Garrick Ohlsson, Haydn & Sibelius
Program:
Haydn Symphony No. 95
Martinu Piano Concerto No. 4, Incantatio
Sibelius Symphony No. 1
Xian Zhang Conductor
Garrick Ohlsson Piano
マルティヌーという人は初めて聞いた名前でした。チェコ出身の人で多作の人らしい。Wikipediaですぐに調べられるのでありがたいです。
ニューヨークフィルのインターネットラジオでは、毎週好きな時間にこの超一流オーケストラの最近のコンサートのライブ版が聞けるというのはありがたいですね。NHKも放送コンテンツをネットで流して欲しいです。有料サービスしか考えていないらしいことが残念です。
ニューヨークには一度だけですが行ったことがあり、ニューヨークフィルのコンサートに行くことができました。
当日昼にリンカーンセンター フィッシャーホールの窓口に行って、ニューヨークフィルの演奏会の空きが無いか聞いたら運良くあったので、114ドルの席の切符を買いました。14,603回目の定期公演だそうです。
演目はエルガーのバイオリン協奏曲(独奏ピンカース・ズッカーマン) と コープランドの交響曲第3番という、はじめて聴く曲でした。指揮者がリッカルド・ムーティの予定だったのが、インフルエンザのため出られないということで、マイケル・クリスティというニューヨークフィルははじめてという人に変わっていました。
この演目で3公演あったのですが、その初日だったので、本人もどきどきだったでしょう。私の席は前から10列目の真ん中のブロックでほぼベストでした。何年に1回という程度しかコンサートで聴くということは無い人間なので、演奏については特に書くことはありませんが、十分楽しかったです。協奏曲の楽章毎の切れ目で拍手があったのは驚きました。私の周りでは見ませんでしたが、後ろの方から聞こえました。数人とかではなくかなりの人数でした。 素人としては、知らない曲では音がやんでもすぐには拍手しない、というのが鉄則ですね。
2009年11月26日木曜日
事業仕分け
事業仕分けが話題です。
予算案が96兆で、税収見込みは37兆。60兆を国債でまかなおうという、考えられない破綻財政で、切れるものは切りたい、という趣旨はわかります。一方で、議論のレベルの低さには唖然とします。時間が短いからしかたがない、という人がいますが、能力的時間的に正しく仕分けできないならこの形でやってはいけないのです。別の形にすればよいのです。
ネット中継がされていますが、これは確かに良いことです。
財務省が出してきた「論点」をみれば、密室での主計官の査定のレベルの低さが明るみに出たことの意義はありました。
自民党時代に始めた方策は内容を問わず、天下りがいることだけで、削減の理由になっています。天下りがいなくて同じ内容の事業をやるのならよいのか?だったら、天下りを「政治主導」で首にして、その人件費を引いた予算を認めるのが筋でしょう。
予算案が96兆で、税収見込みは37兆。60兆を国債でまかなおうという、考えられない破綻財政で、切れるものは切りたい、という趣旨はわかります。一方で、議論のレベルの低さには唖然とします。時間が短いからしかたがない、という人がいますが、能力的時間的に正しく仕分けできないならこの形でやってはいけないのです。別の形にすればよいのです。
ネット中継がされていますが、これは確かに良いことです。
財務省が出してきた「論点」をみれば、密室での主計官の査定のレベルの低さが明るみに出たことの意義はありました。
自民党時代に始めた方策は内容を問わず、天下りがいることだけで、削減の理由になっています。天下りがいなくて同じ内容の事業をやるのならよいのか?だったら、天下りを「政治主導」で首にして、その人件費を引いた予算を認めるのが筋でしょう。
2009年11月6日金曜日
BGMにNYフィル
単純作業をやるときはBGMがあると気が紛れますね。
インターネットラジオで音楽や英語のニュースを流しておくというのもいいですが、NYフィルのサイトにコンサートのライブ録音が毎週ダウンロードできるように置かれているのに気がつきました。
2週間で消されていくようですが、今は Fri, Oct 30 , 12:00 Noon ET - Fri, Nov 13, 12:00 Noon ETのものと、Fri, Nov 6 , 12:00 Noon ET - Fri, Nov 20, 12:00 Noon ETのものがあります。古い方はジュピターとベートーベンのNo,.7交響曲、新しい方は、リストのNo.2ピアノ協奏曲、ボレロとその他で、どちらも1時間以上です。無料でこんな演奏が聞き放題とはありがたいですねえ。CDを買うことはますます少なくなります。
毎週ダウンロードしていこうと思っています。まもなく新しい番組がダウンロードできるはずです。シベリウスのNo.2交響曲とマゼールの自作曲らしいです。
NHKの日曜夜9時からの番組もこのようにして提供してくれるといいのですけれどね。放送を録画してmp3をつくるという手間がいやで聞けない時が多いので。最近は日曜劇場を見ているのでしばらくは、N響を聞けないなあ。
追記
マゼール モナコ ファンファーレ 4:00-8:41
マゼール フェアウェルズ 11:23-37:25
シベリウス 交響曲第2番 42:25-1:30:10
インターネットラジオで音楽や英語のニュースを流しておくというのもいいですが、NYフィルのサイトにコンサートのライブ録音が毎週ダウンロードできるように置かれているのに気がつきました。
2週間で消されていくようですが、今は Fri, Oct 30 , 12:00 Noon ET - Fri, Nov 13, 12:00 Noon ETのものと、Fri, Nov 6 , 12:00 Noon ET - Fri, Nov 20, 12:00 Noon ETのものがあります。古い方はジュピターとベートーベンのNo,.7交響曲、新しい方は、リストのNo.2ピアノ協奏曲、ボレロとその他で、どちらも1時間以上です。無料でこんな演奏が聞き放題とはありがたいですねえ。CDを買うことはますます少なくなります。
毎週ダウンロードしていこうと思っています。まもなく新しい番組がダウンロードできるはずです。シベリウスのNo.2交響曲とマゼールの自作曲らしいです。
NHKの日曜夜9時からの番組もこのようにして提供してくれるといいのですけれどね。放送を録画してmp3をつくるという手間がいやで聞けない時が多いので。最近は日曜劇場を見ているのでしばらくは、N響を聞けないなあ。
追記
マゼール モナコ ファンファーレ 4:00-8:41
マゼール フェアウェルズ 11:23-37:25
シベリウス 交響曲第2番 42:25-1:30:10
2009年10月23日金曜日
給付付き所得税額控除
現政権となって、税制調査会での「給付付き所得税額控除」の検討がなされることになったそうです。
予算編成を中心に混迷を続けている新政権ですが、「給付付き所得税額控除」はリベラル政権、高福祉政権としてはまともな方策だと思います。ぜひ実現して欲しいと思います。
所得税はある程度以上の所得があった人毎に、所得が大きいほど課税率が大きいという累進課税制によって税が徴収されます。給与所得者であるとか、扶養家族があるとか、経費がかかったとかの額を控除していくので、所得が少ない人は課税されません。つまり、所得がある程度ない貧困者は非課税、それ以上あると課税されるということで、課税される集団と非課税集団(主に貧困層)が存在します。
麻生内閣で景気対策の一環として定額給付金が配られましたが、所得減税でなくこの制度になった経緯として、所得減税では貧困層にはメリットがないとして、公明党から所得減税に反対があったのでした。
「給付付き所得税額控除」は税額控除をすると課税所得がマイナスになる従来の非課税集団に給付をするという方式です。給与所得100万円、配偶者、親、子供等扶養家族控除やその他控除額を合計して140万円になれば、現状は非課税というだけですが、-40万円分はその額あるいは定数をかけた額を給付するという制度です。
これによって、ワーキングプアの給与水準の底上げができ、実効的な貧困解消策となります。ぜひとも実現して欲しいですね。
予算編成を中心に混迷を続けている新政権ですが、「給付付き所得税額控除」はリベラル政権、高福祉政権としてはまともな方策だと思います。ぜひ実現して欲しいと思います。
所得税はある程度以上の所得があった人毎に、所得が大きいほど課税率が大きいという累進課税制によって税が徴収されます。給与所得者であるとか、扶養家族があるとか、経費がかかったとかの額を控除していくので、所得が少ない人は課税されません。つまり、所得がある程度ない貧困者は非課税、それ以上あると課税されるということで、課税される集団と非課税集団(主に貧困層)が存在します。
麻生内閣で景気対策の一環として定額給付金が配られましたが、所得減税でなくこの制度になった経緯として、所得減税では貧困層にはメリットがないとして、公明党から所得減税に反対があったのでした。
「給付付き所得税額控除」は税額控除をすると課税所得がマイナスになる従来の非課税集団に給付をするという方式です。給与所得100万円、配偶者、親、子供等扶養家族控除やその他控除額を合計して140万円になれば、現状は非課税というだけですが、-40万円分はその額あるいは定数をかけた額を給付するという制度です。
これによって、ワーキングプアの給与水準の底上げができ、実効的な貧困解消策となります。ぜひとも実現して欲しいですね。
2009年10月19日月曜日
命と芸術の価値
往年の人気歌手が自殺された。やることがなくなった、という遺書があったそうだが、しばらく前から「うつ」だったらしい。一回目の結婚では、病気で奥様を亡くされ、二回目の結婚は、破綻して別れられたそうだ。なんともさびしい、ホテルでの孤独な死である。
病気なので、素人がああだこうだといっても仕方がないが、もったいないと思う。自殺などしなくてもせいぜい20から30年の命であったろうに。長年活躍していて、しばらく見かけなくなった俳優がうつで大変だったとかの話も聞く。
芸能界で名をなして、脚光を浴びてきた人には、思うように才能が引き出せなくなると、憂鬱になるのだろうか。才能を持たないものからはうらやましくも恐ろしい状況ではあるが。
それにしても死んでも花実は咲かない。どんな芸術も命と引き替えにするほどものではない。まして、彼が活躍した音楽という分野では、傑作はちゃんと残っていくのだから。「もう自分ではやらないけど、楽しんでね」といっていてくれればよかったのに。
彼が生み出した音楽の一部しか知らないけれども、私は死ぬまでそのいくつかを時折思い出しては口ずさむことだろう。
かつての仲間のひとりが精神科医だというのも、皮肉だ。最近は話し込むようなこともなかったのだろうか。
病気なので、素人がああだこうだといっても仕方がないが、もったいないと思う。自殺などしなくてもせいぜい20から30年の命であったろうに。長年活躍していて、しばらく見かけなくなった俳優がうつで大変だったとかの話も聞く。
芸能界で名をなして、脚光を浴びてきた人には、思うように才能が引き出せなくなると、憂鬱になるのだろうか。才能を持たないものからはうらやましくも恐ろしい状況ではあるが。
それにしても死んでも花実は咲かない。どんな芸術も命と引き替えにするほどものではない。まして、彼が活躍した音楽という分野では、傑作はちゃんと残っていくのだから。「もう自分ではやらないけど、楽しんでね」といっていてくれればよかったのに。
彼が生み出した音楽の一部しか知らないけれども、私は死ぬまでそのいくつかを時折思い出しては口ずさむことだろう。
かつての仲間のひとりが精神科医だというのも、皮肉だ。最近は話し込むようなこともなかったのだろうか。
2009年10月16日金曜日
前原大臣の手法-政治主導
前原大臣は、八ツ場ダム、羽田ハブ化と、関係者に根回しをせずに、止める、やると先に言ってしまうという手法をとっています。話はわかるが先に関係者に相談してからやればいいのに、といった声もメディア上には多いようです。しかし、前原大臣は、関係者に相談すればやれなくなるので、先に結論を出しているのだと思います。
これが政治主導ということなのでしょう。ダムの地元民も、成田空港関係者も、既得権益を持っているのですから、止める、といえば反対するに決まっているのです。みんなが納得するまで話し合ってと言っていれば決着はできないでしょう。
これまでの(自民党政権下の)官僚政治は基本的に調整型の政治だということです。急変はしない代わりに、坂道をゆっくり転がるように深みにはまっていきます。いわゆる「ゆでがえる」ですね。成田の方が羽田よりよい、という人はほとんどいないはずです。(私などは成田の方が近いのでありがたいのですが、明らかに例外組です。)
それでも、ずるずるときているのは、被害を受けてきた地元や、これまでの経緯を考えれば、すっぱり羽田中心と大きい声ではいえないできたということで、多数にとってどちらを中心にするべきかを、合理的に検討した結果ではなかったためです。実際は国土交通省は少しずつ羽田の拡大、国際線の導入を進めてきていたので、「羽田をハブに」という表現以外は、関係者には周知の事実です。森田知事が驚いて寝られなかったというのは、単なるパフォーマンスでしょう。
政治主導でやるというのは、これまでのしがらみを自民党の責任として切り捨てればよいということにして(民主党が思っている)必要な政策転換ができるということです。国民全体としてみれば、良いことも悪いこともあるでしょうが、しがらみで糊口をしのいでいる業界も、労働者もいるのですから、当事者には気がかりなことですね。
これが政治主導ということなのでしょう。ダムの地元民も、成田空港関係者も、既得権益を持っているのですから、止める、といえば反対するに決まっているのです。みんなが納得するまで話し合ってと言っていれば決着はできないでしょう。
これまでの(自民党政権下の)官僚政治は基本的に調整型の政治だということです。急変はしない代わりに、坂道をゆっくり転がるように深みにはまっていきます。いわゆる「ゆでがえる」ですね。成田の方が羽田よりよい、という人はほとんどいないはずです。(私などは成田の方が近いのでありがたいのですが、明らかに例外組です。)
それでも、ずるずるときているのは、被害を受けてきた地元や、これまでの経緯を考えれば、すっぱり羽田中心と大きい声ではいえないできたということで、多数にとってどちらを中心にするべきかを、合理的に検討した結果ではなかったためです。実際は国土交通省は少しずつ羽田の拡大、国際線の導入を進めてきていたので、「羽田をハブに」という表現以外は、関係者には周知の事実です。森田知事が驚いて寝られなかったというのは、単なるパフォーマンスでしょう。
政治主導でやるというのは、これまでのしがらみを自民党の責任として切り捨てればよいということにして(民主党が思っている)必要な政策転換ができるということです。国民全体としてみれば、良いことも悪いこともあるでしょうが、しがらみで糊口をしのいでいる業界も、労働者もいるのですから、当事者には気がかりなことですね。
2009年10月10日土曜日
温暖化ガス排出量25%削減!
鳩山政権が2020年までに90年代基準で、温室効果ガスを25%削減を目指すといったことが、評価されたりけなされたりしている。排出量の大きな先進国と、これから大きくなる途上国が全体で合意することが前提であって、まず実現の見込みがないので、どうでも良いと言えばよいことである。
実は、2050年までに50%削減という、これも夢のような目標が、安倍内閣の時に掲げられていたのだが、こちらの方はほとんどだれもまともに良いとも悪いとも言わない。自分に関係ないのでどうでも良いということなのだろう。実は我々の子供や孫には重大事なのだが、40年も先はあの世と同じということなのだろう。
科学教育とか歴史教育というのは、別にみんなが専門家になる必要はないのだが、40年や50年程度の将来までは考えて、自分の日常や、選挙での投票行動に反映させるだけの知性というか見識を持つことを目指して欲しい。
実は、2050年までに50%削減という、これも夢のような目標が、安倍内閣の時に掲げられていたのだが、こちらの方はほとんどだれもまともに良いとも悪いとも言わない。自分に関係ないのでどうでも良いということなのだろう。実は我々の子供や孫には重大事なのだが、40年も先はあの世と同じということなのだろう。
科学教育とか歴史教育というのは、別にみんなが専門家になる必要はないのだが、40年や50年程度の将来までは考えて、自分の日常や、選挙での投票行動に反映させるだけの知性というか見識を持つことを目指して欲しい。
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