2009年8月22日土曜日

GMシボレーボルトの充電持続モード charge sustaining mode

ボルトは、充電持続モードに入ると、それまでピーク出力160馬力だった駆動力が71馬力以下に落ちるわけで、同じように続けて走行することができるでしょうか?例えば、このモードでは、ちょっとした上り坂で信号などで一旦停車した後に、すぐに発進できるでしょうか。街中でもいくらでもあり得ることです。

ボルトの試作車の試乗記はアメリカのメディアでも出ていますが、charge sustaining (CS) modeでのGM外部者の試乗は許されていないんですね。バッテリー消費(charge depletion:CD)モードから充電持続にモードが切り替わって

下記リンクは最近のGMの開発者へのインタビュー記事ですが、(どこまで本当のことを言っているかはわからないものの)このモードの設定は依然として試行錯誤の段階のようです。ソフトウェアが重要だと強調していますが、どの程度放電したらエンジンを動かすかも決まっていないのであれば、どの程度走れるかは不明です。当然ながら燃費を云々する段階ではなさそうです。

http://gm-volt.com/2009/08/17/exclusive-the-engineering-challenges-of-generator-mode/

なお、このサイトはボルトのファンサイトでGMとの直接の関係はないようです。ボルトに関する検索をすると上位にでてきます。ニューヨークタイムズが8/13に230MPGの発表に関して、The Chevy Volt: Mileage Numerologyという記事でGMの燃費に関する用語の使用法について皮肉っぽい記事にしたときに、このサイトの分析データを紹介しています。

三菱iMiEVのような通勤専用風の軽自動車であれば、電池がなくなって動かなくなったとしても違和感はないですが、ボルトのスタイルや大きさで、エンジンもあるから好きなだけ遠出もできるというイメージとはかけ離れた「走り」になると思います。

GMはボルト関連ではゼロエミッション、燃費、電池工場への投資といったことばかり発表していますが、CSモードでの車の走りについてはずっと黙りを決め込んでいます。これで本当に発売できるか?本当に売れるか?GM再建の一助になるのか?非常に疑問です。

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