2009年5月28日木曜日
Google kmlフォーマットとESRI Shapeフォーマットの変換
GISのベクタデータの交換にはESRI社のShapeファイルフォーマットが使われることが多いです。
最近Google Earth上にデータを載せるためにGoogle社のkmlフォーマットが使われることが多くなりました。
この両者のベクタデータを相互に変換するツールとして、FWToolsが使えます。
ogr2ogr geology.kml -f KML geology.shp
とすると、geology.shpからgeology.kmlが作られます。GMTなどと違って、出力ファイルを入力ファイルより先に書くことに注意が必要です。作成されたkmlファイルをGoogle Earthで読ませると図のように表示されます。この変換はArcGISを持っていれば、パブリックドメインのプラグイン"Export to KML"が使えます。
逆にKMLフォーマットのデータからShapeを作るには、
ogr2ogr geology.shp geology.kml
とすればよいのです。出力がShapeの場合にはデフォルトなので、-fで出力フォーマットを指定する必要はありません。但し、kmlファイルに日本語が入っていると、また大きなデータだとうまくいきません。小さなデータで日本語が入っていないときには大丈夫でした。
この地質図は色づけされていません。Shapeファイルはベクトルデータレイヤの、点、線、ポリゴン毎に作られるもので、色づけ自体はされていません。一緒に使う属性データファイルにdbfに書いておき、そのデータを使って、アプリケーションが色づけをするということが出来ればよいのですが、規定されていないようです。
ただ地質図を貼り付けるのならラスター画像の方が便利です。
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