2009年7月11日土曜日

PCの進化はどうなっているのか?

まもなくWindows7が発売されるそうです。Windows Vistaが何年か前から売られていますが、私が仕事で使っていたり、関係者に使ってもらっている6台ほどのWindowsPCのうちVistaにしたのは1台だけで、他はまだXPで使っています。理由は、アプリケーションがXP用のもので、数万のWindowsの入れ替えと比べものにならない、数十万から数百万のコストがかかっているものだからです。

企業でVistaへの転換が進まないというもの当たり前で、Windows95程度の未完成のものからなら乗り換えたいという意欲があったものの、Windows98から2000へは渋々のところも多かったはず。Windows2000になって、相当に安定してきて実務に使えるというレベルになりました。現在でもWindows2000で動いている業務システムはかなり残っているはずです。XPになってからは、それまでにあったアプリケーションのトラブルでOSが落ちるということはほぼなくなり、堅牢性を実感しているユーザーが多いはずです。

非常に多くのアプリケーションがXPでは動くというのが当たり前になりました。一般ユーザーが考えるような主なソフトは一応Vistaに対応してきたものの、専門的な業務に密着したアプリケーションソフトではVistaにわざわざ対応するメリットがなく、XPのユーザーが引き続き多いために、XP対応だけで商売にもなるので、新しく開発するものでなければVistaに対応しようとはしませんでした。

Vistaの世代ももう終わり、Windows7になるといよいよXPでしか動かないアプリ専用マシンを残して、オフィスソフトやメイラーなどをつかう常用マシンだけはWindows7に変更しなければならないかもしれません。年をとると、面倒なだけなので、XPで使い続けたいと思います。いつまで可能か気になるところです。

私の常用ノートPCはPanasonic Let's Note W2という2004年度後半モデルで、4年と4ヶ月使っているものです。XPプロフェッショナルでMSOffice2003がバンドルされていました。HDは元は40GBだったのですが、昨年壊れたので160GBのものに換装しました。

CPUはPentiumMで、1.1GHzのものです。メモリはフルに増設して760MBです。オリジナルは256MBでおそらくそれではいろいろ難しかったと思いますが、最初から512MB追加していたので、ずっと特に問題がありませんでした。USB2.0とか、SDが使えるとか、Illustrator10とか、PhotoShop6とか、Beckyとか、IE8とか、Cromとか、RealPlayerとかiTunesとか、無線LANとか、PowerPointでプレゼンとか、Cygwinとか、GMTとか、GRASSとか、VPNでWANからLANアクセスとか、サクラエディタとか、どれも特段のストレスなく使えています。

4年前には珍しくない価格で30万近くしていたのですが、未だにまったく陳腐化して困るということがないという優れたツールだと思います。現在のモデルはW8でSSDが選べるとかCPUが速くなっているとか、メモリが基本も増設もずっと大きくなっているとか、HDがSATAで早くなっているとか、HSDが使えるとか当然良くなっていますが、大きさ、重さ、電池駆動可能時間などは余り変わっていないようです。メールの読み書きなどはどうせまったく性能アップとは関係ないので問題はありません。

以前はバージョンアップ用のWindowsを購入することがしばしばありましたが、最近ほとんど無くなりました。マイクロソフトも商売のタネがなくなって困るわけです。Windows7はVistaのように重くない、ことが売り物らしいですが、それ以上のメリットがあるかどうでしょうか。

XPを使い続ける上での問題は、セキュリティ対策で、XPのサポートはいずれ無くなるということがいわれていますので、いつか職場のLANにXPマシンはつないではいけないとなると思います。そのときまではXPを使うことになるでしょう。

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