2009年8月14日金曜日

GM シボレー ボルトにびっくり、しなさすぎ。

シボレーボルトの「燃費」リッター100kmという報道がされて、その後のブログ等の反応を調べてみました。

レスポンスの記事やアメリカの報道を引用したりして、私と同じように基準が違う燃費の数値の一人歩きに懸念を示すものが半数近くあるのに対して、半数近くは新聞記事を再掲して、GMの底力が示された、GMが日本勢の追撃に本腰、GMの技術は実は進んでいた、プリウスも危ない、燃費はすごいけど400万は高すぎといった、無批判、ピントはずれの意見が述べられています。

自分で車を運転したり、車を買うときに燃費データを見たりした人なら、乗用車の燃費は10km/Lからいわゆるエコカーでも30km/L程度ということをご存じのはずです。エアコン使ったら10kmもいかなかった、というのが普通なんです。原付でも30-50km/L程度でしょう。100km/Lといわれたら眉につばをつけるというのは至極当然の反応だと思うのですが、素直に記事を信じる人が半分もいるということにまた驚いてしまいました。新聞記者はさすがにわかっていて、目を引くように誤解を招くような書き方をしているのだと思います。人が犬にかみつく記事が新聞の取り上げるべき記事であるという、悪しき体質ですね。

日本語Wikipediaのシボレー・ボルトの項目ではほとんど情報も書かれておらず、
「2008年8月現在燃費は、1リッター100kmという驚異の記録を出した。」という記述が置かれています。(8/21)


(驚いたのは新聞社などの報道をそのまま再掲しているだけで何の意見もコメントも書かれていない、というサイトが全体の半分近くあるのですが、これはどういうつもりでしょうか。著作権も何も気にしないで新聞記事で誘導してアフィリエイトを稼ごうというつもりのようです。コメントが書かれているサイトでも、1行コメントというサイトも多いです。正当な引用とはいえないですね。)

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