2009年5月20日水曜日

VisIt

VisItはLawrence Livermore NLで開発された2D、3D可視化フリーソフトです。

 

プラットフォームはLinux、MacOS-X、Windowsなどで、バイナリがダウンロードできますが、ソースが公開されていますので自分でビルドできます。

独自フォーマットのSilo形式のほか、Exodus、PDB、Mili、SAMRAI、BoxLib、Esight、VTK、Vistaなどのデータが読めるそうです。また、netCDFやASCIIで表現したLine等の形式、変わってるところではGISで使われるESRIのArcInfo shape形式のファイルも読めます。USGSのdemも読める。

 

機能はデータの2次元3次元のプロットの他、諸データの操作です。ステレオレンダリングが可能です。

 

クライアント-サーバー形式で、デスクトップPC単独から、並列処理のクラスターとの組み合わせまで可能です。


GUIで使うことも、コマンドラインからでも使え、C++、Python、Javaから呼ぶことも可能だそうです。

 

Getting Started、マニュアル、講習会用資料等が充実しているので、取っつきやすい方だと思います。プロットの形式は、コンター、曲線、ヒストグラム、スプレッドシート、メッシュ、シュードカラー、流線、ベクトル、表面、ボリュームなどが可能です。

http://www.llnl.gov/visit/
でギャラリーを見てみてください。

 

Pentium4のWindowsXPで動かしたらかなり重かったですが、Athron64のLinux版ではかなり軽快に動きます。

 

RHEL3 Xeon64上でビルドしてみました。makeも不要。スクリプトが付いていて、必要なライブラリ類をダウンロードして来て作ってくれる。スクリプトを実行するだけでした。

 

ライブラリにはVTKを使っており、paraViewとも近いようです。

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