一度決めたら、実態がどうであれ、一生懸命やるだけという日本の政策はどうしたものか。高速道路の休日1000円で景気刺激というのもどうか。「やっぱり安い方がうれしいですよね。」なんて笑顔の利用者がニュースに登場するが、安くなった分は高速道路を使わない私やあなた以外の人が、そのまた子孫が払うのだ。別口で税金でがっぽり取られるのに、目の前にお菓子があればなついてしまう、日本人の多数は朝三暮四のサルと同じだ。今の補正予算は何でもありで日頃予算要求できなかった玉をとにかくあつめたとてもひずみが大きなもの。ついた理不尽な予算に苦しめられるところもいっぱい出てきそうだ。
民主党の代表選で岡田氏は消費税を選択肢から排除しないという持論を隠さずに負けた。鳩山氏は消費税は考えないで無駄を省くと言って勝った。別に政権を担わなければかまわないが、仮に政権についたらリベラルとして大きな政府政策をやろうとすると何かを削らなければならないというフリーハンドが全くない状態になる。自民党の利権政治で無駄になっていた金を使うなどというのはお題目では良いが、実際にどの予算を止めていくら出てくるかなど簡単にはいかない。無駄に見える公共事業でも多くの人の生活がかかっているのだ。結局国債を発行して何とかすると、今のばらまき補正と同じことになる。
与謝野財務・金融担当大臣は持論と違うばらまきをやらなければならない現在の政策にうんざりしているのではないか。岡田氏と組んで財政再建をやらないものか。
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