12年前に、調査航海のためにケープタウンへ行きました。
シンガポール、ヨハネスブルグで乗り換えて、20時間くらいかかったと思います。ケープタウンの港で調査船に乗り、その後調査をした後はチリのバルパライソで降りて、マイアミ、ロサンジェルスで乗り換えて、日本に帰りました。世界一周したわけです。このときは西回りだったので、80日間世界一周の人と逆で日数は1日少なくなったのでした。もちろん移動中の1日の時間が長いからですが。
ヨハネスブルグでは入国審査に時間がかかりあわててやっと乗り換えに間に合ったという感じでした。入国審査というのはどの国もそうですがやたら時間がかかる時があり、窓口が少ない場合には本当にいらいらします。多くの人を長時間待たせているのにのんびりと動いている係官を見ると怒りたくなりますが、にらまれて入れなかったらばかばかしいので皆羊のように従順です。犯罪者がときどき混じっているということはあるでしょうが、単なる一時的な旅行者にはいらだたしく感じられますね。入国審査は現在のEUではどこもとっても簡単で速い、ただしイギリスはとっても遅い、アメリカの場合は審査はちゃんとやる方ですがほとんど列のコントロールがされているので極端に遅くはありません。
一行は10人くらいだったと思いますが、ケープタウンの空港から港までは、旅行社手配の大型バスで異動しました。その日は土曜か日曜で、道路も空いていて、町も人気があまりありませんでした。面白いことにバスにはバスの運転手の10才くらいの息子が乗っていました。休みだからお父さんの仕事に着いてきたという感じでした。
ケープタウンの港は、その頃世界各地で進んでいたウォーターフロント開発が行われて、しゃれた店やレストランがたくさん集まっていて多くの家族連れでとてもにぎやかでした。その頃シドニーに何回か行きましたが、シドニーのウォーターフロントと似ています。
船は補給のために3日ほど入港していて、我々は入港日に着いてそのまま乗船しました。入港中には日本から乗ってきた船員などと一緒に、テーブルマウンテン、喜望峰に見物に行きました。
テーブルマウンテンはケープタウンの町の南にそびえていて頂部が真っ平らで、港から見ると本当に絶景です。近代的なロープウェイ(Cableway)で頂上まで行けて、上から見るとまたすばらしい眺望が得られます。
喜望峰までは、バスで途中のワイナリーによって、海岸でペンギンを見てから行きました。岬の先の方には人かがほとんどなく、ずっと草原の中をひたすら進み、途中で野生のダチョウを見たりしました。先端に行くと土産物屋もあってその駐車場の先に展望台があって、10分近く歩いていったと思います。展望台からは岩場が見えて、聴いたことはないですがワーグナーの「さまよえるオランダ人」に出てくるらしいです。幽霊船がこのあたりに出ていたという話ですね。アフリカ最南端のような錯覚をしますが、地図で見るとよく分かりますが、喜望峰は別にアフリカ最南端ではなく南西に突き出ているだけです。
さて、ケープタウンは日曜に街中を少し歩いたら、ビルが建ち並ぶダウンタウンにほとんど人気がなく怖かったのを覚えています。また、バスで移動中に何カ所か難民キャンプがあり、かなり広いところでおそらく数千人以上がすんでいそうでした。内陸の農民が飢饉があって町に出てきて、働くところもなく戻ることも出来ないということらしいです。一方、海岸近くには瀟洒な豪邸がいっぱいあって、どの家も高い塀で囲まれていて、その塀には申し合わせたようにセコムのようなセキュリティのシールが貼ってありました。国全体としてはかなり豊かですが、貧富の差はとにかく激しいです。
その後、何ヶ月かたって日本の新聞で、ケープタウンのウォーターフロントで爆弾テロがあったというニュースを見ました。南アフリカに行ったのはこの1回だけですが、美しい自然、豊かな国という印象と、恐ろしいというイメージが残っています。今度ワールドカップが開かれますが、事故や事件がなければいいですが心配ですね。
2009年6月30日火曜日
ASTER GDEM
昨日から公開されているERSDACのASTER Global DEMですが、昨日の朝は動いていませんでした。今朝ASTER GDEMのサイトが動いていたので、早速試してみました。
http://www.gdem.aster.ersdac.or.jp/
データのダウンロード前にユーザー登録が必要です。
次にログインします。
現在アクセスが集中しているとのことで、同時に要求することが出来るタイルは100までと制限されているそうです。1タイルは1度x1度の範囲で、全体では22600タイルのデータとなっています。
検索ボタンで検索ページに移動します。
ダウンロードしようとしてタイルを選択し、次へと行くと著作権等の同意確認のページがあり、利用分野・利用目的を選択しなければなりません。
Disaster、Energy、Climate等から選びます。配布対象はこれらに係わる研究や業務を行う個人あるいは組織だそうです。教育目的は書かれていないので、小中高の教師が使うことは認められていないのでしょうか。気になるところです。
試しに、1タイルのみダウンロードしてみました。zip圧縮されているデータフォルダには2つのGeoTifファイルが入っていますが、一つは_dem.tif、もう一つは_num.tifとなっています。demの方が通常の標高モデルです。numというファイルの方は値が1-7あたりの整数が帯状に分布するデータで、DEM作成のために繰り返し同じ地域からとられたデータを使っているので、このファイルは元データが何回分使われたかを示しているようですが、このデータファイルの説明はざっと見たところでは見つかりませんでした。
DEMデータの方ですが、試しにダウンロードした喜望峰が入ったエリア(S35E018)をフリーソフトのMironeで見てみたところ、画像で示すように平野部に0m域がかなり散点し広がっており、GoogleMapでみる画像とは印象が違いました。
サイトによるとカシミール3DでGDEMデータを読み込む方法を近日中に掲載するそうです。
いずれにしても、ほぼ全球の標高データが高分解能で利用できるようになったのはとてもありがたいと思います。
2009年6月29日月曜日
Ex319での熊野海盆における「ちきゅう」の活動状況について
私は直接地球深部探査船「ちきゅう」による探査に係わっているわけではありませんが間接的な関係者の一人です。掘削の話は門外漢には難しく少しずつ勉強しているところなので、「ちきゅう」の活動状況についてメモを残していきたいと思います。誤解などもあると思いますので、その際にはご容赦ください。
「ちきゅう」の一般的な紹介としては、下記の「塩屋天体観測所」というサイトでの紹介(地球深部探査船「ちきゅう」(1)(2)(3))が写真も豊富でわかりやすいと思います。
http://www.h2.dion.ne.jp/~kazuf/sao/paorep/chikyu01.htm
現在「ちきゅう」の319次研究航海(南海地震発生帯掘削計画ステージ2の最初)が始まっており、デイリーレポートが送られてきています。
http://www.jamstec.go.jp/chikyu/jp/Expedition/NantroSEIZE/sp319_dr.html
今回、IODP(統合国際深海掘削計画)で初めてライザー掘削が行われます。一昨年、ステージ1が行われました。「ちきゅう」によるライザー掘削は試験は何回か行われていますが、IODPのために使用されるのは今回が初めてです。すばらしい成果を期待したいと思います。
いろいろトラブルがあって対処のための時間がかなりかかったようですが、結果的に数日遅れでライザーを使った掘削が始まったようです。デイリーレポートに基づいて経過をまとめてみました。
5月19日に掘削地点(C00009A、NT1-11地点、熊野海盆)での最初のジェットインで36インチ(90cm)パイプを設置して開孔ました。海底直下の柔らかい地層を、ホースの先から勢いよく水を出して孔を開けながら孔の中にホースを押し込んでいくという感じで、36インチパイプを海底下54.5mまで入れています。試料やデータはほとんど何も取れません。この浅い部分については、事前にライザーを使わない方法で試料が採取されています。
次に、その中から26インチ径のドリルビットで海底下700mまで掘削されました。
この26インチのドリルビットはマッドモーターという泥水の流れで回転させる仕組みです。24-26日で712.7mまで掘削されました。このときにはMWDという計測を行っています。
6/3に、20インチ(51cm)ケーシングパイプを設置し、セメンチングを行っています。ケーシングパイプは孔壁が崩れないようにするためのものです。セメンチングは20インチのパイプと26インチ径の孔の壁の間にセメントを入れてパイプと地層を固定します。
その後、BOP(暴噴防止装置)とライザーパイプの降下、BOPの設置の作業が行われましたが、いろいろトラブルがあって大変だったようです。トラブルはライザーを吊っているライザーテンショナーとBOPで生じました。ライザーパイプは坑井の海底部のウェルヘッドという36インチ(コンダクター)パイプの頂部の固定装
置に取り付けたBOPに接続されて、2000m上の「ちきゅう」のやぐらまで伸びて吊られています。ライザーパイプは水中ではほとんど重量はないと思いますが、海水の流れで曲げられたりするので、吊る力の方で調整しなければなりません。
最終的にBOPが設置されて孔井と「ちきゅう」がライザーパイプでつながったのが6/24のようです。
掘削パイプ、ライザーパイプと、井戸の中はこれまで海水が入っていましたが、掘削泥水に入れ替えられ、今後はこの掘削泥水が循環します。6/25に掘削が始まりました。
今後1510mまで12.5インチの径で掘削され、その後1510-1600mまで10インチのコア試料採取用のビットでコア試料が90m採取される予定です。このサイトでのコア試料採取はこの90mの区間だけで、その他の地質試料は掘削時に泥水と一緒にあがってくる削りくず(カッティングス)と、泥水に含まれるガス程度です。この掘削、試料採取は順調であれば1週間で終わります。
その後、検層、17インチビットで拡掘し、13-3/8インチケーシングの設置をして、検層を行い、上からケーシングハンガーとセンサーを設置して、BOP、ライザーを回収、ふたをして、この場所での作業終了となります。
この坑井は、今後孔内の物理化学的なモニタリング、将来の実験などに使われます。
「ちきゅう」の一般的な紹介としては、下記の「塩屋天体観測所」というサイトでの紹介(地球深部探査船「ちきゅう」(1)(2)(3))が写真も豊富でわかりやすいと思います。
http://www.h2.dion.ne.jp/~kazuf/sao/paorep/chikyu01.htm
現在「ちきゅう」の319次研究航海(南海地震発生帯掘削計画ステージ2の最初)が始まっており、デイリーレポートが送られてきています。
http://www.jamstec.go.jp/chikyu/jp/Expedition/NantroSEIZE/sp319_dr.html
今回、IODP(統合国際深海掘削計画)で初めてライザー掘削が行われます。一昨年、ステージ1が行われました。「ちきゅう」によるライザー掘削は試験は何回か行われていますが、IODPのために使用されるのは今回が初めてです。すばらしい成果を期待したいと思います。
いろいろトラブルがあって対処のための時間がかなりかかったようですが、結果的に数日遅れでライザーを使った掘削が始まったようです。デイリーレポートに基づいて経過をまとめてみました。
5月19日に掘削地点(C00009A、NT1-11地点、熊野海盆)での最初のジェットインで36インチ(90cm)パイプを設置して開孔ました。海底直下の柔らかい地層を、ホースの先から勢いよく水を出して孔を開けながら孔の中にホースを押し込んでいくという感じで、36インチパイプを海底下54.5mまで入れています。試料やデータはほとんど何も取れません。この浅い部分については、事前にライザーを使わない方法で試料が採取されています。
次に、その中から26インチ径のドリルビットで海底下700mまで掘削されました。
この26インチのドリルビットはマッドモーターという泥水の流れで回転させる仕組みです。24-26日で712.7mまで掘削されました。このときにはMWDという計測を行っています。
6/3に、20インチ(51cm)ケーシングパイプを設置し、セメンチングを行っています。ケーシングパイプは孔壁が崩れないようにするためのものです。セメンチングは20インチのパイプと26インチ径の孔の壁の間にセメントを入れてパイプと地層を固定します。
その後、BOP(暴噴防止装置)とライザーパイプの降下、BOPの設置の作業が行われましたが、いろいろトラブルがあって大変だったようです。トラブルはライザーを吊っているライザーテンショナーとBOPで生じました。ライザーパイプは坑井の海底部のウェルヘッドという36インチ(コンダクター)パイプの頂部の固定装
置に取り付けたBOPに接続されて、2000m上の「ちきゅう」のやぐらまで伸びて吊られています。ライザーパイプは水中ではほとんど重量はないと思いますが、海水の流れで曲げられたりするので、吊る力の方で調整しなければなりません。
最終的にBOPが設置されて孔井と「ちきゅう」がライザーパイプでつながったのが6/24のようです。
掘削パイプ、ライザーパイプと、井戸の中はこれまで海水が入っていましたが、掘削泥水に入れ替えられ、今後はこの掘削泥水が循環します。6/25に掘削が始まりました。
今後1510mまで12.5インチの径で掘削され、その後1510-1600mまで10インチのコア試料採取用のビットでコア試料が90m採取される予定です。このサイトでのコア試料採取はこの90mの区間だけで、その他の地質試料は掘削時に泥水と一緒にあがってくる削りくず(カッティングス)と、泥水に含まれるガス程度です。この掘削、試料採取は順調であれば1週間で終わります。
その後、検層、17インチビットで拡掘し、13-3/8インチケーシングの設置をして、検層を行い、上からケーシングハンガーとセンサーを設置して、BOP、ライザーを回収、ふたをして、この場所での作業終了となります。
この坑井は、今後孔内の物理化学的なモニタリング、将来の実験などに使われます。
2009年6月28日日曜日
ERSDACが全世界30mメッシュ標高データの公開
世界全域の陸上地形のデータは毛利さんが参加した2000年のスペースシャトルによる合成開口レーダーSAR観測でえられたSRTM(Shuttle Radar Topography Mission)で得られているSRTM-3という約90mメッシュとSRTM-30という900mメッシュのデータが無償で利用できる標準的なデータです。アメリカ国内域分のみですがSRTM-1という30mメッシュデータも公開されています。
一方、ERSDAC((財)資源観測解析センター)では、陸域観測技術衛星だいちALOS(2006~)のPALSAR(10mx10m)、地球資源衛星「ふよう」JERS-1(1992~1998)のSAR(18mx18m)のデータを扱っています。今回明日6/29日から30mメッシュのデータを公開するという報道がありましたが、SRTM-3の9倍、つまりSRTM-1と同等の分解能で世界中の標高データを無償公開するということなのでしょう。
日本国内の数値地形情報で従来標準的に使われている50mメッシュのデータ(数値地図50mメッシュ日本全国でCD-ROM3枚各7500円)と比べても精度も向上し、世界中のデータがこの高精度での無償公開となれば、すばらしいことだと思います。
日本の数値地形情報は、50mメッシュの他に、火山標高用の10mメッシュ、航空レーザー測量による5mメッシュ(これまで都市部中心に10地域)データがありますが、無償公開されているのは250mメッシュと1kmメッシュのデータのみだと思います。
PALSARは今も新しいデータを送ってきているので、世界中のほとんどの陸域をカバーしているとう点で有意義であると同時に、地形の変動の情報としては日本の防災にも十分役立つと思います。
一方、ERSDAC((財)資源観測解析センター)では、陸域観測技術衛星だいちALOS(2006~)のPALSAR(10mx10m)、地球資源衛星「ふよう」JERS-1(1992~1998)のSAR(18mx18m)のデータを扱っています。今回明日6/29日から30mメッシュのデータを公開するという報道がありましたが、SRTM-3の9倍、つまりSRTM-1と同等の分解能で世界中の標高データを無償公開するということなのでしょう。
日本国内の数値地形情報で従来標準的に使われている50mメッシュのデータ(数値地図50mメッシュ日本全国でCD-ROM3枚各7500円)と比べても精度も向上し、世界中のデータがこの高精度での無償公開となれば、すばらしいことだと思います。
日本の数値地形情報は、50mメッシュの他に、火山標高用の10mメッシュ、航空レーザー測量による5mメッシュ(これまで都市部中心に10地域)データがありますが、無償公開されているのは250mメッシュと1kmメッシュのデータのみだと思います。
PALSARは今も新しいデータを送ってきているので、世界中のほとんどの陸域をカバーしているとう点で有意義であると同時に、地形の変動の情報としては日本の防災にも十分役立つと思います。
2009年6月26日金曜日
好きな歌手、好きな歌 その4
藍美代子さん:「ミカンが実る頃」
藍美代子さんもベスト盤を1枚持っていました。とてもきれいな澄んだ声質で清楚な歌声が好みです。演歌風のこぶしとか、過度のビブラートが嫌いで、その反対のこのような歌いかたが好きなんですね。もちろん、チャーミングな容姿も重要でした。その後の、太田裕美さんの「木綿のハンカチーフ」や、松村和子さんの「帰ってこいよ」と似たモチーフの、ミカン畑で今日も祈る、と田舎娘が都会へ行ってしまった恋人を思う歌です。田舎育ちの私には身近な歌であるということも、ポイントでした。
むかしは、田舎が舞台の歌がかなりありましたね。もっと古くなりますが、三橋美智也の「達者でな」は大ヒットしましたが、丹精して育てた馬を売る若者の心情を歌っていますが、このような心情は今の時代の若者には想像もできないのではないでしょうか。
子供の頃、我が家では農耕用の牛を飼っており、水田の他、柿や桃や梨や野菜を作っていました。当時はこんな田舎が舞台の歌がしっくり来る人がまだまだ多かったのでしょう。高度成長期を越えてこのような歌はめっきり少なくなってしまったのですが、この藍美代子さんの歌は多くの日本人の心の原風景とも共鳴するところがあったとは思います。残念ながら小ヒットでおわり、見かけなくなってしまいました。
藍美代子さんもベスト盤を1枚持っていました。とてもきれいな澄んだ声質で清楚な歌声が好みです。演歌風のこぶしとか、過度のビブラートが嫌いで、その反対のこのような歌いかたが好きなんですね。もちろん、チャーミングな容姿も重要でした。その後の、太田裕美さんの「木綿のハンカチーフ」や、松村和子さんの「帰ってこいよ」と似たモチーフの、ミカン畑で今日も祈る、と田舎娘が都会へ行ってしまった恋人を思う歌です。田舎育ちの私には身近な歌であるということも、ポイントでした。
むかしは、田舎が舞台の歌がかなりありましたね。もっと古くなりますが、三橋美智也の「達者でな」は大ヒットしましたが、丹精して育てた馬を売る若者の心情を歌っていますが、このような心情は今の時代の若者には想像もできないのではないでしょうか。
子供の頃、我が家では農耕用の牛を飼っており、水田の他、柿や桃や梨や野菜を作っていました。当時はこんな田舎が舞台の歌がしっくり来る人がまだまだ多かったのでしょう。高度成長期を越えてこのような歌はめっきり少なくなってしまったのですが、この藍美代子さんの歌は多くの日本人の心の原風景とも共鳴するところがあったとは思います。残念ながら小ヒットでおわり、見かけなくなってしまいました。
コメディアンと政治
コメディアンだから政治に向いていないとか、逆に向いているとかいうべきではないと思います。当然ながら、人物次第です。
かつて、コロンビアトップ、西川きよし、青島幸男、横山ノックといった国会議員、知事がおられましたが、一般的な評価はネガティブだったと思います。私も同じです。人気者が世間一般にある政治や社会、生活に関する不満を取り上げて、マスメディア上でぼやいたり、素人政談で権力者を批判してみると受ける、ということはよく分かります。最近政治家の世襲が問題になっていますが、政治家に必要な、地盤、看板、カバンの中の看板を持っているということでコメディアンやプロレスラーはスタートラインが世襲政治家と似て、一般人とはかけ離れています。そのような特権を持っていて、当選できているということを肝に銘じて、謙虚であって欲しいと思います。
最近、大阪府と宮崎県の知事がコメディアン時代の人気を保ったまま、国政に関心、口出しを行っています。二人とも謙虚さが足りない傍若無人な態度が売り物で、私が嫌いなタイプです。テレビではある程度まともなコメンテイターは、新聞などと同様にバランスや客観性などを心がけてコメントしています。一方、コメディアンは断定的、強圧的、大衆受けをする表現で受けをとります。
大阪府知事(法曹人であってコメディアンではないという方もおられるでしょうが、私はコメディアンと思っています)が新型インフルエンザの厚労省のトンチンカンな対応ぶりを変えさせたことは評価したいと思います。
コメディアンが人気を持っていて、国政に出てきても、批判することのみでは野党の遠吠えと同じですし、与党の場合にも親分のいうなりに動くだけでは、政治家として何かをすることはできないわけです。政治をする、政策を作り実現するということは、限られた予算、政府組織、官僚、政府周辺の諸組織の資源を、何に振り向けるかを決めていくことです。何かをするためには何かを止めたり、予算を減らしたりしなければならない、八方美人では何も解決されないのです。利害関係者の調整を行い、時代、環境に則した本当に意味のある政策を進めていく見識と実行力、調整力を持った政治家だけが存在意義があるのだと思います。優れた政治家は、新たな政策で損をする支持者もつなぎ止め、不支持者をも賛同させる力を持っています。自治体の知事や市長は、国政での1議員とは違って、小さいながらも大統領的な権限を持っていますので、政治家としての器量を示すにはよい場だと思います。一方、十分な利害の調整が出来ないでも支持率が高いとかなり一方的な政策も出来てしまうのです。
例の人気があった元首相は、内容の割にやけに支持率が高かったですが、痛みがあっても改革が必要だという政策を実現したのはたいしたものだと思います。この人もコメディアン風の世襲政治家だった。今になって、だまされていたとかいう意見を時に見ますが、政治家や政策を判断する時に、ブーム、バブルであることを十分理解していればだまされることはないと思います。
コメディアンだから政治家としての能力や見識があるとかないとかはもちろん決まらないですが、人気を頼りに一方的に好きなことばかりやられるというのではたまりません。話題の中心にいる2人の知事にはもっと謙虚であって欲しいと思います。
かつて、コロンビアトップ、西川きよし、青島幸男、横山ノックといった国会議員、知事がおられましたが、一般的な評価はネガティブだったと思います。私も同じです。人気者が世間一般にある政治や社会、生活に関する不満を取り上げて、マスメディア上でぼやいたり、素人政談で権力者を批判してみると受ける、ということはよく分かります。最近政治家の世襲が問題になっていますが、政治家に必要な、地盤、看板、カバンの中の看板を持っているということでコメディアンやプロレスラーはスタートラインが世襲政治家と似て、一般人とはかけ離れています。そのような特権を持っていて、当選できているということを肝に銘じて、謙虚であって欲しいと思います。
最近、大阪府と宮崎県の知事がコメディアン時代の人気を保ったまま、国政に関心、口出しを行っています。二人とも謙虚さが足りない傍若無人な態度が売り物で、私が嫌いなタイプです。テレビではある程度まともなコメンテイターは、新聞などと同様にバランスや客観性などを心がけてコメントしています。一方、コメディアンは断定的、強圧的、大衆受けをする表現で受けをとります。
大阪府知事(法曹人であってコメディアンではないという方もおられるでしょうが、私はコメディアンと思っています)が新型インフルエンザの厚労省のトンチンカンな対応ぶりを変えさせたことは評価したいと思います。
コメディアンが人気を持っていて、国政に出てきても、批判することのみでは野党の遠吠えと同じですし、与党の場合にも親分のいうなりに動くだけでは、政治家として何かをすることはできないわけです。政治をする、政策を作り実現するということは、限られた予算、政府組織、官僚、政府周辺の諸組織の資源を、何に振り向けるかを決めていくことです。何かをするためには何かを止めたり、予算を減らしたりしなければならない、八方美人では何も解決されないのです。利害関係者の調整を行い、時代、環境に則した本当に意味のある政策を進めていく見識と実行力、調整力を持った政治家だけが存在意義があるのだと思います。優れた政治家は、新たな政策で損をする支持者もつなぎ止め、不支持者をも賛同させる力を持っています。自治体の知事や市長は、国政での1議員とは違って、小さいながらも大統領的な権限を持っていますので、政治家としての器量を示すにはよい場だと思います。一方、十分な利害の調整が出来ないでも支持率が高いとかなり一方的な政策も出来てしまうのです。
例の人気があった元首相は、内容の割にやけに支持率が高かったですが、痛みがあっても改革が必要だという政策を実現したのはたいしたものだと思います。この人もコメディアン風の世襲政治家だった。今になって、だまされていたとかいう意見を時に見ますが、政治家や政策を判断する時に、ブーム、バブルであることを十分理解していればだまされることはないと思います。
コメディアンだから政治家としての能力や見識があるとかないとかはもちろん決まらないですが、人気を頼りに一方的に好きなことばかりやられるというのではたまりません。話題の中心にいる2人の知事にはもっと謙虚であって欲しいと思います。
ワイヤレス給電
2009年6月26日の、朝日新聞"eb版によると
「電波政策懇談会」(座長・土居範久中央大教授)が実用化が見込める技術分野を検討。立体テレビなどの高度無線端末▽ネットワーク無線家電▽無線による事故防止システム▽小型カプセル内視鏡などの医療無線システム▽高速大容量の無線ネットワークの5分野を戦略プロジェクトに決めた。
そうです。
電波の利用で、コードなし冷蔵庫、炊飯器などが実現するということが書いてあるのですが、ネットワーク無線家電というのは、冷蔵庫ならネットワークを利用して庫内物品の在庫管理などの機能を持ついわゆるインテリジェント家電のことだと思っていました。何年か前にインターネットで家電がつながったら、テレビで送られるレシピと冷蔵庫の中の食品在庫からメニューを提案するといったポンチ絵があったような気がします。
ということで、家電をネットに載せてサービスをするというのは現実の技術で今や驚くことはないですが、電源コード無しで使える冷蔵庫や炊飯器には驚きました。冷蔵庫や炊飯器の数百Wの電力を無線で送る技術がそろそろ現実的になってきたのでしょうか。
例によって、技術動向を読めない新聞記者が誤解をしてインテリジェント家電のワイヤレスインターネット接続と無線電源供給をごっちゃにして間違えたのかと思いましたが、上記「電波政策懇談会」の資料を見てみると、家電の無線給電もたしかに話に出ているようです。
日経BPの記事で、東芝が上記懇談会にワイヤレス給電の検討を提案したと出ていて、まったくの夢物語ではないのかもしれないと思い始めました。ただし、3つの課題とかいうのには、距離数mmで数十Wの電磁誘導給電というすでに実用化している技術の改良の話も入っています。数m数百Wの給電についてはMITが開発したresonant induction 共鳴誘導方式というのでしょうか、方式の検討となっていて、これが本命のようです。
Web上には、すでに、インテルがどこかでワイヤレス電球を点灯させたという記事もありますし、英語版Wikipeidaにはwireless energy transferという項目があって、resonant inductionも解説されています。
楽しみです。
「電波政策懇談会」(座長・土居範久中央大教授)が実用化が見込める技術分野を検討。立体テレビなどの高度無線端末▽ネットワーク無線家電▽無線による事故防止システム▽小型カプセル内視鏡などの医療無線システム▽高速大容量の無線ネットワークの5分野を戦略プロジェクトに決めた。
そうです。
電波の利用で、コードなし冷蔵庫、炊飯器などが実現するということが書いてあるのですが、ネットワーク無線家電というのは、冷蔵庫ならネットワークを利用して庫内物品の在庫管理などの機能を持ついわゆるインテリジェント家電のことだと思っていました。何年か前にインターネットで家電がつながったら、テレビで送られるレシピと冷蔵庫の中の食品在庫からメニューを提案するといったポンチ絵があったような気がします。
ということで、家電をネットに載せてサービスをするというのは現実の技術で今や驚くことはないですが、電源コード無しで使える冷蔵庫や炊飯器には驚きました。冷蔵庫や炊飯器の数百Wの電力を無線で送る技術がそろそろ現実的になってきたのでしょうか。
例によって、技術動向を読めない新聞記者が誤解をしてインテリジェント家電のワイヤレスインターネット接続と無線電源供給をごっちゃにして間違えたのかと思いましたが、上記「電波政策懇談会」の資料を見てみると、家電の無線給電もたしかに話に出ているようです。
日経BPの記事で、東芝が上記懇談会にワイヤレス給電の検討を提案したと出ていて、まったくの夢物語ではないのかもしれないと思い始めました。ただし、3つの課題とかいうのには、距離数mmで数十Wの電磁誘導給電というすでに実用化している技術の改良の話も入っています。数m数百Wの給電についてはMITが開発したresonant induction 共鳴誘導方式というのでしょうか、方式の検討となっていて、これが本命のようです。
Web上には、すでに、インテルがどこかでワイヤレス電球を点灯させたという記事もありますし、英語版Wikipeidaにはwireless energy transferという項目があって、resonant inductionも解説されています。
楽しみです。
2009年6月19日金曜日
English as a Second Language, ESL PodCast
Pod Castでラジオ番組と英語教材を聴いているが、英語教材ではESL PodCastが良いです。
Net上でもたくさん、このPodCastを薦めているサイトやブログがあります。
無料であること、
かなり頻繁に更新されること、
Webサイトでスクリプトが提供されていること、
身近で興味深い話題が取り上げられていること、
といった特長があり、今私が知る限りで、ラジオ、テレビの語学番組、VOA、NPR、BBCのESL向け番組、有料教材も含めて、最良の英語教材だと思います。
casterのJeffさんがアメリカの歴史や社会、都市などについて語るEnglish Cafeは週に1回、会話形式の生活、ビジネス、旅行、健康、娯楽などの教材が週に2回、配信されます。
Net上の紹介では、遅すぎるとか易しすぎるという記述がありますが、確かにアメリカ人とのコミュニケーションに苦労しない上級者にはそうかもしれません。しかし、そのような方々は組織だった教材より、新聞や雑誌を読んで、CNNやNPRを視聴したほうが元々良いでしょう。Net上で意見を表明するような人は、かなり英語にも自信を持っている人が多いのではないかと思います。
私の意見では日本人向けの多くの英語教材と比べると標準的でしょう。発音は明瞭で、スピードはナチュラルよりはかなり遅いのですが、この教材が分かりすぎて興味が持てないという方は、日本人にはかなり少なく、上級者の入り口にいる人でしょう。私には少し難しい程度で、何回か聴けば大体内容が分かります。私はTOEICの所内の非公式なテストを2回受けたことがありますが850点、855点でした。これは非ネイティブとして今ひとつという評価でした。当所では、この点では若い人では普通、私の年代では良い方です。所内ではほぼ標準的というところでしょう。
私は日本人では中級者の中程度、世界のESL学習者の中では初級者の上程度です。職業柄たまにアメリカ人などの講演を聴いたり、会議に参加したりしますが、スライドを使ったプレゼンを聴くといった場合は見て読んだ情報に耳からはいる情報を肉付けするということで済むので良いですが、会議で議論が進んでいくような場合にはちゃんと聞き取れないのでほとんど意味が取れなくなってしまいいつも困っています。私程度では英語がわかるとか使えるとかいった水準には遙かに及ばないということです。
聞き取れないのは、スピードと共に語彙力が不足しているからです。この教材ではちょっと難しい語彙について易しく言い換えたりして説明してくれます。たぶん、この教材を1回聴いて全体の意味がちゃんと取れる人はTOEICで900点は越えると思います。なんとか、その域にたどり着きたいと思って努力していきたいと思います。
Net上でもたくさん、このPodCastを薦めているサイトやブログがあります。
無料であること、
かなり頻繁に更新されること、
Webサイトでスクリプトが提供されていること、
身近で興味深い話題が取り上げられていること、
といった特長があり、今私が知る限りで、ラジオ、テレビの語学番組、VOA、NPR、BBCのESL向け番組、有料教材も含めて、最良の英語教材だと思います。
casterのJeffさんがアメリカの歴史や社会、都市などについて語るEnglish Cafeは週に1回、会話形式の生活、ビジネス、旅行、健康、娯楽などの教材が週に2回、配信されます。
Net上の紹介では、遅すぎるとか易しすぎるという記述がありますが、確かにアメリカ人とのコミュニケーションに苦労しない上級者にはそうかもしれません。しかし、そのような方々は組織だった教材より、新聞や雑誌を読んで、CNNやNPRを視聴したほうが元々良いでしょう。Net上で意見を表明するような人は、かなり英語にも自信を持っている人が多いのではないかと思います。
私の意見では日本人向けの多くの英語教材と比べると標準的でしょう。発音は明瞭で、スピードはナチュラルよりはかなり遅いのですが、この教材が分かりすぎて興味が持てないという方は、日本人にはかなり少なく、上級者の入り口にいる人でしょう。私には少し難しい程度で、何回か聴けば大体内容が分かります。私はTOEICの所内の非公式なテストを2回受けたことがありますが850点、855点でした。これは非ネイティブとして今ひとつという評価でした。当所では、この点では若い人では普通、私の年代では良い方です。所内ではほぼ標準的というところでしょう。
私は日本人では中級者の中程度、世界のESL学習者の中では初級者の上程度です。職業柄たまにアメリカ人などの講演を聴いたり、会議に参加したりしますが、スライドを使ったプレゼンを聴くといった場合は見て読んだ情報に耳からはいる情報を肉付けするということで済むので良いですが、会議で議論が進んでいくような場合にはちゃんと聞き取れないのでほとんど意味が取れなくなってしまいいつも困っています。私程度では英語がわかるとか使えるとかいった水準には遙かに及ばないということです。
聞き取れないのは、スピードと共に語彙力が不足しているからです。この教材ではちょっと難しい語彙について易しく言い換えたりして説明してくれます。たぶん、この教材を1回聴いて全体の意味がちゃんと取れる人はTOEICで900点は越えると思います。なんとか、その域にたどり着きたいと思って努力していきたいと思います。
2009年6月18日木曜日
好きな歌手、好きな歌 その3
YouTubeで改めて視聴して、若い頃の好みを再確認しているような感じです。
岡田奈々さん:「青春の坂道」「手編みのプレゼント」
レコードを買うところまでのファンではなかったですが、故郷がある程度近いこともあって好きなアイドルでした。学生時代はテレビを持っていなかったので、テレビは食堂で見るか、帰省した時に見るかだけでしたが、美人アイドルだというのは有名でした。学生時代にパチンコの景品!に岡田奈々さんのパネルがあったので入手して、殺風景な4畳半の下宿、神奈川、茨城と引っ越しのたびに持っていっては10年くらいの間ずっといつも部屋に飾っていました。結婚を機に心の中で泣きながら処分しました。YouTubeでは美少女アイドルぶりがよく分かります。歌は特にお上手とはいえないですが、曲が良いこともあって何度聞いてもあきないです。最近テレビでもたまに見かけますが、相変わらず美しい方です。
西島三重子さん:「池上線」
私が好きな歌手の中で岩崎宏美さんについで2番目に好きな歌手となると西島三重子さんです。LPとミュージックテープで5枚程度(私の場合は入れ込んでいてもこの程度!)買いました。若い頃長い出張でカセットテープを30本ほど持って行っていましたが、他のものはある程度聴くと飽きてしまいますが、岩崎宏美さんと西島三重子さんの歌は飽きないので、本当に何回も聴きました。YouTubeでは池上線の他はあまり聴けないですが、「喜劇通り」「かもめより白い心で」「水色の季節の風」「朝顔」「スパゲッティラグタイム」「千登勢橋」「かげろう坂」「鬼無里の道」といった好きな曲がいっぱいあります。ちょっと暗いですが、傷つきやすい青春の恋を歌った曲が多いですが、憂いを含んだ声がぴったりなんですね。現在は結婚され静岡県に住んで歌手活動も続けておられ、お元気でご自身のブログで活躍の様子をうかがうことが出来ます。
「池上線」は朝日新聞の「うたの旅人」の最初の方で取り上げられ、歌詞では女性が主役ですが、男性の作詞者が留学で海外にいくために恋人と別れたという自分の体験を歌にしたのだそうです。彼を待っていてくれなかった恋人を記者が見つけてきてコメントをとっていました。離れていたのでどうせあてにしていないと思って別の人と結婚した、といった話です。ところが作詞者はずっと彼女を思ったまま、数十年たっているのに未だに一人でいるという悲恋物語になっていたのでした。女性の方は、彼も別の人と暮らしていると思っていたようです。この記事を読んで心境の変化はあったのでしょうか。
久保田早紀さん:「異邦人~シルクロードのテーマ」
いかにも中近東のバザールを歩いているようなエキゾチックな雰囲気の曲で大ヒットしましたね。最初聴いたときにはてっきり洋楽だと思っていました。20年ほどの間、たまにラジオで聴くだけで、そのたびに良い曲だなと思っていました。YouTubeでは夜のヒットスタジオやベストテンの録画が鑑賞できますが、音程やテンポが乱れることがしばしばあり、残念ながら歌手としての力は最上級とはいえないと思います。レコードの音源がアップされているものではさすがに乱れもなく、伴奏もダイナミックで雰囲気が良く出ています。久保田さんのヒット曲はこの1曲で、しばしばいわれる「この人この曲」という感じになってしまっていますが、これだけの大ヒットに恵まれる歌手はとても少ないのですからね。その後ゴスペル歌手としてキリスト教会などでのコンサートを中心に活動しておられるとのことです。
岡田奈々さん:「青春の坂道」「手編みのプレゼント」
レコードを買うところまでのファンではなかったですが、故郷がある程度近いこともあって好きなアイドルでした。学生時代はテレビを持っていなかったので、テレビは食堂で見るか、帰省した時に見るかだけでしたが、美人アイドルだというのは有名でした。学生時代にパチンコの景品!に岡田奈々さんのパネルがあったので入手して、殺風景な4畳半の下宿、神奈川、茨城と引っ越しのたびに持っていっては10年くらいの間ずっといつも部屋に飾っていました。結婚を機に心の中で泣きながら処分しました。YouTubeでは美少女アイドルぶりがよく分かります。歌は特にお上手とはいえないですが、曲が良いこともあって何度聞いてもあきないです。最近テレビでもたまに見かけますが、相変わらず美しい方です。
西島三重子さん:「池上線」
私が好きな歌手の中で岩崎宏美さんについで2番目に好きな歌手となると西島三重子さんです。LPとミュージックテープで5枚程度(私の場合は入れ込んでいてもこの程度!)買いました。若い頃長い出張でカセットテープを30本ほど持って行っていましたが、他のものはある程度聴くと飽きてしまいますが、岩崎宏美さんと西島三重子さんの歌は飽きないので、本当に何回も聴きました。YouTubeでは池上線の他はあまり聴けないですが、「喜劇通り」「かもめより白い心で」「水色の季節の風」「朝顔」「スパゲッティラグタイム」「千登勢橋」「かげろう坂」「鬼無里の道」といった好きな曲がいっぱいあります。ちょっと暗いですが、傷つきやすい青春の恋を歌った曲が多いですが、憂いを含んだ声がぴったりなんですね。現在は結婚され静岡県に住んで歌手活動も続けておられ、お元気でご自身のブログで活躍の様子をうかがうことが出来ます。
「池上線」は朝日新聞の「うたの旅人」の最初の方で取り上げられ、歌詞では女性が主役ですが、男性の作詞者が留学で海外にいくために恋人と別れたという自分の体験を歌にしたのだそうです。彼を待っていてくれなかった恋人を記者が見つけてきてコメントをとっていました。離れていたのでどうせあてにしていないと思って別の人と結婚した、といった話です。ところが作詞者はずっと彼女を思ったまま、数十年たっているのに未だに一人でいるという悲恋物語になっていたのでした。女性の方は、彼も別の人と暮らしていると思っていたようです。この記事を読んで心境の変化はあったのでしょうか。
久保田早紀さん:「異邦人~シルクロードのテーマ」
いかにも中近東のバザールを歩いているようなエキゾチックな雰囲気の曲で大ヒットしましたね。最初聴いたときにはてっきり洋楽だと思っていました。20年ほどの間、たまにラジオで聴くだけで、そのたびに良い曲だなと思っていました。YouTubeでは夜のヒットスタジオやベストテンの録画が鑑賞できますが、音程やテンポが乱れることがしばしばあり、残念ながら歌手としての力は最上級とはいえないと思います。レコードの音源がアップされているものではさすがに乱れもなく、伴奏もダイナミックで雰囲気が良く出ています。久保田さんのヒット曲はこの1曲で、しばしばいわれる「この人この曲」という感じになってしまっていますが、これだけの大ヒットに恵まれる歌手はとても少ないのですからね。その後ゴスペル歌手としてキリスト教会などでのコンサートを中心に活動しておられるとのことです。
2009年6月17日水曜日
好きな歌手、好きな歌 その2
YouTubeで鑑賞可能ななつかしい曲
西崎みどりさん:「旅愁」
1974年の歌だそうですが、最近の着物姿で歌っておられる動画が鑑賞できます。35年前にもすばらしく美しい少女でしたが、相変わらずの美しさに感動します。
兼田みえ子さん:「2月12日の手紙「ひとり…」」
走れ歌謡曲のパーソナリティだった兼田みえ子さんの歌ですね。70年前後にたまに聴きました。まさに私も青春時代でしたね。普段は起きていないので、たまにしか聴けませんでしたね。「私もあなたと泣いていい?」という曲も同じくらい流行りました。
朝倉理恵さん:「あの場所から」「坂の上のアパート」
シングルレコードを買ってよく聴きました。どうも、美人で声がきれいな歌手が好きでしたね。「あの場所から」はKとブルンネンというデュエットの歌もあるのですが、かわいらしいさで圧勝でしょう。声がすばらしくきれいですが、か細いので、大ヒットとはいかなかったのが残念です。
森田由美恵さん:「潮風の吹く町」
ラジオで聴いてすぐに好きになりました。東北の海辺で育って、親をおいて都会に出てきた娘が母を想う哀歌ですね。テレビでも何回か見ているのですが、顔が思い浮かびません。
塚田三喜夫さん:「五月のバラ」
LPを持っていたブレンダ・リーさんが日本語で歌っていた「五月のバラ」の元歌です。いかにもシャンソンというしゃれた曲ですが、川口真さんという日本人の作曲でした。ブレンダ・リーさんが歌っているものは見つけられませんでした。
ヴィッキーさん:「悲しき天使」
田舎育ちで、中学の頃はレコード店には縁がありませんでした。高校生になって学校の近くのレコード店で少しずつレコードを買いました。10年以上前に捨ててしまっていますが、初めて買ったのがポールモーリアの「恋はみずいろ/シバの女王」、2枚目がビートルズの「ヘイジュード/レボリューション」。少ない金で買うので最初は両A面のようなものを買いましたね。「悲しき天使」が3枚目かなと思います。
シルヴィ・バルタンさん:「あなたのとりこ」
4枚目に買ったような気がします。やはり美人に弱い。フランス語の甘い発音にも弱いです。フランスのトップアイドル歌手ですが、交通事故で大けがをおった後に復活した時の曲だったと思います。「悲しみの兵士」、「アイドルを探せ」も好きですね。「アイドルを探せ」が一番ヒットしたと思いますが、映画になっていて、テレビで見たことがあります。シルヴィさんは、歌手でこの歌を歌うという役でした。
岩崎宏美さん・辛島美登里さん:「愛すること」
私が一番好きな歌手はなんといっても岩崎宏美さんです。私の就職前後にアイドルとして全盛期でした。アイドルでかわいらしいのはもちろんですが、つやのあるよくのびる声が魅力です。オリジナル曲は名曲揃いですが、ライブなどで聴くカバーしている洋楽のセンスなども私の好みにしっくりあっています。
就職して関東に来たので、4回ほどコンサートに行きました。本当に入れ込んでいるファンの方は何十回も行っているでしょうから全く自慢にはなりませんが、私は他にコンサートというものにはほとんど行ったことがないのです。けちなだけですが。
2年もしないで関東でも奥つ方に引っ越してからは、コンサートも行かず10枚くらいLPやミュージックカセットを買って楽しんでいたのですが、ここ10年近くはほとんど聴かないでいました。YouTubeなどでその後の曲を見つけて聴くと、すばらしい曲をたくさん聞き逃してきたことがわかりました。少しは応援しようとCDも買いましたが、YouTubeに上がっている曲はほぼ全てダウンロードしてコレクションしています。
YouTubeで集めた曲は今200曲以上になっています。LPやCDで持っていなかった曲、テレビだけで歌われた曲などがずいぶん集まりました。「愛すること」は辛島美登里さんの曲でテレビでお二人がデュエットしておられる曲が上がっていますが、本当にすばらしい名演です。これはテレビを見逃した人にはネットがあってはじめて出会えたわけで良い時代になったと思います。
岩崎宏美さんは最近結婚もされて公私ともに充実しておられるようで、30年ぶりにいつかまたライブに行きたいなと思っています。
西崎みどりさん:「旅愁」
1974年の歌だそうですが、最近の着物姿で歌っておられる動画が鑑賞できます。35年前にもすばらしく美しい少女でしたが、相変わらずの美しさに感動します。
兼田みえ子さん:「2月12日の手紙「ひとり…」」
走れ歌謡曲のパーソナリティだった兼田みえ子さんの歌ですね。70年前後にたまに聴きました。まさに私も青春時代でしたね。普段は起きていないので、たまにしか聴けませんでしたね。「私もあなたと泣いていい?」という曲も同じくらい流行りました。
朝倉理恵さん:「あの場所から」「坂の上のアパート」
シングルレコードを買ってよく聴きました。どうも、美人で声がきれいな歌手が好きでしたね。「あの場所から」はKとブルンネンというデュエットの歌もあるのですが、かわいらしいさで圧勝でしょう。声がすばらしくきれいですが、か細いので、大ヒットとはいかなかったのが残念です。
森田由美恵さん:「潮風の吹く町」
ラジオで聴いてすぐに好きになりました。東北の海辺で育って、親をおいて都会に出てきた娘が母を想う哀歌ですね。テレビでも何回か見ているのですが、顔が思い浮かびません。
塚田三喜夫さん:「五月のバラ」
LPを持っていたブレンダ・リーさんが日本語で歌っていた「五月のバラ」の元歌です。いかにもシャンソンというしゃれた曲ですが、川口真さんという日本人の作曲でした。ブレンダ・リーさんが歌っているものは見つけられませんでした。
ヴィッキーさん:「悲しき天使」
田舎育ちで、中学の頃はレコード店には縁がありませんでした。高校生になって学校の近くのレコード店で少しずつレコードを買いました。10年以上前に捨ててしまっていますが、初めて買ったのがポールモーリアの「恋はみずいろ/シバの女王」、2枚目がビートルズの「ヘイジュード/レボリューション」。少ない金で買うので最初は両A面のようなものを買いましたね。「悲しき天使」が3枚目かなと思います。
シルヴィ・バルタンさん:「あなたのとりこ」
4枚目に買ったような気がします。やはり美人に弱い。フランス語の甘い発音にも弱いです。フランスのトップアイドル歌手ですが、交通事故で大けがをおった後に復活した時の曲だったと思います。「悲しみの兵士」、「アイドルを探せ」も好きですね。「アイドルを探せ」が一番ヒットしたと思いますが、映画になっていて、テレビで見たことがあります。シルヴィさんは、歌手でこの歌を歌うという役でした。
岩崎宏美さん・辛島美登里さん:「愛すること」
私が一番好きな歌手はなんといっても岩崎宏美さんです。私の就職前後にアイドルとして全盛期でした。アイドルでかわいらしいのはもちろんですが、つやのあるよくのびる声が魅力です。オリジナル曲は名曲揃いですが、ライブなどで聴くカバーしている洋楽のセンスなども私の好みにしっくりあっています。
就職して関東に来たので、4回ほどコンサートに行きました。本当に入れ込んでいるファンの方は何十回も行っているでしょうから全く自慢にはなりませんが、私は他にコンサートというものにはほとんど行ったことがないのです。けちなだけですが。
2年もしないで関東でも奥つ方に引っ越してからは、コンサートも行かず10枚くらいLPやミュージックカセットを買って楽しんでいたのですが、ここ10年近くはほとんど聴かないでいました。YouTubeなどでその後の曲を見つけて聴くと、すばらしい曲をたくさん聞き逃してきたことがわかりました。少しは応援しようとCDも買いましたが、YouTubeに上がっている曲はほぼ全てダウンロードしてコレクションしています。
YouTubeで集めた曲は今200曲以上になっています。LPやCDで持っていなかった曲、テレビだけで歌われた曲などがずいぶん集まりました。「愛すること」は辛島美登里さんの曲でテレビでお二人がデュエットしておられる曲が上がっていますが、本当にすばらしい名演です。これはテレビを見逃した人にはネットがあってはじめて出会えたわけで良い時代になったと思います。
岩崎宏美さんは最近結婚もされて公私ともに充実しておられるようで、30年ぶりにいつかまたライブに行きたいなと思っています。
2009年6月16日火曜日
好きな歌手、好きな歌
いい年になっているので、最近の歌は良さがよく分からない。その分、昔の歌がなつかしい。
今はYouTube(と不規則投稿者)のおかげで昔の歌手の昔の歌や、昔の歌手がどこかで歌い続けているのを聴くことが出来る。私が知っている程度の洋楽ならばYouTubeで見つからないものの方がめずらしい。
金を出してCDやDVDを買わないで、盗み見ているというのでは、ファンと名乗ることも出来ないですが、好きな曲や昔聴いて気になったのにその後聴く機会がなかった、なつかしい歌をYouTubeで久しぶりに聴くのはとてもうれしいです。
沢田聖子さん:「シオン」
30年前のオリジナルのレコード音源と比較的最近のコンサートで歌っている映像と共に鑑賞できる。昔のミュージックカセット「坂道の少女」で何回も聴いた想い出の曲です。当時はかわいいばかりでしたが、最近もとてもきれいで、歌声の伸びもすばらしいです。
アラ・プガチョワAlla Pugachevaさん:「百万本のバラ」
動画は特に見たくなかったけれど、昔ラジオで聴いて耳に残っていて聴きたかった歌です。加藤登紀子さんが日本ではやらせましたが、元歌の「トビビリョン トビリリョン」というところが気持ちいいんです。
ジリオラ・チンクェッティGigliola Cinquettiさん:Dio come ti amo「愛は限りなく」
沢田研二さんなどがカバーされていますが、大好きな岩崎宏美さんのライブの歌で最初に知りました。
ナナ・ムスクーリNana Mouskouriさん:Amazing grace 「アメージング・グレース」
35年ほど前、大学に入ってしばらくして2枚組のライブLPを買って聴いていました。世界的な人気がある透明な美しい声の歌手でYouTubeには1920件と大量にアップされています。実は一番聴いてみたいのは「伝説の島」という曲ですが、これはまだ見つかりません。
ミレーユ・マチューMireille Mathieuさん:Pardonne-moi ce caprice d'enfant「気まぐれを許して」
ベスト盤のLPを買って聴いていました。ナナ・ムスクーリさんの水が流れるようななめらかな歌い方ではなく、声を張り上げる情熱的な歌い方です。年をとるとつらいのではないかと思います。フランスの国民的な歌手で、国歌のラマルセイエーズ La marseillaiseを歌っている動画がいくつかあります。1989年にエッフェル塔の下で軍楽隊と一緒に歌っているもの。2007年のサルコジ大統領選出の時?一緒に歌っているもの(声を張り上げていますが、さすがに出なくなっていてつらいです。サルコジさんと並んでいるとミレーユがずいぶん小さいことに驚きます)。
マイルス・デイビスMiles Davisさん:Milestones
これもベスト盤を1枚持っていただけですが、好きな曲です。Milesさんの音という曲名がしゃれています。彼の全盛期の演奏だと思います。
The Dave Brubeck Quartet:Take Five
デイブ・ブルーベックもベスト盤を1枚持っていました。この人この曲という感じで知られている有名な曲ですが、5拍子というのが面白いのと、ちょっと休むという意味の題名がしゃれていますね。
今はYouTube(と不規則投稿者)のおかげで昔の歌手の昔の歌や、昔の歌手がどこかで歌い続けているのを聴くことが出来る。私が知っている程度の洋楽ならばYouTubeで見つからないものの方がめずらしい。
金を出してCDやDVDを買わないで、盗み見ているというのでは、ファンと名乗ることも出来ないですが、好きな曲や昔聴いて気になったのにその後聴く機会がなかった、なつかしい歌をYouTubeで久しぶりに聴くのはとてもうれしいです。
沢田聖子さん:「シオン」
30年前のオリジナルのレコード音源と比較的最近のコンサートで歌っている映像と共に鑑賞できる。昔のミュージックカセット「坂道の少女」で何回も聴いた想い出の曲です。当時はかわいいばかりでしたが、最近もとてもきれいで、歌声の伸びもすばらしいです。
アラ・プガチョワAlla Pugachevaさん:「百万本のバラ」
動画は特に見たくなかったけれど、昔ラジオで聴いて耳に残っていて聴きたかった歌です。加藤登紀子さんが日本ではやらせましたが、元歌の「トビビリョン トビリリョン」というところが気持ちいいんです。
ジリオラ・チンクェッティGigliola Cinquettiさん:Dio come ti amo「愛は限りなく」
沢田研二さんなどがカバーされていますが、大好きな岩崎宏美さんのライブの歌で最初に知りました。
ナナ・ムスクーリNana Mouskouriさん:Amazing grace 「アメージング・グレース」
35年ほど前、大学に入ってしばらくして2枚組のライブLPを買って聴いていました。世界的な人気がある透明な美しい声の歌手でYouTubeには1920件と大量にアップされています。実は一番聴いてみたいのは「伝説の島」という曲ですが、これはまだ見つかりません。
ミレーユ・マチューMireille Mathieuさん:Pardonne-moi ce caprice d'enfant「気まぐれを許して」
ベスト盤のLPを買って聴いていました。ナナ・ムスクーリさんの水が流れるようななめらかな歌い方ではなく、声を張り上げる情熱的な歌い方です。年をとるとつらいのではないかと思います。フランスの国民的な歌手で、国歌のラマルセイエーズ La marseillaiseを歌っている動画がいくつかあります。1989年にエッフェル塔の下で軍楽隊と一緒に歌っているもの。2007年のサルコジ大統領選出の時?一緒に歌っているもの(声を張り上げていますが、さすがに出なくなっていてつらいです。サルコジさんと並んでいるとミレーユがずいぶん小さいことに驚きます)。
マイルス・デイビスMiles Davisさん:Milestones
これもベスト盤を1枚持っていただけですが、好きな曲です。Milesさんの音という曲名がしゃれています。彼の全盛期の演奏だと思います。
The Dave Brubeck Quartet:Take Five
デイブ・ブルーベックもベスト盤を1枚持っていました。この人この曲という感じで知られている有名な曲ですが、5拍子というのが面白いのと、ちょっと休むという意味の題名がしゃれていますね。
誰が電気自動車を殺したか?
誰が電気自動車を殺したか?というドキュメンタリー映画があるそうです。見ていないので何か言ってもあまり説得力がないですが…
GMが90年に開発製造して97年からリースしていたEV車の製造を2003年に止めてしまった原因を、ガソリン車が無くなると困る石油業界による妨害によるものだと示唆して、そのような妨害がなければGMは環境先進的な車メーカーとして君臨していた可能性があるといいたい話のようです。速い、静かといったすばらしい性能で、映画俳優などのセレブに人気があったのに、GMが止めてしまったのは陰謀のせいだ…
ネットでこの映画についてふれているブログなどを見ると、判で押したように石油業界の圧力で、10年以上前にすでに実用的で人気があったEVを葬ってしまった、と納得しているものばかりです。そんなはずはない。ブログなどで語られているような内容なら、この映画の主張は全くのトンデモです。明らかに実用的でなかったからこそ消えたのです。
最近三菱が世界初のEV車の市販をするというので話題になっていますが、20年近く前のEV1はまともな電気自動車であったのでしょうか。高すぎて市販できずリースをしていたEV1は市販すると困るほど、100kmから200kmしか走れない、数年で電池の寿命がくる、何倍も値段が高いといったエンジン車ではありえない欠陥品だったはずです。
電気自動車が速く静かに走ることができるというのは当たり前です。慶応大のEliicaという8輪のスーパーEVは走行性能はすごいらしいです。小泉元首相が試乗して喜んでいた報道がありました。3000万円くらいで市販するそうです。Ellicaのような車は世の中にはあまり関係がありません。エコカーでも未来の車でもないです。
映画も見ていないし、EV1も見たことが無くても明らかで、EV1が実用的でなかったのは電池技術が未熟だったからです。EV1は当初鉛蓄電池、次にニッケル水素電池を積んでいました。この7月から市販されるという三菱のi MiEVは軽自動車がベースで、リチウム電池を積んでおり、460万円で、フル充電で100km程度の走行距離だそうです。他人の金で買うことが出来る法人、官庁で実験的に使うのは良いでしょうが、個人で使うには1/3以下のコストになるまでは無理でしょう。それも2台目、3台目の買い物用、近所用専用の車としてです。
電気自動車の技術はEV1以前からありましたが、エンジン自動車に対抗できるような実用的な電気自動車は、これまでにはありませんでした。三菱の電気自動車も大衆が買うようになるまでには10年以上かかると思います。石油業界の妨害など無くてもEV1が勝ち残るチャンスがなかったことは間違いないと思います。
トヨタのプリウスは新しい3代目もニッケル水素電池を使っています。リチウム電池の方がエネルギー密度が高く性能は高いのですが、ノートPCのバッテリーが発火事故を起こしたように製造、管理が難しく、自動車のような悪環境で使う場合にはまだ信頼性がよく分かっていないと想像するのですが、三菱は大丈夫でしょうか。
三菱のi MiEVは5年くらい先には量産効果で黒字にしたいそうです。補助金が140万も出て300万程度で買えるそうですが、300万の使いにくい軽自動車が売れるとは思えません。5年も持たずにあきらめるだろうと予想しておきたいと思います。140万の補助金は無駄遣いと思います。
プリウスは市販されるようになってから10年以上たちますが大きな問題もなくやってきました。これは本当に大変なことだと思いますね。十分な台数の製造ができて、今の価格で利益が出せるのなら、これから10年くらいは乗用車の市場はハイブリッド車中心になるのは間違いないと思います。
GMが90年に開発製造して97年からリースしていたEV車の製造を2003年に止めてしまった原因を、ガソリン車が無くなると困る石油業界による妨害によるものだと示唆して、そのような妨害がなければGMは環境先進的な車メーカーとして君臨していた可能性があるといいたい話のようです。速い、静かといったすばらしい性能で、映画俳優などのセレブに人気があったのに、GMが止めてしまったのは陰謀のせいだ…
ネットでこの映画についてふれているブログなどを見ると、判で押したように石油業界の圧力で、10年以上前にすでに実用的で人気があったEVを葬ってしまった、と納得しているものばかりです。そんなはずはない。ブログなどで語られているような内容なら、この映画の主張は全くのトンデモです。明らかに実用的でなかったからこそ消えたのです。
最近三菱が世界初のEV車の市販をするというので話題になっていますが、20年近く前のEV1はまともな電気自動車であったのでしょうか。高すぎて市販できずリースをしていたEV1は市販すると困るほど、100kmから200kmしか走れない、数年で電池の寿命がくる、何倍も値段が高いといったエンジン車ではありえない欠陥品だったはずです。
電気自動車が速く静かに走ることができるというのは当たり前です。慶応大のEliicaという8輪のスーパーEVは走行性能はすごいらしいです。小泉元首相が試乗して喜んでいた報道がありました。3000万円くらいで市販するそうです。Ellicaのような車は世の中にはあまり関係がありません。エコカーでも未来の車でもないです。
映画も見ていないし、EV1も見たことが無くても明らかで、EV1が実用的でなかったのは電池技術が未熟だったからです。EV1は当初鉛蓄電池、次にニッケル水素電池を積んでいました。この7月から市販されるという三菱のi MiEVは軽自動車がベースで、リチウム電池を積んでおり、460万円で、フル充電で100km程度の走行距離だそうです。他人の金で買うことが出来る法人、官庁で実験的に使うのは良いでしょうが、個人で使うには1/3以下のコストになるまでは無理でしょう。それも2台目、3台目の買い物用、近所用専用の車としてです。
電気自動車の技術はEV1以前からありましたが、エンジン自動車に対抗できるような実用的な電気自動車は、これまでにはありませんでした。三菱の電気自動車も大衆が買うようになるまでには10年以上かかると思います。石油業界の妨害など無くてもEV1が勝ち残るチャンスがなかったことは間違いないと思います。
トヨタのプリウスは新しい3代目もニッケル水素電池を使っています。リチウム電池の方がエネルギー密度が高く性能は高いのですが、ノートPCのバッテリーが発火事故を起こしたように製造、管理が難しく、自動車のような悪環境で使う場合にはまだ信頼性がよく分かっていないと想像するのですが、三菱は大丈夫でしょうか。
三菱のi MiEVは5年くらい先には量産効果で黒字にしたいそうです。補助金が140万も出て300万程度で買えるそうですが、300万の使いにくい軽自動車が売れるとは思えません。5年も持たずにあきらめるだろうと予想しておきたいと思います。140万の補助金は無駄遣いと思います。
プリウスは市販されるようになってから10年以上たちますが大きな問題もなくやってきました。これは本当に大変なことだと思いますね。十分な台数の製造ができて、今の価格で利益が出せるのなら、これから10年くらいは乗用車の市場はハイブリッド車中心になるのは間違いないと思います。
2009年6月12日金曜日
派遣労働規制
社民党や共産党が、現在3年派遣を続けたら正社員として雇用の義務が生じるのを1年に縮めるなど、派遣労働者を保護する法案を用意したという報道があった。
何か勘違いをしているとしか思えない。派遣労働者を雇っている企業は、派遣契約後に正社員にしたいと思っているわけではないので、3年間使えるなら3年間使い1年間しか使えないなら1年間使い、正規雇用の義務が生ずる前に契約解除ができるようにするだけである。正規雇用のコストは年金、保険、退職金、福利厚生と給与外のコストが大きく、給与も年功制で高くなっているので、正規雇用者と同程度の給与で使える派遣労働者を使うのである。
自分で人を雇うことを考えてみればわかる。昔労働組合の分会が専従事務員を雇っていた頃、正規雇用の事務職と同じ条件で雇用するという約束でやとっていた。5年やそこらならそれでもよかったがやめてくれないので20年とか長期になり、定期昇給で苦しくなるばかりか退職金の用意も必要となり数百名の組合ではとてもまかなえなくなった。労働者の権利を守る団体といっておいて、自分たちをまもるだけなのかと事務員には恨まれながら役員が値切って辞めてもらったことがある。だって若い事務員の何倍かのコストになっていたのですね。いまは契約職員と同じ条件で雇っているらしい。
社会党などの専従者とも、つぶれたときにそんなもめ方をしたのではなかったかな。あまりに単純すぎ、政権から遠いのも納得できる。もう少し考えてほしい。
何か勘違いをしているとしか思えない。派遣労働者を雇っている企業は、派遣契約後に正社員にしたいと思っているわけではないので、3年間使えるなら3年間使い1年間しか使えないなら1年間使い、正規雇用の義務が生ずる前に契約解除ができるようにするだけである。正規雇用のコストは年金、保険、退職金、福利厚生と給与外のコストが大きく、給与も年功制で高くなっているので、正規雇用者と同程度の給与で使える派遣労働者を使うのである。
自分で人を雇うことを考えてみればわかる。昔労働組合の分会が専従事務員を雇っていた頃、正規雇用の事務職と同じ条件で雇用するという約束でやとっていた。5年やそこらならそれでもよかったがやめてくれないので20年とか長期になり、定期昇給で苦しくなるばかりか退職金の用意も必要となり数百名の組合ではとてもまかなえなくなった。労働者の権利を守る団体といっておいて、自分たちをまもるだけなのかと事務員には恨まれながら役員が値切って辞めてもらったことがある。だって若い事務員の何倍かのコストになっていたのですね。いまは契約職員と同じ条件で雇っているらしい。
社会党などの専従者とも、つぶれたときにそんなもめ方をしたのではなかったかな。あまりに単純すぎ、政権から遠いのも納得できる。もう少し考えてほしい。
ロマンの問題か?
銀河鉄道の夜という宮沢賢治の名作童話があり、松本なんとか氏の銀河鉄道999という漫画がある。銀河鉄道999がロマンティックだという人が多いらしく、時々新聞などのメディアで町おこしなどで銀河鉄道、ロマンといったキーワードのニュースを見る。
汽車で宇宙をあっちこっち移動する、という考えについて行けない。自転車で空を飛ぶといった子供の夢と同じで純粋だ、ということなのであろうけれども、もう少し物理的にまともな設定で話を作ってくれないものか。純粋さを感じるより単純さを感じてしまいあほらしくなってしまう。宮沢賢治は科学者だったので、宇宙に線路も空気もないのは当然承知の上で子供にいいたいことがあったのか。
松本氏もそうかもしれないが、トンデモ宇宙戦艦漫画などもありユニークな人らしいので単なるとんちんかんな方なのでしょうかね。
汽車で宇宙をあっちこっち移動する、という考えについて行けない。自転車で空を飛ぶといった子供の夢と同じで純粋だ、ということなのであろうけれども、もう少し物理的にまともな設定で話を作ってくれないものか。純粋さを感じるより単純さを感じてしまいあほらしくなってしまう。宮沢賢治は科学者だったので、宇宙に線路も空気もないのは当然承知の上で子供にいいたいことがあったのか。
松本氏もそうかもしれないが、トンデモ宇宙戦艦漫画などもありユニークな人らしいので単なるとんちんかんな方なのでしょうかね。
2009年6月6日土曜日
Googleが世界を変えていく
Google ブックスを使うと、著作権が有効な書籍は、多くは数ページ、著作権が切れた古典であれば全体を見ることが出来る。Googleが著作者の団体、出版社に訴えられていた訴訟が和解し契約を結んだところで、日本の団体も同じ方向に向かっている。
Googleブックスは、大規模ないくつもの大学図書館の蔵書をディジタル化して提供している。当然この中には現在流通している書籍もあり、商品の価値が無くなるというので、著作者、出版社が猛烈な抗議をしていた分けである。これが和解したというのは、著作権が残っていたり、流通している書籍は著作権者が認めた分だけしか中身を見せないというもので、Googleは検索でヒットしたり、一部を見せることで、関心を持った読者に購買意欲を高めさせるサービスを提供するのである。
もちろん、著作権が残っていても絶版で再版の見込みがない書籍や、すでにコストを回収して公開したいと著作権者が希望すれば、全部を公開することも可能である。
日本では、いろいろな図書館などが、書誌情報のデータベースを構築してきて、キーワードなどを使って論文や書籍の存在、所在を知ることが出来るようになっているが、肝心の中身を見るためには、所蔵している大学まで出かけたり、コピーサービスを利用したりする必要があった。これは著作権者に遠慮してきたためで、中身をデータベース化するとか、無料で公開するという発想は誰も持っていなかったと思われる。Googleはあっさりこの壁を破ってしまった。
書籍というのは独特の価値を持つもので、著作権が切れたとたんに価値が無くなるものではないし、1000年たっても価値が残ったり、時代と共に価値が増すものもある。一部でしか必要とされないような書籍は、著者が広く普及したいと思っても手だてがなかった。それをGoogleが提供してくれるのはありがたい。一方、美術品とか工芸品としての価値を別にすると、その価値を担う中身は情報そのものであって、IT時代となって文字に置き換えたりPDFで何ページ分何MBとかの形になると、無料で何部でもコピーが可能となってしまった。
著作者や出版社は、ネット上に無料のニュースが飛び交っていて、有料購読者が激減して苦しんでいる新聞社と同じ質の重荷をしょっている。かつては、編集、印刷、流通、販売の手段を独占しているために安泰であったこれらの企業は、印刷から先のコストがネットの発達でほぼゼロになってしまい、編集の機能だけしか売るものがなくなってしまった。記者や小説家も無料でも発言したい大衆から大量に産まれており、本当のプロと大衆との境界が不鮮明になった。プロの著作者や出版社は、どのようにして素人と差別化していくかが問われることになる。
Googleブックスは、大規模ないくつもの大学図書館の蔵書をディジタル化して提供している。当然この中には現在流通している書籍もあり、商品の価値が無くなるというので、著作者、出版社が猛烈な抗議をしていた分けである。これが和解したというのは、著作権が残っていたり、流通している書籍は著作権者が認めた分だけしか中身を見せないというもので、Googleは検索でヒットしたり、一部を見せることで、関心を持った読者に購買意欲を高めさせるサービスを提供するのである。
もちろん、著作権が残っていても絶版で再版の見込みがない書籍や、すでにコストを回収して公開したいと著作権者が希望すれば、全部を公開することも可能である。
日本では、いろいろな図書館などが、書誌情報のデータベースを構築してきて、キーワードなどを使って論文や書籍の存在、所在を知ることが出来るようになっているが、肝心の中身を見るためには、所蔵している大学まで出かけたり、コピーサービスを利用したりする必要があった。これは著作権者に遠慮してきたためで、中身をデータベース化するとか、無料で公開するという発想は誰も持っていなかったと思われる。Googleはあっさりこの壁を破ってしまった。
書籍というのは独特の価値を持つもので、著作権が切れたとたんに価値が無くなるものではないし、1000年たっても価値が残ったり、時代と共に価値が増すものもある。一部でしか必要とされないような書籍は、著者が広く普及したいと思っても手だてがなかった。それをGoogleが提供してくれるのはありがたい。一方、美術品とか工芸品としての価値を別にすると、その価値を担う中身は情報そのものであって、IT時代となって文字に置き換えたりPDFで何ページ分何MBとかの形になると、無料で何部でもコピーが可能となってしまった。
著作者や出版社は、ネット上に無料のニュースが飛び交っていて、有料購読者が激減して苦しんでいる新聞社と同じ質の重荷をしょっている。かつては、編集、印刷、流通、販売の手段を独占しているために安泰であったこれらの企業は、印刷から先のコストがネットの発達でほぼゼロになってしまい、編集の機能だけしか売るものがなくなってしまった。記者や小説家も無料でも発言したい大衆から大量に産まれており、本当のプロと大衆との境界が不鮮明になった。プロの著作者や出版社は、どのようにして素人と差別化していくかが問われることになる。
20万分の1シームレス地質図DVD版
産総研地質調査総合センターでは、地質調査によって作成した地質図を順次GISデータとして公開している。日本の全域をカバーした統一凡例で編集されているのが20万分の1シームレス地質図である。
http://riodb02.ibase.aist.go.jp/db084/index.html
このページで、閲覧、ラスター画像データのダウンロードが出来る。閲覧はかなり遅い。ラスター画像は以前から公開されていた。一方、他のデータ等と合わせて利用できるベクタデータも、ダウンロードできると書いてあるが、具体的にどこからできるのか分からなかった。
最近DVD版が発行された(数値地質図G-16)ので、手軽にベクタデータとして利用できるようになった。とても使いやすくなってありがたい。収録されているデータは下記の通りであり、ラスターデータはJPGで、ベクタデータはAI(Adobe Ilustrator)とESRI Shape形式とTNT MIPS用RVC形式である。
Disc A
解説 (HTML形式)
Read me (TXT形式)
全国 基本版 (SHP形式)
全国 詳細版 (SHP形式)
地域 基本版 (SHP形式)
地域 詳細版 (SHP形式)
都道府県 基本版 (SHP形式)
都道府県 詳細版 (SHP形式)
20万分の1区画 基本版 (SHP形式)
20万分の1区画 詳細版 (SHP形式)
凡例表 基本版 (XLS形式)
凡例表 詳細版 (XLS形式)
Disc B
解説 (HTML形式)
全国 基本版 (RVC形式)
全国 詳細版 (RVC形式)
地域 基本版 (RVC形式)
地域 詳細版 (RVC形式)
都道府県 基本版 (RVC形式)
都道府県 詳細版 (RVC形式)
20万分の1区画 基本版 (RVC形式)
20万分の1区画 詳細版 (RVC形式)
20万分の1区画 基本版 (AI形式)
20万分の1区画 詳細版 (AI形式)
凡例表 基本版 (AI形式)
凡例表 詳細版 (AI形式)
20万分の1区画 基本版 (JPG形式, Raster Dataset)
20万分の1区画 詳細版 (JPG形式, Raster Dataset)
凡例表 基本版 (JPG形式)
凡例表 詳細版 (JPG形式)
フライトシュミレータ (SIM, MPEG, DV形式) 関東・中部地域を例に作成した動画ファイル
地質図として眺めたり、自分のデータをプロットするという程度の用途には、jpgが便利だし、自分でも調査をしたりして、地質図をより詳しくするとかで利用するにはIllustoratorファイルが便利。
GISのデータとして利用するには、SHAPE、RVCがあるが、RVC形式のデータをフリーのビュアーのTNTAtlasで表示しようとしたが、ポリゴンは描画されるが、属性情報が取り込まれているのかどうかよく分からなかった。
SHAPEファイルはESRIのArcGIS等の形式で、*.lyrファイルもあるので、ArcMapやArcViewが使える環境では、*.SHPと*.lyrを関係づけることで、オリジナルの地質図と同じものを使うことが出来る。
一方、QuantumGISでSHAPEを取り込んで表示を試みた。凡例の色のデータは、属性テーブルにRGBの値が記録されているので、手間を惜しまなければArcMapと同じように表示できる。しかし、凡例が200近くあるので、それぞれの色を指定するのが大変である。途中までやってあきらめたが、QGISではこのような表示用のパラメータをqmlというXGLのファイルとして利用できるので、エディタを使って編集すれば多少効率的かもしれない。ArcGIS等の*.lyrファイルはくせもので、他のシステムに情報を移転するのはかなり難しいらしく、検索してみても適当な方法が見あたらなかった。
貼り付けた図は、ArcGISv.9.2で表示した関東地方の地質図。
2009年6月2日火曜日
カリフォルニアのLiDAR 地形データ
以前アメリカのGeonのニュースレターにカリフォルニアの断層地帯のレーダー測地データの公開を紹介しました。mironeでArcInfoのバイナリファイル形式のデータを表示してみました。
opentopography.org/kml
上記サイトに行くと、上のkmlファイル(の圧縮されたkmz)をよべるリンクをクリックしてファイルを開くとすると、GoogleEarthが開いてデータを表示できます。
下のリンクからはGoogleEarthで黄色のタイルで示される小区画ごとのArcバイナリ(adfフォーマット)のDEMデータをダウンロードできます。
adfフォーマットのファイルはFWToolsでは、次のようにgdal_translateを使って、GMTのgrdフォーマットに変更できます。
gdal_translate -of GMT w001001.adf w001001.grd
adfフォーマットのデータはmironeでもFWtoolsのOpenEVでも表示できます。
画像はmironeで表示した例です。FileメニューのOpen Grid/ImageからArc/Info Binary Gridを選択して、ファイルを選ぶと、とりあえずデフォルトの色づけで表示されます。
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