ESRIはArc/Info、ArcGISといったGISシステムの老舗で最大手のソフトウェアベンダーです。
ESRIのGISシステムとの間でのベクトルデータの交換用のファイルフォーマットがESRI Shapeです。
ESRI Shapeフォーマットといってもファイルは最低3つで、もっと多い場合もあります。
chiba.shp 空間フィーチャを含む
chiba.dbf 属性情報(アトリビュート)を含む
chiba.shx shpファイル中のフィーチャにランダムアクセスするためのインデックス
このほか、chiba.sbx、chiba.sbn、chiba.qixといったアプリケーションのためのファイルや、a.prj(投影情報)というファイルも一緒の場合があります。
Shapeファイルフォーマットでデータをもらう場合には、必要なファイルがそろっていることの確認が必要です。
さて、Shapeファイルがあるとき、どのような内容であるかを見るにはどうしたらよいでしょうか。
いろいろ方法があると思いますが、GRASSなどではまずプロジェクトを作ってから読み込んで表示をする必要があります。一方、内容を表示するだけ、であれば、Shape Viewer1.20(HYK社のフリーソフト)を使って見ることが出来ます。
このビュアーはざっとどんな内容であるかを見たいときに有効です。また、dbf、shxといった必須のファイルがない場合にも、shpファイルの中身を表示し、空のdbf、簡単なshxファイルを作ることが出来ます。GISソフトではshpファイルは、dbf、shxファイルがそろっていないと全く読み込めませんが、これらを作っておけば、とりあえず読み込めるというわけです。
例えば、国土交通省の土地分類調査、水調査のGISデータのダウンロードというサイト(http://tochi.mlit.go.jp/tockok/inspect/landclassification/download/index.html)から、表層地質図をダウンロードし展開すると、
geology.shp、geology.dbf、geology.shx、geology.avlという4つのファイルが入っています。
shape viewerで、geology.shpを指定して読み込むと、図のようになります。
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