から、並列処理のクラスターとの組み合わせまで可能です。


GUIで使うことも、コマンドラインからでも使え、C++、Python、Javaから呼ぶことも可能だそうです。

 

Getting Started、マニュアル、講習会用資料等が充実しているので、取っつきやすい方だと思います。プロットの形式は、コンター、曲線、ヒストグラム、スプレッドシート、メッシュ、シュードカラー、流線、ベクトル、表面、ボリュームなどが可能です。

http://www.llnl.gov/visit/
でギャラリーを見てみてください。

 

Pentium4のWindowsXPで動かしたらかなり重かったですが、Athron64のLinux版ではかなり軽快に動きます。

 

RHEL3 Xeon64上でビルドしてみました。makeも不要。スクリプトが付いていて、必要なライブラリ類をダウンロードして来て作ってくれる。スクリプトを実行するだけでした。

 

ライブラリにはVTKを使っており、paraViewとも近いようです。

ParaView

オープンソースの可視化ソフトウェアの一つです。

このソフトは、有名な可視化関係のオープンソースソフトウェアツールであるVTK(Visualization Tool Kit)を公開しているKitware社がVTKを使って開発、公開しているものです。アメリカDOEの予算で、Los Alamos、Sandia、Lawrence Livermoreの3研究所のコンソーシアムとの契約の一部としてKitwareが開発したそうです。

 

下記サイトからダウンロードできます。
http://www.paraview.org/HTML/Index.html

 

このサイトのドキュメントのページにはParaViewGuideという書籍の紹介があります。この本はAmazonで76ドルします。私は、VTKの教科書VisualizationToolki、89ドルを購入し、その付属CD-ROMからインストールしましたが、このソフトウェアにはオンラインヘルプがなく、上記76ドルの書籍が紹介されるだけです。上記サイトからダウンロードした場合どうなのかわかりませんが、この本を買わなければ何もわからないのかもしれません。商用ソフトに比べれば本代だけでよいので安いことは安いですが、オープンソースソフトウェアとしてはコストがかかる方です。VisItの場合は全く無料ですから。そのかわり、本を出している開発元のKitware社の開発費になることと、高品質のドキュメントが手にはいります。

 

上記CD-ROMに入っているのはParaView2.4.4です。ParaViewGuideも2.4の解説ですが、上記サイトによると、現在の安定版が、2.6.1、開発版が3.0.0です。

 

ParaViewの特徴は、マルチプラットフォーム、スケーラブル、並列分散処理によって、2D、3Dデータの可視化するというところは、VisItと同様です。VisItでは言及されていないタイルディスプレイ、CAVEでの表示もできるようです。

 

オープンソースの標準的なモジュラーアーキテクチャを使用しているということで、C++、OpenGL、Tclが使われています。


いろいろなフォーマットのデータが読めるとあり、ParaView、VTK関係の他の対応フォーマットは、EnSight、 Exodus、 BYU、 XDMF、 PLOT3D、 SpyPlot CTH、 HDF5、 DEM、PLY、 Protein Data Bank、 XMol、 Stereo Lithography、 Gaussian Cube、Raw、AVS、Meta Image、 Facet 、PNG、 SAFです。

 

USGSのDEMが読めるところが良さそうですが、VisItでは読めるGIS関係のESRI ArcInfoのShapeは対応していません。

インストールしたら、Helpメニューの中にあるDemoを動かすとどのような表現力があるかわかります。上記サイトのScreenshotsも良いです。


別に紹介した、Visualization in the Geosciencesでは著者のModer氏は、ParaView、vtkを使っているということなので、私ももう少し使ってみたいと思います。

Visualization in the Geosciences

地球科学情報可視化研究
http://www.geophysik.uni-muenchen.de/~moder/Diplomarbeit.pdf

Cristoph Moder氏 ミュンヘン大学

主にVTK、ParaViewを使った3D可視化の研究(Diplomarbeit:卒業論文)です。MPIを使った並列処理で大規模なデータの3D可視化をやってみたということのようです。レベルが高いですね。

これは、GMTのメーリングリストでMironeの開発者であるLuis先生が紹介しておられた論文です。MironeではGMTのグリッドファイルからVTKやnetCDFの3Dデータを作る機能があるらしいのですが、これで地層の構造モデルからvoxelデータを作ることもできそうです。

アクセスカウンター

自分のメモで、他人にも多少は関心をよびそうなものを、休眠していたこのブログに載せることにした。

そこで、このブログのアクセスカウンターをつけてみようと思ったが、どのようにやったらよいのかわからなかった。Googleで探してみたが、おそらくあまりに当たり前のことのためか、解説したページもなかなか見つからなかった。Google Bloggerの設定でガジェットをcounterで検索して探してみても、単純なアクセスカウンターはあまり見あたらず、一つあったcounterというガジェットを使うことにした。

http://my.statcounter.com/

というところのもの。

まあ、宣伝する予定もないので、しばらくは自分しか見ないに違いないので、ページビューを表示することにしておく。お客さんが来るのはいつのことかな?

Mirone

かつてGMTをWindowベースで使うソフトというのがいくつかあったような気がしますが、数年前に公開されているポルトガルのアルガルブ大学のLuisさんのMironeというMATLABを利用したシステムがとても便利なので紹介します。
http://w3.ualg.pt/~jluis/mirone/index.htm

Luis, J.F. (2007) Mirone: A multi-purpose tool for exploring grid data, Computers & Geosciences, Volume 33, Issue 1, January 2007, Pages 31-41.
関心のある方は上記論文を参照してください。

Downloadというところから、MATLABを持っている場合、持っていない場合を選んでもらってきます。
現在1.4.0というバージョンです。私はMATLABを一つ持っているので、デスクトップ用にはMATLABあり用、ノートPC用には持っていない人用のものをダウンロードしました。

gmt_userdir\coastline.conf
というファイルにGMTの海岸線データファイルがあるフォルダ名を設定します。
私はc:\cygwin\gmt\share\coastとしました。

MATLABを持っている場合は、mironeのフォルダ中のmirone.mをMATLABで実行します。Mironeのツールバーだけのようなウィンドウが表示されるので、まずFileメニューのPreferenceでデフォルトディレクトリの設定などをします。私はCygwinのホームディレクトリにしています。

スクリーンショットの一覧で表示されているような機能があります。
http://w3.ualg.pt/~jluis/mirone/mirone_screenshots.htm

基本はGMTのgrdファイルを表示しますが、カラーパレットなどはリストから選ぶだけで、いろいろ試せます。陰影をつける、任意方向の断面を切り出すとか、傾斜を計算するとかも簡単です。

そのほか、IGRFの計算をするとか、3D表示用にFledermaus(ivew3D)用のデータを作るとか、プレート運動の計算、地理座標変換、津波伝播シミュレーション、アナグリフ(赤青)立体図を作るなど機能は多彩です。

seismicity、発震機構や地磁気アイソクロン、プレート境界などはデータが入っているようで、簡単に地形図と重ねて表示できます。

図の上に線、四角、円を描いたり、文字を書くこともできます。

MATLABを持っていないと遅いらしいですが、十分、非常に実用的だと思います。

著者のLuis先生は、GMTのメーリングリストでもよく見かけます。また、GoogleGroupにmironeのグループがあり質問などに対応していただけます。



2009.7.28追記
Mironeの1.5.0が7月6日に公開されていた。
MatLab使用のバージョンをダウンロードした。
mirone.mのショートカットをデスクトップに置き、これを右クリックでrun。ダブルクリックするとエディタが開く。
gmt_userdir中のgmt.confとcoastline.confを編集。gmt.confはSIかUSかを選択。SIがデフォルト。
coatlie.cofには、海岸線データをおいてあるGMTのディレクトリを記述。
C:\cygwin\gmt\share\coast

Let's noteのHD換装

2008年の夏のことでしたが、Panasonic Let's note CF-W2のHDがいかれたので、HDの換装を行いましたので、Web上にはたくさん解説がありますが、自分のメモのためにここに書いておきます。
WebでCF-W2 HDで検索すると、図入りで丁寧に手順を解説したページがいくつもあります。
http://plaza.rakuten.co.jp/xxxblogxxx/diary/200604140000/
http://homepage1.nifty.com/ikehouse/freetalk/2006/0039/index.html
http://www.enpitu.ne.jp/usr1/bin/day?id=15815&pg=20050511

これらの記事を参考に、ディスクを購入しました。
HITACHI HTS541616J9AT00という160GBの2.5インチディスクです。元々入っていたのは東芝の40GBのものでした。

解説ページの手順で、
1)ディスクのコネクタのピンを2本折り、
2)裏面のねじを12本外し、
3)キーボードを外し、
4)キーボードの下のねじを8本外し、
5)左側面のねじを4本はずし、
6)右側面のアンテナカバーを外し、ねじを2本外し、
7)DVDドライブの中のねじを1本外し、
8)裏面のバッテリー横のねじを4本外し、
9)裏蓋を外し、
10)ディスクを交換しました。

後は、逆に戻していきましたが、DVDのふたを開けたまま作業するようにという指示に従ってやったので裏蓋を閉じる時に面倒でした。また、キーボードを戻したところ、右の端あたりが浮き上がったままで変な感じになってしまいました。これは、あきらめようか、もう一度はずしてみようかと思いながら、ぐいと押さえてみたらほぼ平らになりました。ただ、わずかに矢印キーがへこんだ感じです。

その後、インストール用DVDから出荷時構成にリカバリー、Windowsアップデート(XP-SP3)、SAV(Symantec AntiVirus)のインストール、その後MS-Office、ATOK12、PhotoShop6、Illustrator10という元々入れていた市販のアプリケーションをインストールしました。

メーカー修理は元の40GBのHDを入れるだけしかできず、おそらく3万以上しますが、今回の160GBのHDは6千円でした。まもなく4年になるモデルですが、HD以外の障害が出てこなければ、HDが160GBになるとまだまだ使えそうです。

HDの換装にこれほど手間がかかるのは、このモデルくらいらしいですが、そのせいでもあるのか、情報が多くて助かりました。ユーザーが多いからでしょうか。

デスクトップと違って、ノートPCのHD交換は多少面倒そうですが、ちゃんと情報があれば、問題なくできることがわかりました。

後記
もはやこのHDが入手できるかどうかも不明です。いよいよこのW2は4年を越えて今やこのタイプのモデルはW8となってSSDが選べるようにいますし、これより軽い、薄いノートPCが各社から出ています。今やLet's noteのアドバンテージはなくなったという意見も多く見ます。

CPUはPentium Mの1.10GHzで、メモリは増設しても760MBですが、標準メモリが256MBだったはずで、それでも一応動いていたくらいだから、特に困っていません。自分の頭が停滞している証拠かもしれませんが。

ところが私はこのW2で何も困っていないのです。WindowsXPは安定しているし、PowerPointのプレゼン資料を修正したり、動かしたり、出張の時にメールをやり取りしたり、Webブラウジングをしたり、Word、Excelをいじったり、DVDを見たり焼いたり、無線LAN有線LANも快調、昔は出張先のホテルの電話でモデムでつないだことも多いし、自宅では今でもモデムが現役です。電池の持ちも十分、MP3プレイヤーとのやり取りにも、問題はありません。特にハードディスクの容量が160GBと広大になったので快適になりました。12インチディスプレイとしてはかなり軽いですが、出張にはこのくらいの重さが限界です。

もっと薄い方が良いのは確かですが、自分のビジネスバッグの決まった場所に入れればそれほど苦になりません。いつまで壊れないでいてくれるかが問題なだけで、新しいノートPCが欲しいという意欲はまだ出てきませんね。

GRASSの教科書

Grassは現在6.3ですが、ネット上の解説では対応しているものは日本語では、ほとんどないようです。日本のGrassのメーリングリストも登録を受け付けていないようです。GISはみなそうかもしれませんが、Grassも使うのはなかなか難しいですね。

しかたがないので、公式本を買って少しずつ読んでは試しています。

Neteler & Mitasova (2008) Open Source GIS A GRASS GIS Approach 3rd ed.
Amazon.co.jpでは、現在10,869円だそうです。カスタマーレビューが一つ書かれていますが、他にこの本の日本語での言及は見つけられませんでした。

ちょうど、v.6に対応して改訂されたものですし、実例を使ってわかりやすい解説がされておりありがたい良書です。現行版のGrassをまともに使うためには必須と思います。

OpenソースGISとしてはGRASSはもっともポピュラーで日本でもユーザーが多く、ネット上に解説が多いのはありがたいですが、古いバージョン用であったりして私のような初心者には分かりにくいのが残念です。どなたかに、この教科書を日本語にしてもらえるとありがたいです。でもできあがった頃には新バージョンになったりして。

Desktop GIS by G.E. Sherman

最近購入した

Sherman, G.E.(2008) Desktop GIS, Mapping the Planet with Open Source Tools. Pragmatic Bookshelf, ISBN 10-1-934356-06-9
を紹介します。345pp.Amazon.co.jpで3,204円でした。

題名の通り、オープンソースのソフトを使ったGISの概説書です。初心者からプログラミングをする人までを対象にしているようです。どのようなGISソフトがあるか、ソフト・ツールの紹介も含め、GISの機能や考え方が書かれています。

目次
序、入門、ベクタデータ、ラスタデータ、ディジタイズとベクタデータの編集、データフォーマット、空間データベース、データ作成、投影と座標系、ジオプロセッシング、コマンドラインツールの使用、QGISとGRASSの統合、GISスクリプティング、GISアプリケーションの書き方、
最後の方がこの本の特徴になると思います。

付録に具体的なソフトの紹介があります。
紹介されているGISソフトは、GUIタイプでは、
GRASS、gvSIG、Jump/OpenJump、OSSIM、OpenEV、Quantum GIS、Thuban、uDig
コマンドラインアプリケーションでは、
GDAL/OGR、Generic Mapping Tools
があり、そのうち
GRASS、OpenJUMP、Quantum GIS、uDig、GMT、GDAL/OGR、FWToolsについてはインストール法の解説があります。
GRASSとQuantum GISについては簡単な使用法の解説が付いています。

FWTools

最近使い始めた、FWToolsというGIS 関係のソフトを紹介します。Mapserverと一緒に使われることが多いようですが、私は最近「入門Webマッピング」を読んで始めて知りました。

次のサイトからダウンロードできます。サブパッケージと書かれたものは全部Windows版のパッケージに入っています。
http://fwtools.maptools.org/

OpenEVというアプリケーションとFWToolsShellというCommandプロンプトを使う環境があります。

OpenEVでは、様々な画像フォーマット、DEMデータ、shapeファイルなどを読み込んで表示できます。3D表示をリアルタイムで行うこともできます。

Shellの方では、GDALとOGRという2つのコマンド群があり、GDALはラスタ画像関係のツール群、OGRはESRIのshapeファイルなどのベクトルデータを扱うツール群です。

ラスタデータでは、GeoTiffやGMTのグリッドファイル、USGSのDEMなどを相互に変換したり、ファイルのメタデータなどを表示することgdal系のツールを使って可能です。60種類くらいのフォーマットに対応しています。

ogr系ではshapeファイルの中身を見たり、属性情報を使ってデータを分類することなどができます。

いろいろ便利なので、興味を持たれた方はご利用下さい。ただし、GMTを画像化したりすると、上下逆さまになったり、ならなかったりとおかしな点もまだ多いようです。

具体的な使い方ですが、Windows用のFWToolsを起動すると、FWToolsのインストールディレクトリでcommandウィンドウのシェルが開くので、私はここで、cygwinのホームディレクトリへ移動して、tcsh.exeを起動しています。

LiDAR地形データ

アメリカのGeonのニュースレターにカリフォルニアの断層地帯のレーダー測地データが公開されたことが出ていました。

opentopography.org/kml <http://opentopography.org/kml >
上記サイトに行くと、上のkmlファイル(の圧縮されたkmz)をよべるリンクをクリックしてファイルを開くとすると、GoogleEarthが開いて、データを表示できます。

下のリンクからは小区画ごとのArcバイナリ(adfフォーマット)のDEMデータをダウンロードできます。

adfフォーマットのファイルは先日紹介したFWToolsでは、次のようにしてGMTのgrdフォーマットに変更できます。

gdal_translate -of GMT w001001.adf w001001.grd

adfフォーマットのデータはmironeでもFWtoolsのOpenEVでも表示できます。

Google Earth、Google MapでEarth Magnetic Anomaly Grid (EMAG2)

2分グリッドの地磁気異常データ(EMAG2)をGoogleEarth、GoogleMapで表示できるようになったという記事がありましたので紹介します。

解説記事
http://bbs.keyhole.com/ubb/ubbthreads.php?ubb=showflat&Number=1205597#Post1205597


GoogleMapでは下記リンクをクリックすると表示できると思います。
http://ngdc.noaa.gov/geomag/data/Google_Maps/EMAG2/index.html
GoogleEarthでは先にGoogleEarthを実行しておいて、下記リンクをクリックすると登録される
http://geomag.org/models/EMAG2/EMAG2.kmz

GoogleMapではあまり拡大出来ないようです。

WolframAlpha

新しい検索サービスというか計算サービスのWolframAlphaをご存じでしょうか。WolframはMathematicaを開発販売しているところです。
http://www20.wolframalpha.com/
世界の知識、特に計算できるものを教えてくれるようです。

普通に電卓になります。

methaneとかCH4と入れると
メタンの物性や、分子モデルなどが表示されます。

Tsukubaと入れると
人口、簡単な地図、現在の天候、標高などが表示されます。

law of gravityと入れると
F-Gm1m2/r^2の計算が出来ます。
求めるものをFとm1、m2、rから入れ替える、入力する数値を変えることができます。

Darcy's law、Stokes's lawなどもあります。それほど変わった公式はないと思いますが、Mathematicaで使える式が使えるのではないかと思います。

US$と入れると、現在の為替レートと過去の変化のグラフが表示されます。

Answer to Life the universe and Everything
と入れるとGoogle電卓と同じで、42となります。